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本日のデイリースポーツ

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  • からす
  • 投稿日:2016/01/16 21:21



 もうね、さすが「デイリー」ですね。こうなると。

 世間で何が起ころうが、雨が降っても槍が降ろうが、阪神タイガース。

 タイガースがあれば、それでいい。

 すがすがしいです、はい。

  • 1.みなみ
  • 投稿日:2016/01/17 17:47

スポニチとニッカンが「SMAP解散!」をブチあげたアノ日。
サンスポは、ドライチの高山、デイリーが福原の、ともに苦肉の「ヒマネタ」の一面でした。
ところが、駅売り部数のトップだったのは、意外にもサンスポでした。
どこまで、タイガースが好きやねん!
とゆーか、SMAPファンの女性はスポーツ新聞などハナから買わないのか、それとも真夜中から早朝にかけて、SNSですでに知れ渡っていたからか?

からすさん、いま『野坂昭如コレクション』(国書刊行会刊)という傑作選を読んでいます。
その解説によると、滝田ゆうとのコラボレーションの舞台は『小説新潮』だったようです。
『滝田ゆう怨歌劇場』に収められているそうです。

今年も「1・17ひょうごメモリアルウォーク」に参加してきました。
「震災の記憶を風化させるな!」なんて、ほとんど脳裏になく、たんに淡々と歩くのが、けっこう好きなんです。
でも、さすがに東公園では、ジーンときてしまいました。

  • 2.からす
  • 投稿日:2016/01/18 19:34



> スポニチとニッカンが「SMAP解散!」をブチあげたアノ日。

 正直言うて、「SMAP解散」が、それほどのオオゴトとは、なかなか認識できません。

 「ビートルズ解散」は、確かにめちゃインパクトのある事件でしたけど、それに比べたら、極東のいち些末事じゃ……? などと、どーしても思ってしまって。

 そーいえば、「尾崎豊自殺」の報に接した時も、「誰? それ?」なのだった。

 それにつけても、「デイリー」の姿勢は、すがすがしくて「よろしい!」と思うのでした。


> からすさん、いま『野坂昭如コレクション』(国書刊行会刊)という傑作選を読んでいます。
> その解説によると、滝田ゆうとのコラボレーションの舞台は『小説新潮』だったようです。
> 『滝田ゆう怨歌劇場』に収められているそうです。

 へへへ、実は画像のとおり、買ってしまったのでした。
 講談社文庫です。

 今回のメルマガで触れたから、なのですが、あの原稿は記憶で書いたので、確かめるためにアマゾンで取り寄せました。
 やっぱ、記憶のとおり、「火垂るの墓」は、ジブリよりも滝田ゆうハンの方が、より原作の空気を伝えています。

 ただ、初出は、「小説新潮」ではなく「小説現代」だったようで、おそらく「野坂全集」の記載は誤りです。
 記憶が曖昧だったので、メルマガでは「月刊文芸誌」としたのですが、この文庫版にも「初出・『小説現代』」とありますし、わしの記憶でも、確か「小説現代」でした。

> 今年も「1・17ひょうごメモリアルウォーク」に参加してきました。
> 「震災の記憶を風化させるな!」なんて、ほとんど脳裏になく、たんに淡々と歩くのが、けっこう好きなんです。
> でも、さすがに東公園では、ジーンときてしまいました。

 わしも、近頃はやみくもに歩いております。

  • 3.みなみ
  • 投稿日:2016/01/18 21:26

『〜怨歌劇場』の書影を見せてもらって、わたしも滝田ゆうの文庫をもっていたはずと思い出しました。
たしか複数の作家の原作を描いたものだと思います。
週末にでも本箱をゴソゴソやってみます。
処分していなければ見つかるはずです。
ネット検索すれば、即座に書名など詳細なデータがわかるはずなのですが、おっちゃんになると、意固地になって、へーんだ!間違っていようが、自前の記憶で十分だーい!と、昨今ますますそんな気分なんです。
あーあ、オヤジってイヤだなあ。

昨年、夙川河口の回生病院取り壊しにあたって、野坂昭如さんは朝日新聞の阪神面に、おそらく夫人の口述筆記と思われますが、寄稿されていました。
さすが!と感動したのは、記事に添えられた近影でした。
フツー、若くて元気なころの写真で、お茶をにごすでしょ。
なのに野坂昭如さんは、あきらかにリハビリ中の写真を選ばれていたのですよ。
なかなかできることではないと思います。
焼け跡闇市派の矜持と、胸をうたれました。

  • 4.からす
  • 投稿日:2016/01/18 22:30

 「夙川河口の回生病院」、初めて目にしたのは、30年くらい前。

 何の気なしに阪急夙川から夙川公園を河口に下っていって、海に出たところであの病院が見えて、あれ?ひょっとしてあの病院って、あの小説に出てきた……?

 と感動したのでした。

 あれは確か、筑摩書房から出ていた雑誌「終末から」だったと思うのですが、赤瀬川原平の連載の中で「偽新聞」というのがあって、その「偽『朝日新聞』」にあった一面トップ記事。

 「野坂昭如氏東京都知事に」

 「初の焼け跡闇市都政実現」

 これには、大笑いさせてもらいました。

 ところで、甲子園球場24号門近くの外壁に、蔦に混じってヤマイモの蔓を見つけました。
 甲子園球場には、ヤマイモも育ちつつあるようです。

 果たして戦時中……野坂兄妹が夙川河口で水浴びしてたころ……球場の内外屋が畑にされた時代に植えられたものなのでしょうか?
 だとしたら、今や巨大な芋が、あのグランドの下に育っているかもしれません。

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2015年末の本は漫画がない

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  • からす
  • 投稿日:2016/01/02 16:04

 明けましておめでとうございます。

 みなみさん、野坂昭如の訃報には、わしもびっくりしました。
 なんせ焼け跡闇市派だから、ヨイヨイになってもしぶとく生き続けると思ってた。
 その点は水木しげるも同様。

 この二人、神戸および阪神という共通項とともに、みずからの戦争体験にこだわり続けたというのも共通してますね。
 実は、水木しげるは、野坂昭如の小説の漫画化なども手掛けておるのですね。

 小牧さん、司馬遼、すごいです、確かに。
 ことに幕末ものなど読むと、「なんでこいつが生き残って、こいつが死んでんだ…逆なら歴史も……」と思うこと度々であります。

 12月の本は7冊。

『三月の招待状』角田光代(集英社文庫)
『ロック母』角田光代(講談社文庫)
『あしたはうんと遠くへいこう』角田光代(角川文庫)
『キッドナップ・ツアー』角田光代(新潮文庫)
『勇者たちへの伝言 〜いつの日か来た道〜』増田実(ハルキ文庫)
『龍馬の妻』阿井景子(ちくま文庫)
『刑事長(デカチョウ)』姉小路祐(講談社文庫)

  • 1.からす
  • 投稿日:2016/01/03 10:33

 相変わらずの角田光代月間でもあった12月。
 今回の4冊も、ともに「イタイ」人々が「これでもか」と描かれていた。
 でも、実際に「いるいる、こういう人」という実在感もまた角田光代なのだった。
 『キッドナップ・ツアー』のダメダメ親父など、もし自分に子供がいたらば、「こういう父親になったんでは…?」と、思わず身震いしてしまったのだった。

 『龍馬の妻』は、かつて三谷幸喜の脚本で、芝居→映画化された、そのタネ本かな?
 もしも龍馬が死なずに明治以後も存命だったら、この人もまた「あさが来た」みたいになったのかな?

 『勇者たちへの伝言』は、谷口ジローの『遥かな町へ』と同じく、中年になった男が、ふとした記憶の隙間からタイムスリップ、忘れていた少年時代を追体験するお話。
 なのだが、そのキーとなる場所が、阪急ブレーブスが試合をやってる「阪急西宮球場」なのだった。
 「西宮小説」と言えるかもしれない。
 著者が阪急電車で移動中、「西宮北口」という車内アナウンスが「いつの日か来た道」と聞こえたのが、この小説のきっかけだったんだそうだ。

 「刑事長」は、百円棚からテキトーに抜き出して買った本なのだが、なんだかひどく懐かしいというか、ノスタルジックな感じがして、「なに?」と考えたらば、その昔によく暇つぶしに貸本屋で借りていた「新書ノベルス」の臭いだと気づいた。
 巻末を見るとはたして、元は「講談社ノベルス」だった。
 ミステリーのはずなのに、最初におこった事件が最後まで未解決、というテキトー加減がまたノスタルジック。

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12月の

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  • 小牧
  • 投稿日:2015/12/31 23:55

司馬遼太郎全集19 峠(一) 司馬遼太郎 文藝春秋
司馬遼太郎全集20 峠(二) 司馬遼太郎 文藝春秋
ゼロ以下の死 C・J・ボックス 野口百合子 講談社文庫
司馬遼太郎全集35 翔ぶが如く(一) 司馬遼太郎 文藝春秋
山の本 2015冬 No94 白山書房

  • 1.小牧
  • 投稿日:2015/12/31 23:56

なぜ山へ行くのか。山が来ないからだ。

鈴鹿の釈迦ケ岳に登ろうとしたが、あえなく敗退した。

典型的な冬型の気圧配置で、濃尾平野は晴れているのだが、山の登り口は小雨が降っていた。

ここにも、2年前に入山して、帰って来ないという名古屋の64歳の男性の情報求むのポスターが貼ってあった。

傘をさして歩き始める。

朝明溪谷の川に沿って登っていく。

ぴゅー、という鳴き声が聞こえ、鳥の声にしては大きい。

鹿だった。

こちらを見ている。

くるりと反転して白い尻を見せて逃げていった。

羽鳥峰峠に着くと、吹雪いていた。

強風で傘がくしゃくしゃになった。

稜線の向こうは日本海側の天気なのだ。

峠の右上に小ピークがある。

薄く雪を被ったざらざらした斜面を登り、ピークに辿りつく。

羽鳥峰山823mだ。

ブルジュ・ハリファ828mに負けてる。

そこまで行って、これ以上吹雪の中進んでも、ろくなことはないと、釈迦ケ岳登頂を断念、また来ればいいさ。

山は来ないが、逃げることもない。

  • 2.小牧
  • 投稿日:2015/12/31 23:58

峠』先月船戸さんの『新・雨月 戊辰戦役朧夜話』を読んで、河井継之助という人物に興味を持ち、司馬遼太郎が河井継之助を主人公にした『峠』を書いていると知って、読んだ。
当時最新鋭の武器、ガトリング砲を手に入れて興奮するさまが印象的だった。

『ゼロ以下の死』猟区管理官ジョー・ピケットシリーズ。
これは必読、もちろん期待は裏切られません。

『翔ぶが如く(一)』『峠』に続いて、西郷隆盛の話も読みたくなってしまった。
『竜馬が行く』などと違って、小説っぽくない。
しかし司馬遼太郎、すごいなあ。よく調べたなあ、と圧倒されながら読んでます。

というわけで、今年もこちらでいろいろ遊ばせてもらって、ありがとうございました。

来年もよろしくです。

皆様、よいお年を。

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師走に読んだのは3冊きりでした。

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  • みなみ
  • 投稿日:2015/12/31 09:23

『犬の心臓・運命の卵』ミハイル・ブルガーコフ(岩波文庫)
もちろん、2作とも当時のソ連の政治体制への批判がこめられているのだけど、『犬の心臓』は「怪奇大作戦」風、かたや『運命の卵』は「ウルトラQ」風の怪獣ストーリーでありました。

『死のドレスを花婿に』ピエール・ルメートル(文春文庫)
こういう作品を「イヤミス」というのだろうか。
とにかく「犯人」がヒロインをおとしいれるワナの数々が、愚劣で陰湿で、不快きわまりない。
読み手をそんな気分にさせるのは、ミステリとしては成功なのだろうけど。

『乱離骨灰鬼胎草』野坂昭如(福武文庫)
なにか読み返したくなって、作者50代の短編集を本棚からひっぱりだしました。1986年5月刊。
「らんりこつぱいおにばらみ」と読ませる表題作は、歴史奇譚と見せかけて、ナント原発小説!
戦時中の強制連行を題材した作品もあります。
すべての作品に、死のカゲが色濃くただよっている。
焼け跡闇市派は、戦争が「日常」で、戦後が「非日常」だったと、いまさらながらに感じました。
野坂昭如は、西宮に縁があって、『火垂るの墓』の回生病院(今年7月取り壊し!)にとどまらず、震災前まで夙川にあった喫茶店『ラ・パボーニ』には、たびたび顔をだしていたようです。
この短編集、どこかの文庫で復刊すればイイのに。

では、どちらさまも、つつがなく越年なさいますように!

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新刊ラッシュ

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  • えいみ
  • 投稿日:2015/12/26 21:54

ドン・ウィンズロウの新作が2冊同時発売なんですか?

(「報復」「失踪」)

ミレニアム4も出たし、来月にはサラ・ウォーターズもヘニング・マンケルも発売になるし。

しかもいまの職場は翻訳小説なかなか買ってくれないし。

全部自分で買っていると破産。

  • 1.小牧
  • 投稿日:2015/12/27 23:46

『ミレニアム』の続編?

スティーグ・ラーソンがリスベットのように甦ったのか?

書店で見たら、別の作家が書いていたのだった。

ドン・ウィンズロウの2冊も出ていたねえ。

とりあえず、私も破産しそうなので、

新刊で買うのはヘニング・マンケルだけにします。

ほかは来年の「このミス」を見てから読むかどうか決めよう。

船戸与一さんの『満州国演義4』の解説は高山文彦だった。

高野秀行は書かないのかな。

  • 2.えいみ
  • 投稿日:2015/12/29 18:18

>>1

私もとりあえずヘニング・マンケルだけは買うつもりですが、しばらくまってネットで中古を買うかも、という貧乏っぷりです。
出版業界になんら貢献していないなー。

ただいま年末年始休暇中。3日まで。4日から登館拒否になりそうだ。
で、いまはやっとマイクル・コナリー「判決破棄」を読んでいる、遅れているワタクシ。


皆様、よいお年を。

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