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イランの核開発問題 最終合意履行間近か1月15日 5時16分
核開発問題を巡る最終合意に基づいて、イランは兵器級のプルトニウムを産出しないようにするための重要な取り組みを終えたことを明らかにし、関係国の間では最終合意の履行が間近に迫っているとの認識が広がっています。
核開発問題を巡る欧米側との最終合意に基づいて、イランは核兵器の原料になりうる濃縮ウランの国外搬出やウラン濃縮に使われる遠心分離機の削減など、核開発の制限に向けた取り組みを進めています。
最終合意には、兵器級のプルトニウムを産出しないようにするため、西部アラクにある重水炉の設計変更を行うことも盛り込まれていますが、イラン原子力庁の報道官は14日、「原子炉の主要部分が撤去された」と述べ、まもなく、IAEA=国際原子力機関の査察官が検証作業に着手することを明らかにしました。また、アメリカのケリー国務長官も重水炉を巡る作業の進展を認めており、核開発の制限に向けた重要な取り組みが、また1つ前進した形です。
最終合意では、イランが核開発を制限したことをIAEAが確認すれば合意が履行され、経済制裁も解除されることになっています。イラン原子力庁によりますと、多数のIAEAの査察官がイランによる一連の取り組みの検証作業を進めているということで、関係国の間では、今月16日にも発表があるとの見方も示されるなど、最終合意の履行が間近に迫っているとの認識が広がっています。
最終合意には、兵器級のプルトニウムを産出しないようにするため、西部アラクにある重水炉の設計変更を行うことも盛り込まれていますが、イラン原子力庁の報道官は14日、「原子炉の主要部分が撤去された」と述べ、まもなく、IAEA=国際原子力機関の査察官が検証作業に着手することを明らかにしました。また、アメリカのケリー国務長官も重水炉を巡る作業の進展を認めており、核開発の制限に向けた重要な取り組みが、また1つ前進した形です。
最終合意では、イランが核開発を制限したことをIAEAが確認すれば合意が履行され、経済制裁も解除されることになっています。イラン原子力庁によりますと、多数のIAEAの査察官がイランによる一連の取り組みの検証作業を進めているということで、関係国の間では、今月16日にも発表があるとの見方も示されるなど、最終合意の履行が間近に迫っているとの認識が広がっています。