都心6センチの積雪で交通乱れ

2016年1月18日8時57分  スポーツ報知
  • 雪が積もった皇居・二重橋前の広場

 本州の太平洋側を急発達しながら進んだ低気圧の影響で18日、関東甲信や東北南部の広範囲で雪となり、東京でも大雪になった。未明から早朝にかけ、東京都心で6センチ、横浜市で5センチなどの積雪を観測した。雪の影響で交通網は大きく乱れた。気象庁は、19日以降も日本付近では強い冬型の気圧配置が続くとして、警戒を呼び掛けている。

 東海道新幹線は一時、速度を落とし運転。JR中央線や青梅線、都心と長野方面を結ぶ特急列車なども運転を見合わせた。各地で雪による架線切断や倒木の影響で、運休や遅れも相次いだ。

 上越新幹線と北陸新幹線は、埼玉県の本庄早稲田駅や群馬県の高崎駅で線路を切り替える装置が雪のため動かなくなり、一部に遅れが出た。

 空の便は羽田空港などで欠航が相次いだ。中央自動車道は長野県と山梨県の一部で通行止めとなった。

 気象庁によると、本州南岸では19日にかけて低気圧が相次ぎ急発達し、三陸沖から北海道付近へ進む。

 19日にかけては、日本海側の山沿いを中心に雪が強まる。19日午前6時まで24時間の予想降雪量は多い所で東北80センチ、北海道、北陸、東海60センチ、関東甲信40センチ、中国35センチ、四国30センチ、近畿、九州北部20センチ。

 19日にかけて、全国的に非常に強い風となり、雪を伴い猛吹雪になる場所もある。19日までの予想最大風速は、北海道28メートル(最大瞬間風速40メートル)、東北、近畿、中国、北陸25メートル(同35メートル)、関東、四国、伊豆諸島23メートル(同35メートル)、東海22メートル(同35メートル)、九州北部20メートル(同30メートル)。海上も大しけで、波の高さは北海道から九州北部にかけ6~8メートル。

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