クラリネットの演奏、奏法についてのお悩み、相談をお寄せください。クラリネット愛好家の皆さんと共有できたら幸いです。
(自由な意見交換の場ではありませんのでご了承ください)
※※ 投稿される際、「タイトル」はご相談の内容を表すようお願いします。 ※※
こんにちは。クラリネットを始めて2か月の中1です。
私は、アンブシュアが保てないのが悩みです。最初は、大丈夫なのですが、10秒もたたないうちに元に戻ってしまいます。それで、音も低くなりとても困っています。先輩や先生にはキープしてと言われています。どうすればいいですか?
もう1つは、ソとラの音がとても低いです。どうすれば高くなりますか?
最後です。ロングトーンを基礎でやっているのですが音が20拍で止まってしまいます。(最初に4拍吸ってから始めます)毎回4拍ずつ増えていき、最長40のばすんですが、途中で止まった場合息をとめなけなければならないんですが、途中で息を吸ってしまいます。とても我慢が必要なんでしょうか?あとどうすれば、音を長く伸ばせますか?
解答お願いします!
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こんにちは。
高3でクラリネット吹いてる者です。
受験が終わり最近部活に復帰しましたのですが
当たり前の事ながら、ブランクに悩んでいます(^^;
特に、アンブシュアが長く保てないことが今の悩みです。
そのため、部活の時間はロングトーンとかスケールとかを主にやっています。
ですが、平日とかは部活の時間は3時間弱しかなくクラリネットを吹ける時間が少ないです。
そのクラリネットを吹いてる時以外の時間(ほとんど家にいます)でも
アンブシュアを鍛えるために何かできることってありますか?
今は曲の指の練習してるくらいなので
アンブシュアを保つため以外のでも何かあれば教えて欲しいです!
返信遅くなり申し訳ありません。
受験を終えられ進路が無事にお決まりになられたのですね。卒業式も間近、3年間の思い出もたくさんお持ちのことと思います。
さて、ブランクにお悩みとのことですが、よくわかります。口の筋肉はすぐに衰えてしまいますので、いわゆる筋トレをしなくてはいけませんね。口周りの筋肉は楽器を吹くとき以外にそう使うものではないので、やはり楽器を吹きながら筋肉の使い方と一緒に時間をかけてトレーニングすることが無駄がなく一番の方法かと思います。
指の運動は、たとえば机の上で1本1本を大きく動かしたり指の間を大きく開いて柔らかくするトレーニングはいつでもできます。ただし、楽器を持たない状態で実際の音階や曲の"運指"を練習するのは、正しい指の間隔が保てないので私はおすすめしません。
あと、楽器がなくても腹式呼吸は訓練できます。呼吸法は学校で教わっていると思いますので常に深いブレスを心がけましょう。
加えるなら、いつも皆さんに言うのですが、よい音をたくさん聞くことです。吹奏楽などではなくプロの独奏を聞いて好きなClarinetの音を見つけその音作りをめざしましょう。
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お若い方々からの質問が多い中とても恐縮ですが、オバサンの悩みもよろしくお願いします。
昨年末に、ある社会人吹奏楽団からお誘いを頂き、23年振りにクラリネットを吹くことになり現在に至ります。
新しい楽器を購入し、5RVライヤーのマウスピースで練習を初めて半年経ちましたが、ここ最近、吹いていると急に息が詰まるような現象が出てきたので、先日楽器屋さんに相談したところ、恐らくマウスピースが原因だろうと言われ、マウスピースをB40ライヤーに変えては如何でしょうか?というご提案を頂いたので、思い切って購入しました。
やはりB40ライヤーは、とても息がたくさん必要なようで…、私としては長時間吹くには体力的にかなりの疲労感がありますし、アンブシュアの面からも口周りの酷い疲労により息漏れが発生してしまうため、リードを薄くしての練習に切り替えました。こうすることで疲労は適度に押さえられ、また音質の面からもある程度満足しながら練習することができています。
ところが、ここで大きな問題が発生…。ピッチが思いの外低くなってしまい、アンサンブルではハーモニーの透明感が失われるようになってしまいました。
自分自身で考えられる限りの工夫はしてみましたが、一向に改善される気配がなく、途方に暮れています。
ピッチは、どうすれば上げることができますか?
どうかアドバイスをよろしくお願いします。
利恵 様
はじめまして。お返事遅くなり申し訳ありません。
社会人の音楽活動、たくさんの方と接しながらとてもうれしく思います。
マウスピースをB40にされたとのこと、音色の変化には大変有効です。また、リードを5RVのときよりも薄くすることも当然正しいことで、そうでないととても苦しくて吹けません。
ただピッチが低くなったということですが、原因を探すためにいくつか方法を提案します。もうすでにされていることでしたらすみません。
まず、これまで多くの方にアドバイスしています、マウスピースだけでどの高さの音が出ているか、です。ピアノの"ド"とピタリあうことが大切です。B40になるとマウスピースとリードの間が少し広くなりますので、アンブシュアを作り直す、といいますか時間かけて慣らす必要があります。
次に、リードを薄くした中でもさらに取り替えてみることです。薄めのリードにアンブシュアが慣れていないかも知れません。
それと、究極ですが、低いとされる状態でそのまま他のプレイヤーに吹いてもらい、皆さんが低くなるかどうか、です。同じ型番でもまれにマウスピース自体が低くなる性質を持っているものもあります。皆が低くなるということであれば、マウスピースに低くなるというよくない性質があるのでしょう。購入時の選定の際には必ずチェックしなければいけない項目です。
いずれも試されてそれでも低い場合は、物理的には説明できませんが楽器本体とマウスピースの相性があっていないと思われます。そのときは、5RVに戻すか、あるいはB40の音色が気に入ってらっしゃれば、ビュッフェの楽器でしたら短いタル(バレル)がありますのでそれを買うのもいいでしょう。
せっかくの向上のチャンスですから、どうぞここで足踏みされずに進んでいかれることを願っています。また何かの時には遠慮なくいらしてください。
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初めまして、1年のりら子と言います。
コンクールの間だけ別楽器に移動し
終わった後またクラリネットに戻ってきたのですが
そしたら案の定、周りの子が上手くなっていて....。
まだ十分に楽器の音を出せてないと感じたのと
太くて丸い、癒される音を出したいと思っています。
誰にも負けないように頑張りたいです。
よかったらアドバイス下さい。お願いします。
楽器:R13 マッピ:B40 リード:バンドレンの3半です。
はじめまして。ようこそおこしくださいました。
コンクール、おつかれさまでした。私はコンクール人生初めて、たった4人を指揮して出場しました。でも音楽は音楽ですね。
もとの楽器に戻ったら浦島太郎、みたいに感じていらっしゃるのでしょうか。でもきっと思ったほどではないと思いますよ。私の経験からしますと、もっとものびるのは2年秋から3年夏という人が多いです。今は気持ちを大事にしてやるべきことをしっかりやって力をためていく時期です。
そのためには、あせらずしっかり基礎練習に時間をかけましょう。基礎練習はすぐに結果が出なくてまどろっこしいですがどれだけ時間かけたかで”必ず”差が出ます。活動時間内でできないかも知れませんが効率よくこなしましょう。
・ロングトーン 毎日全音域やりましょう。
・音階 ♯、♭3つくらいまでは毎日。スラーとタンギング(スタッカート)で。
この2つは欠かせません。
それと、みなさんに勧めるのは、よい音をたくさん聞くことです。流行の音楽もいいですが、プロのClarinetの音をいつも聞くことでめざす音色がイメージでき、基礎練習の時にとても有効です。今はたくさんCDも出ていますのでぜひ聞いてください。
まずは気持ちから、です。負けないで!
>>1
お久しぶりです、すみません!
質問したいことがありましたので・・・!
7月に楽器を購入して1ヶ月ぐらいにマウスピースをB40に変えました。
B40に変えてから全ての音がカスカスに変わってきました。
それからアンブシャなども崩れていき・・・・。
3日程前から購入時に付属で付いていたマウスピースで吹いてみだしましたら、随分しっかりした音が出せるようになりました。
B40の抵抗の強さが合わなかったのかもしれません。
今後B40で吹き続け、なれたら綺麗な音色がでるのかな?
でももしかしたらずっとカスカスのまま?付属の方がいい?
もういっそ違うマウスピースを購入する手も。。。
と悩んでいるのでよかったらアドバイスがほしいです・・・!
お返事下さると嬉しいです!
>>3
ご無沙汰しています。覚えていてくださり光栄です。
B40をお使いとのことですが、すでにされた、試されたということもあるかと思いますが、サイトをご覧に方のためにも確認しながらお話進めさせてください。
1)マウスピースは試奏してから購入する
楽器もマウスピースも人間同様十人十色、同じ機種でも残念ながら!?だいぶ性格が異なります。自分の楽器にもっとも会うものを選びたいものです。
2)開きが大きくなればリードは薄めに
おそらく付属のマウスピースはYAMAHAは4C、Buffet-Cramponもそれに近い型でそれらはVandorenでいう5RV系とほぼ同じです。それらに合うリードは、Vandorenなら31/2から4程度が標準なのですが、B40はそれよりもチップオープニング(リードがあたる平らな面の反り)が大きくリードとの間の隙間が大きいため、息がたくさん入るのでおっしゃるとおり抵抗が増します。ですのでリードも3程度に落とさないと苦しくてとても吹けません。
開きの大きいマウスピースに変える利点は、抵抗の増加による音色の変化です。せまいものよりも音が柔らかくなります。実際指導に行っていた学校の生徒さんでもB40に変えた方は何人もいます。ただ、私も使っていますのでわかりますが、B40は特にリード選びが難しいようです。5RVや5RVライヤの時は使えるリードがいくつかあったのに、B40だと1箱開けてもなかなか見つかりません。使い始めた者の永遠の課題でしょうか...。あとは時間はかかりますがリードのバランス調整ができるようになるといいですね。もし上に書いた1)、2)に思い当たることがあれば実践してみてください。もうやり尽くされているようでしたら、無理してB40に変えることはないと思います。いずれもっと上達した頃にまたB40が使える、使いたくなる時がくるかも知れませんね。
マウスピースは音作りの原点です。何かありましたらまたどうぞお寄せください。
よい音色、好きな音色は見つかりましたか。これからもいろいろ見たりきいたりして耳を育てていきましょう。そうすれば知らないうちに音色はどんどん変わっていきますよ、ホントに!
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現在中学二年生で、楽器はBuffetClamponのE11を使用しています。マッピは5RVです。リードはRICOの青い箱の3を使っています。最近まで3半でしたが、厚くて吹きづらかったので3に変更しました。
3に変えてからは、音も出しやすく「いいかな?」と思っていたのですが、薄くなったぶんB♭より上の音が潰れてしまいます。さらに先日、学校に来て下さっている専門講師の先生に「リードの趣味がわるい」と言われてしまいました…。自分では吹きやすいと思っていたリードはもう振動が終わっていて、とても吹ける状態ではなかったらしいです。
リードの選び方も正直よくわからないし、やはりリードがわるいから音も潰れてしまうのでしょうか?
ご返答いただけたら幸いです。
haruca-apさま、ようこそ。
中学2年生ですと、先輩の活躍を引き継ぎ上級生として部活を引っ張る側に立たれていることでしょう。
リードについてお悩みですね。講習にうかがって質問の多い一つです。
お使いのマウスピースですとRICOでしたら31/2か4あたりが標準になると思います。3だとなぜ音がつぶれやすいのか、ですね。リードの厚さは先端から数ミリの範囲の厚さによって分けるのが基本です。つまり薄いリードは先端付近が薄いということです。5RVはその先端とリードと先端の間が最もせまく作られていますので、薄いリードをつけて息をしっかり入れるとリードがマウスピースに寄り添うように近づいてしまい音がでづらくなります。そのために音がつぶれたようになってしまうのです。それを避けようとするとアンブシュア(タテにかむ力)をゆるめてピッチが下がるというのが薄すぎるリードをつけたときの典型的な特徴です。
31/2が少し厚いと感じても、ロングトーンや音階練習をより多く練習しながら息の圧力を覚え、柔らかい音色作りをめざすことでしだいに慣れていくはずです。いつかは踏み入れなくてはならないところですので、ffからp、cresc.やdim.などしながらさまざまなロングトーンをたくさん行い、よい音を作っていきましょう。ちなみに私が高校生になる頃は、5RVにVandorenのリードで4をつけていました。RICOとは1/2ほど厚さと数字がずれます。例)V.の31/2=R.の4程度
あとは前にもよく書いていますが、よい音をたくさん聞いてください。今はプロによるソロのCDがたくさん出ていてとても恵まれた中で学習できますので、めざす音を見つけていつも頭に描いてロングトーンをすることが大切です。
この冬にどれだけ練習したかが夏の大会での好演のカギになります。人一倍基礎練習を行って力をつけていってください。
haruca-apさまのため、そして読者の方のためにもまたいつでも、何でもたずねてください。
>>2
早速ありがとうございます。
リードの厚さの数字はあくまでも目安ではありますが、31/2でどうしても苦しかったら、先端付近の数ミリを超細かい水ヤスリ(紙ヤスリの一種で水をつけて削るタイプのもの)で2,3回ずつ"なで"ながら苦しさを取り除く方法もあります。
コンクールやコンテストのチューニングはどうしても時間が短いですから大変ですね。今のうちから短時間でのチューニングを練習して、自分の楽器のクセをあらかじめつかんだバランスよいぬき方(タルの下、上下管の間、ベルの上)を覚えておくことです。
当日の楽器置き場が暖房の効いた部屋ならばチューニング室に入ってからもあまり影響はないですが、ホールのロビーなど外気に触れやすいところですとあまり早く出すとかえって冷やしてしまうことになりますので移動直前に出した方がよいでしょう。移動中にあまりに冷やされる(室温と違うところに長くいる)ことが予想されるようでしたら、マウスピース+タルだけ外して服のポケットなどに入れ、楽器は包む布があるとよいですね。全体でなく上管だけでも。ただし、タオル地ですとキィの支柱やネジに引っかかるのでそうでないものにしましょう。大会会場では、暖めようと待機中に息を吹き込んでいる人を見かけますが、こまめにスワブを通しながらでないと本番中にタンポから水が出てくることになりますので注意が必要です。
今日私はコンテスト県大会の役員をしてきましたが、本番直後の生徒さんはみないい笑顔でした。結果はあとからついてくるものです。まずは感動的な、よい演奏をしてきてください!
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K.Kさま
はじめまして。ようこそお越しくださいました。部活でクラリネットを始めたのですね。数十年前、私は何とジャンケンで念願のクラリネットを吹く権利を得たのを思い出しました。(笑)
さて、ご質問のはじめはアンブシュアですね。先輩や先生から教わったアンブシュアの形はおそらく正しいと思いますが念のため確認しましょう。
1.下唇は下歯をおおうようにかぶせていますか。
2.上前歯はマウスピースにしっかりあてていますか。
3.下あごはすべり台のようにそらせていますか。
特に3.ははじめは難しいですがどうでしょう。もしわからなかったら、マウスピースなしで下唇をかんで下あごを突き出す練習をしましょう。吹いているときにもその形になることが大切です。
そして、ソとラが下がるということに通じますが、アンブシュアの形が正しければあとはくわえたときのかむ強さが問題です。アンブシュアをキープするのは口まわりの筋肉であり、その力を鍛えることでアンブシュアやかむ強さは一定に保たれます。マウスピース(MP)とタルだけで吹いて、ピアノの"ファ♯"と同じ高さの音が出ればかむ強さは正しいです。もし合わなかったら合うまでしつこく練習しましょう。はじめてまもなくは毎日チェックしたほうがよいですね。
一人でもロングトーンはしていますか。1回1回腹式呼吸を確認し、チューナー見ながらでもいいです、音が揺れないようにたっぷりとのばしましょう。長くのばすためには、腹筋や横隔膜を上手にムダなく使うコツをつかむことです。拍数ははじめたばかりは個人差が大きいのであまり気にしないことです。それよりも、長くのばすコツをつかむことの方が大切です。そのためにはくり返し何度も練習しなくてはコツはつかめませんし、とても時間がかかることです。また、アンブシュアと同じでさぼるとすぐ力が落ちますので毎日集中してやることが大切です。
クラリネットの音色って素敵ですよね。ぜひあこがれの音色を思い描きながらロングトーンしてみてください。