こんにちは、「水の家系」を継ぐ、正統の陰陽師
第27代・安倍成道です。
私の知人Kさん(女性・20代・会社員)が、幼なじみのSさん(女性・20代・会社員)と一緒に泊まった、都内のあるホテル601号室(仮)での出来事です。
パウダールームで、自分の後ろを横切ってバスルームに入る男性の霊を、鏡を通して見てしまったSさん。
当所、部屋に入ったときに感じた嫌な予感が的中してしまったわけですが、久しぶりの再会に心を躍らせているKさんに対して、それを告げることができなかったと、Kさんに語ったそうです。
その後、大好きなミュージシャンのコンサートを観ることで気分が高揚し、しばしの間はそのことを頭の片隅に追いやっていたSさんですが、ホテルに帰る時間が近づくにつれて思い出され、憂鬱になったとKさんに話したというのです。
「あの部屋に泊まるのは嫌……」
と怖がるSさんのことを、Kさんは気の毒になりましたし、そんな話を聞かされてしまっては、自分としても601号室で一晩過ごす気にはなりません。
部屋を交換してもらうよう交渉しようとSさんに提案し、頷く彼女の手をとって、励ますようにしてホテルに帰ったそうです。
さて、ホテルについた二人は、すぐにフロントに行きましたが、ちょうど団体客が到着したタイミングだったようで、フロントが混み合っていました。
観光客の列の最後尾に並びながら二人で話し合った結果、部屋を変えてもらうにしても、まず自分たちの荷物だけはまとめてしまおうということになり、いったん部屋に戻ることにしました。
部屋に入るのは怖かったものの、備え付けの家具やパウダールームなど、部屋のあちこちに私物を置いてきたため、それらを自分自身で一度まとめたいと思ったのでした。
エレベータに乗って6階のボタンを押したKさん。横で緊張したように佇むSさんを見て、気の毒に思いました。
Kさんは以前から、自分は霊的なことに鈍感だと思っています。
実際にこの日も601号室で嫌な雰囲気など感じませんでした。
ですが、もし自分がSさんのように霊の姿を実際に見てしまったら、きっとSさん以上に取り乱しているのではないか思ったのだそうです。
せっかく久しぶりに再会したSさんの笑顔を早く取り戻してあげたい……。
そう考えていると、ふとあることを思いだしました。
6階に着いてエレベータを降りるなり、Kさんは言いました。
「先に部屋でやりたいことがあるから、後から入ってきて」。
そう告げると、心配そうな顔でKさんを見つめるSさんをおいて、Kさんは廊下を走りだしました。そして先に601号室に入ると、Kさんは気合を入れて両方の手の平を思いっきり打ち合わせ、音を鳴らしました。
次にベッドルームに行って1回、そしてバスルールに行って1回、同じように拍手(かしわで)を打ちました。
前回のブログの冒頭で、Kさんが"おまじない"と言ったのはこのことです。
霊はこの拍手の音を嫌います。
聞くと嫌がって、実際に遠ざかっていきます。
私が以前そんな話をしたことを、Kさんはこのとき思いだし、実行したのでした。
さて、拍手を終えたKさんはドアを開け、廊下で立って待っていたSさんを室内に招き入れました。
「私にはわからないけど、やっぱり気持ち悪い? 今も何か感じるようだったら、すぐに荷物をまとめてフロントに行こう」
Kさんがそう言うと、Sさんは何かを探るような眼をしてベッドルームを歩きまわりました。そして、パウダールーム兼バスルームのドアを開け、じっと中を見つめます。
拍手を打ってみたものの、本当に効果があると信じ切っていなかったKさんが、自分のキャリアバックを出し、荷物を整理しようと準備を始めようとしていると、ふいにSさんが振り返り、こう言ったそうです。
「なんかこの部屋、さっきと雰囲気が変わった。もう大丈夫みたい」
Kさんの拍手は実際に効果があったのでした。
少し長くなったので、今回はいったんここで終わります。
次回は拍手以外の、「霊が嫌って遠ざかっていくもの」をいくつかご紹介したいと思います。
それでは、また。このブログでお会いしましょう。
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