トップページ国際ニュース一覧アルジャジーラ 米視聴者向け放送 終了へ
ニュース詳細

アルジャジーラ 米視聴者向け放送 終了へ
1月14日 10時30分

中東の衛星テレビ局、アルジャジーラは、3年前に立ち上げたアメリカの視聴者に向けたニュース専門チャンネルの放送を、経営難を理由に終了することを発表しました。
中東のカタール政府が出資する衛星テレビ局、アルジャジーラは、アメリカが進めてきた「テロとの戦い」の問題点を指摘するなど、欧米メディアとは一線を画す報道スタイルで知られ、中東での成功を足がかりに2013年、ニュース専門チャンネル「アルジャジーラ・アメリカ」を新たに立ち上げ、アメリカに進出しました。
アメリカでは報道番組が娯楽化しているとの批判もあるなか、硬派なジャーナリズムを掲げて参入し注目されていましたが、アルジャジーラ・アメリカは13日、声明を発表し、「われわれのビジネスモデルをアメリカのメディア市場で続けるのは難しい」として、経営難を理由にことし4月末までに放送を終了すると明らかにしました。
参入から3年足らずでの撤退となった原因としては、アメリカ国内でのメディア間の競争の激しさのほか、反米のイメージが強かったことで視聴率が伸びなかったことが指摘されています。
また、アメリカの複数のメディアは、元社員がユダヤ人差別や男女差別などがあったとして経営陣を訴えたことを報じていて、こうした社内でのいざこざも短期間での撤退につながった一因とみられています。

関連ニュース

k10010370621000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ