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water voice

2014-11-08

バトンタッチメガバシャーモ(シングル)

あめおふの少し前から最近までの間煮詰めていた構築です,レートや大会でいくらか使用しましたがこのギミックに限界を感じたので公開。

特に結果等は残していませんが参考になれば幸いです。

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バシャーモフレアドライブとび膝蹴り守るバトンタッチバシャーモナイト陽気加速→加速
化身ボルトロス10万ボルトめざめるパワー悪巧み電磁波オボンのみ穏やか悪戯
ギルガルドシャドークロー聖なる剣影うち剣の舞ラムのみ意地っ張りバトルスイッチ
スイクン熱湯冷凍ビーム吠えるリフレクターゴツゴツメット図太いプレッシャー
バンギラス岩雪崩噛み砕く冷凍ビーム10万ボルト弱点保険無邪気砂起こし
エルフーンコットンガード身代り宿り木の種アンコール残飯図太い悪戯

★special thanks
類似のギミックの記事を参考にさせていただいたトゥリリリさん
あめおふでこの構築の叩き台の実験台テスターになってくださったヌースさん
それに対して詳しいコメントを下さった☆どなさん,こばるとさん
そして長い間構築相談に付き合ってくださったくーるじーさん

それでは解説に入っていきます。

バトンタッチメガバシャーモを使用してみたいと思い構築を組みました。

普通のバトンバシャーモと違い意表をつける事や,バシャがバトンせずに自身が殴りにいくことも可能なので柔軟な立ち回りが可能であるという利点があると考えました。またバトンに依存しないように初手に壁やステロなどの補助要因を固定せず,初手のバシャーモから先制バトンで後続につないでいく方向性で考えていきました。

上記に対し欠点として,壁等の補助がなくバトン先のポケモンが攻撃を被弾する必要があるのである程度の後だし性能が求められます,特にバシャに刺さる地面技と飛行技の耐性は必須と言えます。またバトンの欠点として威嚇も引き継いでしまうので威嚇の蔓延する現環境ではこの点もクリアする必要があります。

そこである程度後だし性能がある特殊アタッカーにバトンをする方向で考えていきました。あめおふの頃はポリゴン2にバトンする形のものを考えていましたが,上位構築(バンギランドアロー,ガルクレセドラン等)に全く刺さらないことから没としました。次に霊獣ボルトロスを考えましたが,バシャ霊獣ボルトから組んでいくと相手のバシャーモが辛くなってしまいいい形に仕上がりませんでした。

そこで相手のバシャーモを選出段階でも対面でも牽制できる化身ボルトロスを採用することにしました。また,ただの化身ボルトロスではなく課題のクリアのためかなり特殊な型に決定しました(詳細は個別解説で)。

次にバシャボルトとの並びに相性のいい鋼が欲しく,またバトン先としても使用できるポケモンとしてギルガルドを採用。次に現時点で不安の残る対ガルーラガブリアスのためにゴツメスイクンを採用(水の一貫も切れる)。

ここまでの4匹はすんなり決まりましたが,残り二匹は瞑想して中々決まりませんでした。現時点で辛いものとして

電気全般,ファイアローリザードンスイクンカイリューカバルドンetc..

が挙げられます。またできる限りバシャーモがこれらと対面した場合にバトンが安定となるようなポケモンを採用する必要があります。

できる限り穴埋めできるポケモンを探した結果,最終的にバンギラスに行き着きました。そして最後に補完としてエルフーンを採用して6体を決定しました。


以下個別解説。

1.バシャーモ バシャーモナイト 陽気
フレアドライブ とび膝蹴り 守る バトンタッチ
通常時:H155 A172(252) B90 D91(4) S145(252)
メガ時:H155 A212(252) B100 D101(4) S167(252)
ASぶっぱ
DL意識で端数D

構築の軸,バトンせずとも単体で戦えることが採用理由なので2ウェポン,守るの後に先制でバトンするために陽気最速,火力が足りなくて悩んだことが少なからずあったのでこの構築以外ではいじっぱりの方が汎用性が高い。
基本的に初手出ししてから守る→バトンで後攻に繋ぎ,終盤では自身がフィニッシャーとなることもできます。
1ウェポン+剣の舞にしてる型も見ますが,それなら保険や襷のようなバトン依存の持ち物にするほうがいいというのが個人的な意見です。

2.化身ボルトロス オボンのみ 穏やか
10万ボルト めざ氷 悪巧み 電磁波
H184(236) B111(164) C145 D121(76) S135(28)
1加速バトンで最速メガゲンガー抜き
177ボルトロスの珠10万ボルトオボン込み2耐え
182ガブリアスの岩石封じ+逆鱗耐え
233メガバシャーモフレアドライブ耐え
126水ロトムハイドロポンプ×2+10万ボルト耐え
[+2]10万ボルトで207-135スイクン確定1

発案してくださったくーるじーさんありがとうございます!(リンク先の配分と一緒です→http://d.hatena.ne.jp/coolg-nittan/20141103/1415018917
バトン時に攻撃を受けれるようある程度の耐性があり,バシャと強い並びを作れてある程度の抜き性能を兼ね備えつつ天敵のボルトスイクンに強いポケモン。また抜きATだけでなくクッションやストッパーにもなることができます。

元々悪巧みボルトの3ウェポン目は気合玉,焼き尽くす,草結び等がありますがどれもかなりピンポイント要素が高い技であり汎用性に欠けます。それよりも化身ボルトの十八番である電磁波を採用することでより役割を増やすことができます。

また今回は耐久振りで運用していますが,構築によってはCS珠などでの使用もありだと思います。

3.ギルガルド ラムのみ 意地っ張り
シャドークロー 影うち 聖なる剣 剣の舞
シールド:H159(188) A110(236) B171(4) D171(4) S90(76)
ブレード:H159(188) A220(236) B71(4) D71(4) S90(76)
H16n-1
1加速バトンで最速キノガッサ抜き
2加速バトンで最速化身ボルトロス抜き

ガルーラクレセドランをバトンから倒せるような構成にしたかったので剣舞型,化身ボルトロススイクンに強くするためにシャドークロー持ち。

珠でないシャドクロガルドは火力不足を感じますが,バトン時に状態異常をもらうリスクを軽減するためにラムのみを持たせました。色々なところからとんでくる鬼火スイクンの熱湯火傷やキノガッサ対面など活躍する場面は多くこの持ち物はかなり汎用性が高かったように思います。

4.スイクン ゴツゴツメット 図太い
熱湯 冷凍ビーム 吠える リフレクター
H207(252) B(188) C110 D135 S114(68)
1加速バトンで最速ガブリアス抜き

ガルーラに後だしするためにゴツゴツメット持ち。しかし零度型を採用したときにSの遅さが目立ちバトン先として機能し辛かったので図太い型を採用しました。
技は熱湯冷ビは確定で,害悪等の対策やミラー意識の吠える,最後の枠は後ろの積みのサポートやゴツメの試行回数を稼げるリフレクターを採用しました。

スイクンは零度か瞑想がないとクレセポリ2等の耐久形に勝てないのであまり好みではないですが,残りの面子がそれらに強い構成となっているのでよしとしています。

5.バンギラス 弱点保険 無邪気
岩雪崩 噛み砕く 冷凍ビーム 10万ボルト
H183(60) A155(4) B133(20) C138(180) D108 S123(244)
1加速バトンで最速ライコウ抜き
111スイクンの熱湯×2+火傷ダメ一回確定耐え
182ガブリアス地震最高乱数以外耐え
183-105ガブリアスを冷凍ビームで高乱数
[+2]10万ボルトで207-136スイクン確定2

今回の地雷枠。
上記で述べたように上4体が辛い電気全般,ファイアローリザードンスイクンカイリューカバルドンなどをバシャーモの加速バトンから受けだしする必要があり,そこから生まれた型となっています。

始めは10万ボルトではなく大文字を入れていたのですが,バンギラス後出しから保険岩技でスイクンを突破するには熱湯で一回も火傷にならずに雪崩で相手を怯ませるorエッジを2連で当てなければならず明らかにこちら側が不利な確率でした。そこで10万ボルトを採用することで火傷も恐れることもなくスイクンを安定して突破することができます。また岩技読みで後だししてくる鋼にも通るのがおいしいです。

ちなみに岩雪崩の枠はストーンエッジと選択だといます。

このような単体で活躍しづらいバトンに依存した型はあまり採用したくなかったですが,これが最善だと判断したので仕方なく採用としました。

6.エルフーン 残飯 図太い
コットンガード 身代わり 宿木の種 アンコール
H161(204) B150(252) D102(52) S136
HP16n+1
Bぶっぱ
残りD

ガブリアスキノガッサ,水地面耐性,害悪系統の抑制で採用。補完,選出誘導枠のはずでしたが意外と選出率は高かったです。

エルフーンの真髄は対戦時ではなくその圧倒的選出誘導力だと言えます。吠える持ちやファイアロー,ハイボ持ち,すりぬけを強く呼びます。


●選出パターン
基本選出
バシャ+ボルトorエルフ(クッション,対地面)+ガルドorバンギorスイクン(バトンエース)

相手に地面がいないときなど
バシャ+バンギスイクンガルドから2体

ファイアローマリルリ入りに対しては初手をバシャ以外にしたり,選出しなかったりします。

●雑感
吠えるスイクン化身ボルトを始め抜き構築に向かい風な現環境でこのバシャーモを無理に生かそうとしている感が否めなかったです。”強さ”よりも”面白さ”が先行しており趣味パの域を出ないと感じました。

しかしこの構築を考えるにあたってここには書いていませんが色々な斬新な型を思いつくことができ今後に活かせるという意味で得るものはあったと思います(XY残り短い期間ですが・・)。

今まで色々な構築を作り,見てきましたがXYはあまり一つのギミックや方向性で固めすぎずに,多方面でのごまかしを多く採用するのが一番強いと感じています。しかしギミック構築の方が使っていて楽しいのは確かなので,汎用性を備えた面白きギミック構築を作れたらいいなと思っています。


解説は以上です。



ではでは今回はこのへんで・。・

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