俺はいつも貧乏で、スキーなんて若いころに行ったことはなかった。それもこれも「安物を使うな」という周りの人の教えがあったからだ。印象深いのは、植田まさしの「かりあげ君」か「のんき君」のどちらかで読んだ4コマ漫画。
1,スキーに行くことになって、みんなはウェアなどを買っているが、主人公(かりあげかのんき)は、服は10年前のウエアで、あとは全部現地でレンタルだという。
2,主人公を見て「そんなんじゃモテないぞ」とか「ダサーい」とかいう仲間達(たぶん同じ会社の社員のような気がする)。集合は現地集合と決まる。
3,みんなが前日夜からスキーバスで行って、朝着いてヘトヘト。主人公は新幹線で楽々。スキー場では主人公は割とうまい。仲間達はヘタ。夕方温泉に入るも、主人公も仲間もヘトヘトに疲れている。
4,主人公は、手ぶらで、新幹線のグリーン車で帰る。「価値観は人それぞれだ」とつぶやく。それをみて、ヘトヘトになった他の仲間達は無言で「負け」を認める(というか、読者に金の使い方を教えているような作り)
・・・こんなオチだったと思う。今の俺なら、ウエアも道具も新品でそろえた上に車で行く(運転好きなので)と思うが、車でないのなら、新幹線+タクシーで行くだろう。当然、道具は宅急便で送る。日帰りなんかならもちろんいかない。
貧乏旅行までしてスキーなんていうくだらないものをするのなら、しない方がマシ。するなら徹底的にやるほうがいい。どんなことにでもつながるが「金もないのに中途半端に遊ぼうとか思うな」という話だ。そんなことをしているから、つまらない人生しか歩めないのだ。
人が遊んでいるときに気が狂うくらい働いた方がいい。すべて世の中ゼニで解決できる。
解決できないのは、死んだニンゲンを生き返らせることくらいなのだ。だから、命と健康が一番大事なのだ。あとは、金で買えばいい。