「大沢悠里のゆうゆうワイド」4月終了
TBSラジオは18日、1986年4月7日に始まった「大沢悠里のゆうゆうワイド」を30年の節目にあたる今年4月8日の放送で終了すると発表した。最終回までの通算放送回数は7808回に達する。
同番組のパーソナリティー(進行役)、大沢悠里(ゆうり)さん(74)が18日の番組内で明らかにした。番組終了の理由について大沢さんは「30年続け、4時間半の放送に疲れを感じるようになった」と年齢や体力面の問題を挙げ、この間、ほぼ休むことなくマイクに向かってきたことから「家族のためにも元気なうちに番組を降りようと考えた」と話した。
同番組は月〜金曜午前8時半から4時間半の生放送。大沢さんとゲストの軽妙なトークのほか、毒蝮三太夫さんらの定番コーナー、聴取者からの色っぽくユーモアあふれる投稿を紹介する「お色気大賞」などの名物企画で人気を集めた。聴取率調査では、首都圏で首位争いを続けてきた。昨年も、俳優の砂川啓介さんが番組内で、妻で俳優の大山のぶ代さんが認知症であると告白し、注目を集めた。
毎夏、終戦記念日前後には、ジャーナリストの秋山ちえ子さんが、戦時下に命を奪われた動物園の象の童話「かわいそうなぞう」を朗読してきた。
後継番組のパーソナリティーは、タレントの伊集院光さん(48)が務める。