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中国 北朝鮮制裁決議に賛成も厳しい制裁には慎重1月15日 21時30分
中国の王毅外相は、核実験を行った北朝鮮に新たな制裁を科す国連安全保障理事会の決議に賛成の立場を示唆する一方、「朝鮮半島を混乱させるべきではない」として北朝鮮に厳しい制裁を科すことには慎重な考えを示しました。
中国外務省によりますと、王毅外相は15日、スイスの外相と会談したあとの記者会見で、4回目の核実験を行った北朝鮮に新たな制裁を科す国連安全保障理事会の決議への対応について「北朝鮮が再び核実験を行ったことは朝鮮半島の非核化に逆行している。中国は、国連安保理が必要な対応を取ることを支持する」と述べ、決議に賛成する立場を示唆しました。
一方で王外相は「朝鮮半島を混乱させるのではなく、長期的な安定を追求すべきだ」と述べて、北朝鮮に厳しい制裁を科すことには慎重な考えを示しました。
北朝鮮への対応を巡っては、日本、アメリカ、韓国の3か国が、国連安保理で新たな制裁決議の採択を急ぎ、圧力を強化することで一致しており、中国に対しても、北朝鮮に影響力を行使するよう求めています。中国は、北朝鮮の核実験に明確に反対しながらも、制裁を過度に強めることで北朝鮮の孤立が深まり、情勢が不安定になることを警戒しています。
王外相は、15日の記者会見で、中国だけに責任を押しつけるべきではないという立場を強調していて、北朝鮮に対する制裁をどこまで強化するかを巡って、中国とアメリカなどとのせめぎ合いが続くものとみられます。
一方で王外相は「朝鮮半島を混乱させるのではなく、長期的な安定を追求すべきだ」と述べて、北朝鮮に厳しい制裁を科すことには慎重な考えを示しました。
北朝鮮への対応を巡っては、日本、アメリカ、韓国の3か国が、国連安保理で新たな制裁決議の採択を急ぎ、圧力を強化することで一致しており、中国に対しても、北朝鮮に影響力を行使するよう求めています。中国は、北朝鮮の核実験に明確に反対しながらも、制裁を過度に強めることで北朝鮮の孤立が深まり、情勢が不安定になることを警戒しています。
王外相は、15日の記者会見で、中国だけに責任を押しつけるべきではないという立場を強調していて、北朝鮮に対する制裁をどこまで強化するかを巡って、中国とアメリカなどとのせめぎ合いが続くものとみられます。