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アホウドリ 小笠原諸島の聟島で初のひな誕生1月15日 16時29分
絶滅が心配される国の特別天然記念物のアホウドリを守るため、小笠原諸島の聟(むこ)島に新たな繁殖地を作る取り組みで、聟島で初めてのひなが誕生したことが確認されました。
国の特別天然記念物アホウドリの数少ない繁殖地となっている伊豆諸島の鳥島は、火山の噴火などで繁殖できなくなる可能性があるため、環境省と山階鳥類研究所などが、8年前からおよそ350キロ離れた小笠原諸島の聟島に、新たな繁殖地を作る取り組みを進めています。
山階鳥類研究所などが今月9日に行った聟島の現地調査で、一組のオスとメスの間にひなが誕生しているのが確認されました。このつがいは8年前に伊豆諸島から移住させたオスと別の場所から来た野生のメスで、これまで3回、聟島で産卵していましたが、いずれもひなはかえりませんでした。
アホウドリを移住させる取り組みでは、おととし、小笠原諸島の別の無人島でひなが確認されていますが、新たな繁殖地としての整備を進めている聟島でひなが誕生したのは初めてです。
山階鳥類研究所の尾崎清明副所長は「聟島は長年繁殖地として期待してきた場所で、移住計画の成功に近づいた。4年間やきもきしながら見守ってきたつがいに生まれたひなでもあり、思い入れもひとしおだ」と話しています。
このひなは、順調に育てばことしの5月ごろには巣立ちを迎えるということです。
山階鳥類研究所などが今月9日に行った聟島の現地調査で、一組のオスとメスの間にひなが誕生しているのが確認されました。このつがいは8年前に伊豆諸島から移住させたオスと別の場所から来た野生のメスで、これまで3回、聟島で産卵していましたが、いずれもひなはかえりませんでした。
アホウドリを移住させる取り組みでは、おととし、小笠原諸島の別の無人島でひなが確認されていますが、新たな繁殖地としての整備を進めている聟島でひなが誕生したのは初めてです。
山階鳥類研究所の尾崎清明副所長は「聟島は長年繁殖地として期待してきた場所で、移住計画の成功に近づいた。4年間やきもきしながら見守ってきたつがいに生まれたひなでもあり、思い入れもひとしおだ」と話しています。
このひなは、順調に育てばことしの5月ごろには巣立ちを迎えるということです。