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PRSProのノイズレベルの設定についてお伺いします。私は標準の-28で録音しているのですが、別グループの方から-36とか-38位のほうが良いという話を聞きました。どういう違いがあるのかよく分からないのですが、皆さんはどのくらいで録音していますか?また使い分けの仕方とか教えていただけると助かります。よろしくお願いいたします。
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白田由美 様 私の部屋では、-48dBとして作業しています。 理由:平均音圧 -20dB ピークレベル -10dB 程度になるようマイク入力を設定したとき、部屋の暗騒音レベルが -55〜-60dB のため、録音設定の「ノイズレベル」を低くしても、フレーズ分割できるためです。 録音する環境の暗騒音レベル値より、録音設定画面での「ノイズレベル」を高くしないと、フレーズを細かに分割してくれません。 1フレーズが長すぎると、利用される方が聴き直しのために前後移動するときに不便と思います。 音声訳作業時には、1フレーズが長いと校正者から指摘箇所のフレーズを指定し難いとも言われます。 新人研修の時、数人が部屋のあちらこちらで作業する場合など、暗騒音レベルが高く、-28dB では、満足なフレーズ分割ができません。 暗騒音レベルが -28dB より高い環境では、録音されたものを聞くと、周りの雑音が大きすぎてきれいに聞こえません。 私たちのグループでは、「録音設定」画面でノイズレベル -28dB 以下で設定できるように努力しています。
たけだ様 早速ご回答頂いてありがとうございます。とても勉強になりました。暗騒音レベルという言葉は知りませんでしたので調べましたら、バックグラウンドノイズということなのですね。おっしゃることはよく分かります。ノイズレベルの設定は暗騒音レベル値より高くしないといけないということですね。私も経験があります。更にその先が分からないのですが、私は暗騒音レベルが-40dBより少し下の当たりで、ノイズレベルは標準の-28の設定で録音しています。でもたけださんはより下のノイズレベルの設定(-48とか)を心掛けていらっしゃる。それは何故なのでしょうか?フレーズが切れる切れないということではなくて別のところに理由があるからですよね。それが分からなくて…?ご教示いただければ有り難いです。
>>2 白田 様 鋭い指摘恐れ入ります。 私が、「ノイズレベル」を意識的に低く設定しているのは、読み癖によるトラブル回避のためです。 音訳者一人ひとりで、対応が変わってくると思います。 私の場合、サ行、タ行などで始まる音がフレーズの頭にあると、「ノイズレベル」を高めに設定してとき 子音の「S」「T」 が、まえのフレーズの末尾に「無音」と判定されて付いて、フレーズ分割されることが間々ありました。 これに気づかずに、後ろのフレーズを修正フレーズと入れ替えると、「ノイズ」として再修正する羽目になってしまいます。 たぶんソフトの設計上、ある時間(百分の数秒??)の平均音圧レベルが、録音設定での「ノイズレベル」を下回った場合、そこを「無音」と判定しているのだと思います。
>>3 たけだ様 ご説明ありがとうございます。そういうことがあるんですね。私は今まで全く意識していませんでしたので、今後はその辺も気を付けて吹き込みをしていきたいと思います。いろいろ勉強になりました。
大阪の福井です。 まず念のための確認ですが、「ノイズレベル」を低く設定したからといってノイズの少ない綺麗な録音になるわけではありません。「ノイズレベル」とは、ソフトウェアがフレーズを自動分割していくときに基準とする音圧レベルですから。 そこで、白田さん、これまでノイズレベルを-28dBで録音してきて、フレーズの切れ方はどうでしたか? もし、フレーズの切れ方に不満がない、ご自分の思う所でおおむねうまく切ってくれていると感じておられるのなら、わざわざノイズレベルの設定をいじる必要はないと思います。 もし、たけださんがご指摘の、語頭の[s]などの子音が前のフレーズの末尾にくっ付いてしまう現象がよく起こってお困りということであれば、ノイズレベルの設定値を下げることで改善するかもしれません。ただし、ノイズレベルを低く設定すると、一般的にフレーズが切れにくくなりますので、兼ね合いの判断が必要です。 フレーズの切れ方については、「フレーズポーズ時間」の設定や、録音音量そのものも関係しますので、これらの値を、それぞれの読み手や録音環境に適した値にする必要があるでしょう。 もう一つ大事なことは、語頭の子音が前のフレーズの末尾にくっ付いてしまう現象は、ソフトウェアの性能の面から、ゼロにはできないということです。ノイズレベルなどの設定を適性にすることで頻度は減らせますが、それでも時折起こってしまうということ。それを過度に気にして、必死にチェックをかけ、見つけた所は全て修正しなければと考えることはありません。 フレーズの切れ方で特に注意すべきは、各セクションの先頭、目次や索引の項目など、そして修正で一部のフレーズを入れ替えるようなときですね。 それ以外は、“そこそこ”望ましく切れていればよしとすべきです。プレイヤーの送り戻し移動(フレーズ移動)で、語頭の[s]がちょっと切れていたってきっと気づきません。また、送り戻しで文の途中の変なところから再生が始まったとしても、実はたいして困らないと思うのです。
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白田由美 様
私の部屋では、-48dBとして作業しています。
理由:平均音圧 -20dB ピークレベル -10dB 程度になるようマイク入力を設定したとき、部屋の暗騒音レベルが -55〜-60dB のため、録音設定の「ノイズレベル」を低くしても、フレーズ分割できるためです。
録音する環境の暗騒音レベル値より、録音設定画面での「ノイズレベル」を高くしないと、フレーズを細かに分割してくれません。
1フレーズが長すぎると、利用される方が聴き直しのために前後移動するときに不便と思います。
音声訳作業時には、1フレーズが長いと校正者から指摘箇所のフレーズを指定し難いとも言われます。
新人研修の時、数人が部屋のあちらこちらで作業する場合など、暗騒音レベルが高く、-28dB では、満足なフレーズ分割ができません。
暗騒音レベルが -28dB より高い環境では、録音されたものを聞くと、周りの雑音が大きすぎてきれいに聞こえません。
私たちのグループでは、「録音設定」画面でノイズレベル -28dB 以下で設定できるように努力しています。
たけだ様
早速ご回答頂いてありがとうございます。とても勉強になりました。暗騒音レベルという言葉は知りませんでしたので調べましたら、バックグラウンドノイズということなのですね。おっしゃることはよく分かります。ノイズレベルの設定は暗騒音レベル値より高くしないといけないということですね。私も経験があります。更にその先が分からないのですが、私は暗騒音レベルが-40dBより少し下の当たりで、ノイズレベルは標準の-28の設定で録音しています。でもたけださんはより下のノイズレベルの設定(-48とか)を心掛けていらっしゃる。それは何故なのでしょうか?フレーズが切れる切れないということではなくて別のところに理由があるからですよね。それが分からなくて…?ご教示いただければ有り難いです。
>>2 白田 様
鋭い指摘恐れ入ります。
私が、「ノイズレベル」を意識的に低く設定しているのは、読み癖によるトラブル回避のためです。
音訳者一人ひとりで、対応が変わってくると思います。
私の場合、サ行、タ行などで始まる音がフレーズの頭にあると、「ノイズレベル」を高めに設定してとき
子音の「S」「T」
が、まえのフレーズの末尾に「無音」と判定されて付いて、フレーズ分割されることが間々ありました。
これに気づかずに、後ろのフレーズを修正フレーズと入れ替えると、「ノイズ」として再修正する羽目になってしまいます。
たぶんソフトの設計上、ある時間(百分の数秒??)の平均音圧レベルが、録音設定での「ノイズレベル」を下回った場合、そこを「無音」と判定しているのだと思います。
>>3 たけだ様
ご説明ありがとうございます。そういうことがあるんですね。私は今まで全く意識していませんでしたので、今後はその辺も気を付けて吹き込みをしていきたいと思います。いろいろ勉強になりました。
大阪の福井です。
まず念のための確認ですが、「ノイズレベル」を低く設定したからといってノイズの少ない綺麗な録音になるわけではありません。「ノイズレベル」とは、ソフトウェアがフレーズを自動分割していくときに基準とする音圧レベルですから。
そこで、白田さん、これまでノイズレベルを-28dBで録音してきて、フレーズの切れ方はどうでしたか?
もし、フレーズの切れ方に不満がない、ご自分の思う所でおおむねうまく切ってくれていると感じておられるのなら、わざわざノイズレベルの設定をいじる必要はないと思います。
もし、たけださんがご指摘の、語頭の[s]などの子音が前のフレーズの末尾にくっ付いてしまう現象がよく起こってお困りということであれば、ノイズレベルの設定値を下げることで改善するかもしれません。ただし、ノイズレベルを低く設定すると、一般的にフレーズが切れにくくなりますので、兼ね合いの判断が必要です。
フレーズの切れ方については、「フレーズポーズ時間」の設定や、録音音量そのものも関係しますので、これらの値を、それぞれの読み手や録音環境に適した値にする必要があるでしょう。
もう一つ大事なことは、語頭の子音が前のフレーズの末尾にくっ付いてしまう現象は、ソフトウェアの性能の面から、ゼロにはできないということです。ノイズレベルなどの設定を適性にすることで頻度は減らせますが、それでも時折起こってしまうということ。それを過度に気にして、必死にチェックをかけ、見つけた所は全て修正しなければと考えることはありません。
フレーズの切れ方で特に注意すべきは、各セクションの先頭、目次や索引の項目など、そして修正で一部のフレーズを入れ替えるようなときですね。
それ以外は、“そこそこ”望ましく切れていればよしとすべきです。プレイヤーの送り戻し移動(フレーズ移動)で、語頭の[s]がちょっと切れていたってきっと気づきません。また、送り戻しで文の途中の変なところから再生が始まったとしても、実はたいして困らないと思うのです。