メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

プリペイドカード詐欺で注意喚起

「DMM.com」かたる架空業者

 「DMM.com」をかたる架空業者が、有料動画サイトの未払い料金などの名目で、消費者からプリペイドカード式の電子マネーをだまし取る被害が相次いでいるとして、消費者庁は18日、消費者安全法に基づき、注意を呼びかけた。

     同庁によると、DMMをかたる業者は、携帯電話利用者に「有料動画の閲覧履歴があり登録解除の連絡をしないと法的措置に移行する」などのショートメッセージを送信。連絡してきた人にプリペイドカード式の電子マネーを購入させ、カードのID番号を聞き出し、電子マネーを現金化してだましとるという。

     同庁には昨年5月〜12月に、この業者に関する相談が2067件寄せられ、このうち77件は実際に電子マネーをだましとられていた。被害総額は約2650万円。1人当たりの最高支払額は約600万円に上る。

     動画配信サービスを提供する同名の企業は存在するが、ショートメッセージで料金請求することはなく、この業者とは無関係という。同庁は「メッセージには絶対に応じず、不審な点があれば消費者ホットライン188や警察に相談を」と呼びかけている。【塩田彩】

    あわせて読みたい

    制限なく記事をお読みいただく方法はこちら

    毎日新聞のアカウント

    のマークについて

    話題の記事

    編集部のオススメ記事