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先月の企業物価指数 3.4%の大幅下落
1月14日 14時38分

企業の間で取り引きされるモノの価格の動きを示す先月の企業物価指数は、原油価格の下落に伴い、石油製品や化学製品などで取引価格が値下がりし、前の年の同じ月と比べて3.4%の大幅な下落となりました。
日銀の発表によりますと、先月の企業物価指数は平成22年の平均を100とした指数で101.1となり、前の年の同じ月と比べて3.4%の大幅な下落となりました。
企業物価指数が前の年の同じ月を下回るのは9か月連続となります。
これは、中国経済の減速の影響で原油や鉄などの国際的な取引価格が低迷しているためです。
項目別に見ると、鉄くずなどの「スクラップ類」が前の年の同じ月と比べて32%の大幅な下落となったほか、銅などの「非鉄金属」も12.6%値下がりしました。
また、原油の先物価格の低迷で、ガソリンなどの「石油・石炭製品」も22.7%下がりました。
これについて日銀は、「一部の食料品では依然として値上げの動きも出ているが、足元では原油の先物価格がさらに下落していることから、今後、関連する製品では取引価格が下がるおそれもあり、影響を注視していきたい」と話しています。

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