物語というのは嫌いだ。
扱いが良い人と悪い人が出てくるのだ。
そんなことを言うと、それはライトノベルだけだと言い張る人間がいる。
早稲田の容姿のいい女は生きている時、非常に良い扱いをされていた。
大学でも皆セックスしたくて付いてきてくれただろうし、鏡を見てあまり嫌な気持ちにもならなかっただろう。
超一流企業に内定を貰っていたので、おそらく容姿よく丸の内を闊歩したはずなのだろう。
福利厚生、産休育休バッチリだろうから、勝ち組妊婦として社会の中でとても、とても大切にされるはずだったのだろう。
万が一にも自分がそんな勝ち組に歯向かったら自分は社会から殴られたのだろう。
ただ、死んだ女のように生まれなかったから、あんなふうな目に遭わなければいけないのか。
薄給でひどい扱いで働かなければいけなかった。
尊い命とか言われない。
ヒロインとして生まれていたら、葬式にも1000人来たのだろう。未来あるとか尊い命とか色々言ってもらったのだろう。
鏡を見たらひどい姿である。