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家庭用デシカの普及を防げるのは

  • ユウキ
  • 2013/12/29 11:40

 デシカを導入してとりあえず気づいたことを書き連ねただけですので、調整をしっかりやればもう少し改善できるのかもしれません。

 導入にあたって考えさせられることがあります。それはデシカを含めたセントラル空調システムの普及を防げるものは何かということ。uno様のブログでは「最適なダクト配置の出来る設計士がいない」ことが普及しない大きな原因だと述べられていました。

 ですが今回の拙宅では基本的なダクト配置は素人である私が考えました。最も完全な素人というわけではなく、研究施設の建替えでユーティリティ設置スペースの大切さをいやというほど味わったため、ダクトや上下水道、ガス管のメンテナンスがやりやすいことを前提条件として間取りや配置を考えましたし、関連して建築基準法や告示、N値計算や耐力壁の四分割法計算なども半年ほどのやっつけ勉強をしました。

 その程度の知識で原案設計をして感じるのは、建築士がちゃんと勉強し、何軒か実地をみればダクト設計そのものは慣れてくるのではないかということ。uno様が散々ブログで書いた基本事項を守った上で建物2Fの中央〜北側にダクトスペースを配置し、梁セイを抑え、台所、トイレ、廊下の天井高を2200mmに抑えれば大体は上手く収まります。どうしても収まらないというときはIジョイストやギャングネールを使用すれば問題は起きにくいはず。

 むしろ問題となるのはセントラル空調システムの心臓部である1,2F分岐チャンバーと各SAダクト分岐チャンバーがダイキンから市販されておらずオリエンタル冷熱しか入手・施工できないということ。ダクトの施工そのものはビルダーで可能ですが、システムの性能を左右する肝心の分岐チャンバーが入手できなければ、普及することはありえません。

 セントラル空調システムが普及するには分岐チャンバーが日本全国で確実に入手できるようになり、各ビルダーで施工できるようにならことが必須条件であると思います。できればオリエンタルのパテントをダイキンが買い上げ、ダイキンがデシカ、エアコンと共にチャンバーをセットで販売してくれれば問題が解決するのですが・・・

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コメント

    • 1.分岐チャンバー    uno
    • 2013/12/29 14:06


    ご指摘のとおり、私も分岐チャンバーが不可欠と思います。

    換気だけのシステムでは、一条工務店が《ロスガード90》の分岐チャンバーを開発し、セットで3尺角の押入れ空間の上部に収めて、消音ダクトも開発して完全に必要換気量を各室へ供給しています。
    ところが、各メーカーの持っているのは小屋裏で適当な量しか絞れない2分岐か4分岐のチャンバーのみ。 正直言って泣きたくなります。
    この最大の原因は、大手メーカーが本気で優れた分岐チャンバーを求めておらず、住宅の売り文句になっていない。 このため、換気各社も本気で住宅のことを考えていない。 

    同じことで、セントラル空調換気のチャンバーも開発してくれない。 10年くらい前になりますか、オリエンタル社が独自に開発してくれ、以来 安心して発注しています。 これを、ダイキンが買い上げたところで安いもの。 
    大きな家だと1階と2階に分岐チャンバーを置けば良い。 ただ、置く場所は狭い天井裏では絶対にダメ。 押入れの下部など、調節できる場を設計段階で分かっている設計士が捻出する必要があります。
     
    それが出来る設計士は、片手で数えるほどしかいないのが現実。

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