上海株式市場 値下がり 買い戻しの動きも

1月12日 12時29分

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１２日の中国・上海の株式市場は、中国経済の先行きへの懸念などから代表的な株価指数である「総合指数」が一時、去年９月以来、およそ４か月ぶりに３０００ポイントを割り込みましたが、その後は値下がりした銘柄を買い戻す動きも出ています。

中国・上海の株式市場では、代表的な株価指数である「総合指数」が、先週、およそ１０％下落し、週明けの１１日も５％余り下落するなど、ことしに入って株価の下落が続いています。
１２日の取り引きでも、市場の先行きへの懸念が続いていることなどから売り注文が出て、「総合指数」は一時、取引時間中としては、去年９月以来、およそ４か月ぶりに３０００ポイントを割り込みました。
その後は、値下がりした銘柄を買い戻す動きも出ましたが、日本時間の午前１１時半現在、総合指数は１１日の終値より０．２％下落しています。
市場関係者は「中国当局がきのう、通貨、人民元の行きすぎた値下がりに歯止めをかけるために介入を行ったという見方が出ていることなどが、市場に一定の好感を持って受け止めらているものの、投資家の間で市場の先行きへの懸念は続いている」などと話しています。