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去年の倒産 10年ぶりに9000件下回る1月13日 16時28分
去年1年間に倒産した企業の件数は、民間の建設投資が好調で建設業の倒産が減ったことや、原油価格の下落の影響で運輸・通信業の倒産が減ったことなどから、10年ぶりに9000件を下回ったことが、信用調査会社のまとめで分かりました。
民間の信用調査会社「帝国データバンク」によりますと、去年1年間に1000万円以上の負債を抱えて法的整理に至った企業の件数は、前の年より7.2%減って8517件でした。倒産件数は、これで6年連続の減少で、平成17年以来、10年ぶりに9000件を下回りました。
負債総額については、2兆108億円となり、前の年を7.7%上回りました。
景気が緩やかな回復を続けて企業の経営環境が改善するなか、すべての業種や地域で倒産が減りました。特に都市部の再開発事業など民間の建設投資が好調で建設業の倒産が減ったほか、原油価格の下落による燃料費の低下で貨物運送業を中心に運輸・通信業の倒産が減ったということです。
一方、最も倒産件数が多かったのは、小売業の1803件、次いでサービス業の1755件でした。
先行きについて信用調査会社では、「雇用環境の改善に伴って人手不足感が高まることが予想され、経営環境は予断を許さない状況が続く」と話しています。
負債総額については、2兆108億円となり、前の年を7.7%上回りました。
景気が緩やかな回復を続けて企業の経営環境が改善するなか、すべての業種や地域で倒産が減りました。特に都市部の再開発事業など民間の建設投資が好調で建設業の倒産が減ったほか、原油価格の下落による燃料費の低下で貨物運送業を中心に運輸・通信業の倒産が減ったということです。
一方、最も倒産件数が多かったのは、小売業の1803件、次いでサービス業の1755件でした。
先行きについて信用調査会社では、「雇用環境の改善に伴って人手不足感が高まることが予想され、経営環境は予断を許さない状況が続く」と話しています。