ノーベル賞の梶田さん 受賞後初めて故郷で講演

1月14日 7時21分

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去年、ノーベル物理学賞を受賞した梶田隆章さんが、受賞後初めて出身地の埼玉県東松山市を訪れ、記念の講演会が開かれました。

梶田さんは、東松山市の出身で、地元の小中学校を卒業後、大学生の途中まで市内で過ごしました。
１３日夜は、梶田さんが受賞後初めて出身地を訪れ、記念の講演会が開かれました。この中で、梶田さんは、東松山市に住んでいた中学生のころに、理科への興味が湧いてきたと振り返ったうえで、「自分の興味と適性を少しずつはっきりさせ、将来に可能性が広がるよう子どもの時からさまざまな勉強をしてほしい」と訴えました。
また、ノーベル賞受賞については、「全身全霊で打ち込める研究プロジェクトに恵まれたことが受賞に結びついた。目と心を広く開いて、人生を決める出会いがいつ訪れてもよいよう準備をしてほしい」と呼びかけました。
講演会後の会見で、梶田さんは「大変な歓迎で驚きました。今後も若い人に思いを伝えてふるさとに貢献したい」と話していました。