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原油先物 11年9か月ぶりの安値水準1月18日 16時27分
週明けの18日の東京商品取引所は、イランに対する核開発に関連する経済制裁の解除が決まったことなどで、原油の供給過剰な状態が一段と強まるという見方から原油の先物に売り注文が広がり、取り引きの中心となることし6月ものの先物価格は、一時、10%下落し、およそ11年9か月ぶりの安値水準となりました。
週明けの18日の東京商品取引所は、午後に入ってからも原油の先物に一段と売り注文が広がり、取り引きの中心となることし6月ものの先物価格は、一時、1キロリットル当たり1万9960円と、先週末と比べて2210円、率にしておよそ10%下落し、平成16年4月以来、およそ11年9か月ぶりの安値水準となりました。
原油の先物価格が下落したのは、中国の景気の減速が改めて意識されたことや、イランに対する核開発に関連する経済制裁の解除が決まったことなどで、原油の輸出が増えるとの観測から原油の供給過剰な状態が一段と強まるという見方が広がったためです。結局、18日は1キロリットル当たり2万120円で取り引きを終えました。
市場関係者は「投資家の間では、原油価格の下落がエネルギー関連企業や産油国経済に与える影響は深刻だという警戒感が強まっている」と話しています。
原油の先物価格が下落したのは、中国の景気の減速が改めて意識されたことや、イランに対する核開発に関連する経済制裁の解除が決まったことなどで、原油の輸出が増えるとの観測から原油の供給過剰な状態が一段と強まるという見方が広がったためです。結局、18日は1キロリットル当たり2万120円で取り引きを終えました。
市場関係者は「投資家の間では、原油価格の下落がエネルギー関連企業や産油国経済に与える影響は深刻だという警戒感が強まっている」と話しています。