美術評論家の南嶌宏さんが死去 女子美術大教授

2016年1月18日 18:54 注目 文化・芸能
 死去した南嶌宏さん

 死去した南嶌宏さん

 美術評論家で女子美術大教授の南嶌宏(みなみしま・ひろし、本名南島宏)さんが10日午前11時22分、脳梗塞のため長野県松本市の病院で死去した。58歳。長野県出身。葬儀・告別式は近親者で済ませた。喪主は兄南島隆(みなみしま・たかし)さん。

 旧共産主義圏の現代美術を専門とし、熊本市現代美術館やいわき市立美術館(福島県)、広島市現代美術館など各地の美術館創設に関わり、2004年から08年にかけて熊本市現代美術館の館長を務めた。ハンセン病患者の作品展などを企画し、それまで注目されていなかった芸術表現に光を当てた。

 著書に「豚と福音」など。隆さんは双子の兄で彫刻家。(共同通信)

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