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【台湾総統選】蔡英文氏とは1月15日 15時13分
蔡英文氏は59歳。台北出身で、イギリスやアメリカへの留学経験がある国際派です。法律が専門の学者でもあり、李登輝元総統のブレーンとして、中国と台湾は「特殊な国と国との関係」とする、いわゆる「二国論」の起草にも関わりました。
2008年まで8年間続いた民進党政権では、対中国政策を担当する閣僚や副首相にあたる行政院の副院長などを歴任しました。民進党で初めての女性党首として臨んだ前回、2012年の総統選挙では、国民党の馬英九氏に80万近い票差で敗れました。今回が2回目の挑戦で、当選すれば台湾で初めて女性の総統が誕生することになります。
蔡氏は、対中国政策を巡っては、独立志向が強い従来の民進党のイメージを抑える一方で、中国側が主張する「一つの中国」の考え方は台湾の主体性と民主主義を損なうと批判して中台関係の「現状維持」を訴えています。また、去年10月には日本を訪問して、日本の政界とのパイプづくりを進めるとともに、経済分野を中心に日本との関係強化を目指す考えを示していました。
2008年まで8年間続いた民進党政権では、対中国政策を担当する閣僚や副首相にあたる行政院の副院長などを歴任しました。民進党で初めての女性党首として臨んだ前回、2012年の総統選挙では、国民党の馬英九氏に80万近い票差で敗れました。今回が2回目の挑戦で、当選すれば台湾で初めて女性の総統が誕生することになります。
蔡氏は、対中国政策を巡っては、独立志向が強い従来の民進党のイメージを抑える一方で、中国側が主張する「一つの中国」の考え方は台湾の主体性と民主主義を損なうと批判して中台関係の「現状維持」を訴えています。また、去年10月には日本を訪問して、日本の政界とのパイプづくりを進めるとともに、経済分野を中心に日本との関係強化を目指す考えを示していました。