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IS邦人殺害事件1年 危険地取材テーマにシンポ1月16日 9時48分
過激派組織IS=イスラミックステートによる日本人殺害事件から1年となるのを前に、紛争地など危険な地域での取材をテーマにしたシンポジウムが開かれ、ジャーナリストたちは事件から教訓を学びながらも、核心に迫るために現地での取材活動を続けていくことが必要だと訴えました。
このシンポジウムは、去年、フリージャーナリストの後藤健二さんら2人が内戦が続くシリアで拘束され、過激派組織ISに殺害されたとされる事件からまもなく1年となるのを前に、紛争地などで取材してきたジャーナリストが15日、都内で開きました。
この中で、中東での取材経験が豊富なフリージャーナリストの川上泰徳さんが「中東のような強権社会では、地元メディアは国にコントロールされ、市民の声は伝わりにくい。テロや紛争などが起きた際に、人々にいろいろな話を直接聞くことで核心が見えてくる」と述べるなど、危険と隣り合わせであっても現地での取材活動を続けていくことが必要だと訴えました。
そのうえで、参加したジャーナリストからは事件を教訓にするために、スケジュールの立て方や現地取材の調整方法を検証すべきだなどといった意見が出されました。
この中で、中東での取材経験が豊富なフリージャーナリストの川上泰徳さんが「中東のような強権社会では、地元メディアは国にコントロールされ、市民の声は伝わりにくい。テロや紛争などが起きた際に、人々にいろいろな話を直接聞くことで核心が見えてくる」と述べるなど、危険と隣り合わせであっても現地での取材活動を続けていくことが必要だと訴えました。
そのうえで、参加したジャーナリストからは事件を教訓にするために、スケジュールの立て方や現地取材の調整方法を検証すべきだなどといった意見が出されました。