今年の初めに譲渡話が持ち上がって
そこからトントン拍子で我が家に
転がり込んできた、ヤマハ最後の
2stトレール車、DT230ランツァ。
錆の塊みたいな状態だったのを
コツコツ錆落としして、ネジやボルトも
コツコツ新品に換えていって、苔生した
外装も磨いたり換えたり、ホイルも換え
スイングアームも換え、キャリアも換え
リヤサスも換え、バッテリや球類も換え
エンジンはシャフトシール類を交換して
一度腰上をあけて組みなおしたけど、
その後の微振動を伴う異音が消えずに
結局やるなら徹底的に!、と腰下も全部
バラして完全OHを行い、まだ新品が出る
うちに!、とクランクとシリンダーと
ピストンといった2stの消耗品を全部!
新品に交換してリビルドをかけた。
とどのつまり、完全再生フルOH。
費用はランツァの新車が余裕で買って
オツリで中免取れちゃうくらいかかった。
程度のいい中古を買ったほうが安い、
という考え方もあるけどフルリビルドを
したこの個体以上の中古は存在しない。
つまり2015年に、1997年式のランツァを
再生新車化したといってもいいくらい
徹底的に再生したから、得体の知れない
中古よりも、自分はこっちの方がいい。
煙たがられてももう少し煙を吐いて
走ってやろうぜ、よろしくな、DT
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アルミハンドルなのでパイプ内径が
狭いのと、切削加工が100mm弱の所
までしかしてないので市販の真鍮
ウェイトバーとかを仕込めない。
市販ヘビーウェイトバーエンドを
付けてもそれじゃ振動抑制には足りない。
じゃあどうするか?
自分は釣具屋に行って丸通し錘を
たくさん買ってきて、それを鉄串に
通して、鉄板で挟んでぐりぐりと
転がして揉んで潰してハンドルバーに
入るサイズに変形させてバー内部に
入れられるだけ詰め込んだ。市販
ヘビーウェイトバーと併せて片側
450gずつ仕込んで、やっと振動が
長時間走行に耐えるまで減ったよ。