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バス会社の運行管理に多数の法令違反
1月18日 5時01分

バス会社の運行管理に多数の法令違反
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長野県で起きたバス事故で、バス会社が、今回のスキーツアーのほかに少なくとも2つのツアーで国の基準を下回る安い運賃で受注していたことが新たに分かりました。ほかにも運行に関わる多くの法令違反が見つかり、国土交通省は、ずさんな運行管理が事故の背景にあるとみて詳しく調べています。
この事故で、国土交通省は17日、バスを運行していた東京・羽村市の「イーエスピー」に対し、3日連続で特別監査に入りました。
その結果、事故を起こした今回のスキーツアーのほかに少なくとも2つのツアーで国の基準を下回る安い運賃で受注して運行していたことが新たに分かりました。17日までの監査で、このバス会社は、今回のツアーを国が適正と定めた価格のおよそ26万円を7万円下回る19万円で受注していたことが判明していました。
さらに、運行状況を記録する機器に記録用紙を入れないまま運行させたり、決められた時間を超えて運転手を働かせたりしていたほか、今回の事故で死亡した運転手の健康状態などを記した台帳を作成していなかったりするなど、運行に関わる多くの法令違反が見つかりました。
国土交通省は、バス会社のずさんな運行管理が事故の背景にあるとみて詳しく調べています。

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