「韓国、ありがとう」 漢陽大生らがベトナムで医療奉仕活動

漢陽大「ハムケハンデ」55人が奉仕活動
タイビンの住民「韓国、ありがとう」

「韓国、ありがとう」 漢陽大生らがベトナムで医療奉仕活動

 1月5日午前9時、ベトナムのホーチミン市から北東へ580キロの所にあるビンディン省タイソン県タイビン村を訪れた。未鋪装道路には車よりも牛の方が多いという同村の保健所には、朝から約300人の住民が集まっていた。韓国からやって来た医者が診療はもちろんのこと薬まで無料で配布するとのうわさに、農作業を一時休んで駆け付けたのだ。

 無料診療所を設立したのは漢陽大学の教授と卒業生、在校生からなる「ハムケハンデ」(一緒にするの意)奉仕団の団員だ。漢陽大学病院の医療陣15人を含む「ハムケハンデ」の団員55人は1月3日から7泊8日間にわたってタイビン村で無料診療を行い、新しい家を建て、Kポップの振り付け教室などを開催。ボランティア活動を行った。

 保健所診療室を訪れたお年寄りは、そのほとんどが腰痛や膝痛を訴えた。三毛作の風習から1年中腰を曲げて作業しなければならないためだ。腰が「90度」に曲がっているボティ・メオさん(女性)=81=は「胸が締め付けられるように息苦しかったが、韓国人の先生に診察してもらって薬もいただいた。今は非常に気分がいい」と話す。

 タイビン村はベトナム戦争の際に韓国軍猛虎部隊がベトコン軍と激烈な戦闘を繰り広げた場所だ。この過程で民間人死傷者も多数発生した。漢陽大学工学部のキム・ヨンス学部長は「ベトナム戦争では両国が敵となって対立したが、互いに傷を癒やし合って和解したいと思うようになってタイビン村を訪れた」と話す。タイビン村の人々にも団員のこうした心は伝わった。ウンウェンティ・ウンウェンさん(女性)=72=は「1966年にベトナム戦争で妹を失った。当時は韓国軍が憎かったが、今ではこうして私たちを訪ねてきて支援してくれるのでありがたい」とほほ笑んだ。団員はタイビン村で戦争を経験していない若い世代とも出会った。Kポップの振り付けやテコンドーなどを学んだビンディン大学外国語学科のドン・バオハンさん(女性)=20=は「韓国文化が好きなベトナム人がたくさんいるということを知ってほしい」と笑みを浮かべた。

タイビン(ベトナム)=チェ・ウンギョン記者
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