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中国 石油産業保護でガソリン価格事実上固定へ1月14日 16時12分
中国では、原油の急激な値下がりから国内の石油産業を保護するため、原油の輸入価格が1バレル=40ドルを下回った場合、ガソリンなどの小売価格を事実上固定することになり、消費者からは不満の声が上がっています。
中国ではガソリンとディーゼルの小売価格の上限を、原油の値動きに合わせて政府が決めています。
これについて、中国で経済政策を統括する国家発展改革委員会は13日、新たな通知を出し、14日から、原油の輸入価格が1バレル=40ドルを下回った場合、事実上固定するとしています。
中国の多くのガソリンスタンドでは、ほぼ上限価格で販売していて、今後は店頭のガソリン価格も当面維持されるとみられます。
原油価格を巡っては、今月、先物で一時およそ12年1か月ぶりに1バレル=30ドルの大台を割り込むなど、このところ値下がり傾向が続いています。
今回の措置について中国政府は、業績が悪化している国有の石油元売り大手など、国内の石油産業を保護するとともに、ガソリンの消費を抑え、大気汚染など環境問題への対策を進めるためだとしています。
ただ、中国版ツイッターの「ウエイボー」には、今回の措置に対して「恥知らず」とか「国民のカネで企業の生産能力を守るのか」といった書き込みが見られ、原油安の恩恵を消費者が十分受けられないことに対する不満の声も上がっています。
これについて、中国で経済政策を統括する国家発展改革委員会は13日、新たな通知を出し、14日から、原油の輸入価格が1バレル=40ドルを下回った場合、事実上固定するとしています。
中国の多くのガソリンスタンドでは、ほぼ上限価格で販売していて、今後は店頭のガソリン価格も当面維持されるとみられます。
原油価格を巡っては、今月、先物で一時およそ12年1か月ぶりに1バレル=30ドルの大台を割り込むなど、このところ値下がり傾向が続いています。
今回の措置について中国政府は、業績が悪化している国有の石油元売り大手など、国内の石油産業を保護するとともに、ガソリンの消費を抑え、大気汚染など環境問題への対策を進めるためだとしています。
ただ、中国版ツイッターの「ウエイボー」には、今回の措置に対して「恥知らず」とか「国民のカネで企業の生産能力を守るのか」といった書き込みが見られ、原油安の恩恵を消費者が十分受けられないことに対する不満の声も上がっています。