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中国 “米へ逃亡“の共産党元幹部親族の調査認める
1月15日 16時55分

中国政府は、大量の国家機密を手にアメリカに逃亡したとされている共産党の高級幹部の親族について、アメリカ政府と協力して調査を進めていることを初めて公に認めました。
中国の習近平国家主席は、政府や党の幹部の汚職を撲滅する「反腐敗闘争」をみずから主導し、去年7月には、胡錦涛前国家主席の側近中の側近と言われた全国政治協商会議の令計画元副主席を、巨額の賄賂を受け取った疑いなどで逮捕しました。
アメリカのメディアによりますと、令計画氏を巡っては、ビジネスマンで弟の令完成氏が、兄を通じて入手した大量の国家機密を手にアメリカに逃亡し、中国政府がアメリカ政府に対して、再三にわたって水面下で身柄の引き渡しを求めたとされてきました。
これについて、共産党内で汚職摘発を担う、中央規律検査委員会の劉建超国際協力局長は15日の記者会見で、「令完成氏の件についてはアメリカと連絡を取りながら処理している」と述べて、アメリカ政府と協力して調査を進めていることを初めて公式に認めました。
この事件は、米中間の大きな懸案となっており、アメリカ政府も巻き込んだ調査の行方に注目が集まりそうです。

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