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国連大使 北朝鮮制裁に一部の国が慎重姿勢1月16日 14時29分
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北朝鮮による核実験を受けて、国連の安全保障理事会で北朝鮮に追加の制裁を科す決議の採択に向けた水面下の協議が続くなか、日本の吉川国連大使は、一部の国が慎重な姿勢を見せているとして、協議になお時間がかかるとの見通しを示しました。
北朝鮮による核実験を受けて、国連の安全保障理事会は核実験を非難する声明を出したのに続いて、北朝鮮に追加の制裁を科す決議の採択に向け、常任理事国のアメリカや中国、非常任理事国の日本などの間で、水面下の協議が続いています。
日本の吉川国連大使は15日、記者団の取材に応じ、これまでに安保理各国の国連大使と会談し、追加制裁に向けて理解と協力を求めたことを明らかにしました。そのうえで、「国によって立場の違いがあり、北朝鮮を追い詰めれば暴発してしまうのではないか、という議論があるのは確かだ」と述べ、中国などが慎重な姿勢を見せていることを示唆しました。
そして決議採択の時期について、「よいものをつくるには時間がかかる。期限を区切って交渉を行うことは誰のためにもならないと思う」と述べ、協議になお時間がかかるとの見通しを示しました。
安保理ではこれまで北朝鮮に対して4回にわたり制裁決議が採択されていて、新たな決議にどのような制裁を盛り込むかが焦点となっていますが、北朝鮮側はすでに「朝鮮半島情勢をさらに激化させる」などと強くけん制しています。
日本の吉川国連大使は15日、記者団の取材に応じ、これまでに安保理各国の国連大使と会談し、追加制裁に向けて理解と協力を求めたことを明らかにしました。そのうえで、「国によって立場の違いがあり、北朝鮮を追い詰めれば暴発してしまうのではないか、という議論があるのは確かだ」と述べ、中国などが慎重な姿勢を見せていることを示唆しました。
そして決議採択の時期について、「よいものをつくるには時間がかかる。期限を区切って交渉を行うことは誰のためにもならないと思う」と述べ、協議になお時間がかかるとの見通しを示しました。
安保理ではこれまで北朝鮮に対して4回にわたり制裁決議が採択されていて、新たな決議にどのような制裁を盛り込むかが焦点となっていますが、北朝鮮側はすでに「朝鮮半島情勢をさらに激化させる」などと強くけん制しています。