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総統選挙 中国から台湾へ帰省の動き活発化
1月15日 7時40分

台湾の総統選挙が16日行われるのを前に、中国に進出する台湾企業の経営者らが投票を行うために帰省する動きが本格化しています。
台湾には在外投票の制度がないため、台湾以外の場所で生活する有権者は、投票日に台湾に帰省する必要があります。このため、中国に進出する台湾企業の経営者や従業員の帰省が本格化していて14日夜、上海の空港には台湾企業で作る団体などを通じて割安に購入した航空券で台湾に戻る人の姿が多く見られました。
中国に進出する台湾企業の経営者らの間では、国民党の支持者が多いと言われていますが、今回の選挙では事前の世論調査で、与党・国民党の朱立倫候補が、最大野党・民進党の蔡英文候補に終始リードされていることもあり、帰省する人の数がこれまでより大幅に少なくなるのではないかという見方も出ています。
1人で、投票のために帰省するという女性は「選挙のあとも、中国との関係に大きな変化がないことを期待しますが、今回の選挙は多くの人が台湾に戻っても戻らなくても結果は変わらないと思っていて、知り合いは誰も投票に戻りません」と話していました。また、国民党の朱候補に投票するという男性は「中国との関係は現状を維持しつつ、政治的な問題をさらに一歩進んで解決してほしい」と話していました。

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