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紛争地の子ども 2400万人が学校に通えず
1月14日 4時04分

紛争地の子ども 2400万人が学校に通えず
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世界各地の紛争地で暮らす子どもたちのうち2400万人近くが学校に通えなくなっていることが分かり、ユニセフ=国連児童基金は、教育に対する緊急支援を充実させるよう呼びかけています。
ユニセフは、12日、紛争地で暮らしている子どものうち、22か国で2400万人近くが学校に通えなくなっていると発表しました。
これは、紛争地で暮らしている、主に6歳から15歳の小中学校に通う年齢の子ども1億920万人のうち、およそ4人に1人に当たります。
学校に通えない子どもの割合は、政府軍と反政府勢力との間で衝突が続くアフリカの南スーダンで51%、ニジェールで47%、スーダンで41%とアフリカ諸国が続き、アフガニスタンでも40%に上るということです。
南スーダンの国連PKOの施設に避難している子どもの父親は「南スーダンの未来は子どもたちにかかっているので教育はとても重要です。子どもたちが学校に行けなければ、南スーダンに平和は訪れないでしょう」と話しています。
ユニセフのジョ・ボーノ教育部長は「学校は、紛争終結後の社会を再建するために必要な知識や技術を得るだけでなく、子どもたちをつらい経験による心の傷から守る場所でもある」と指摘し、紛争で家を追われるなど学校に通えない子どもたちに対し難民キャンプでの学校運営など教育に対する緊急支援を充実させるよう呼びかけています。

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