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パキスタンとアフガン 自爆テロや襲撃相次ぐ
1月13日 21時08分

不安定な治安情勢が続くパキスタンとアフガニスタンで、過激派による自爆テロや襲撃が相次ぎ、市民や警察官合わせて20人以上が死亡しました。
パキスタン南西部の都市クエッタで13日午前、州政府の建物の前で、男が身につけていた爆弾を爆発させ、州政府によりますと、警察官や市民合わせて15人が死亡し、13人がけがをしました。この建物には感染症「ポリオ」の予防接種を進めている事務所があり、警察は予防接種を外国によるスパイ行為だなどと見なす過激派の犯行とみて調べています。
また、隣国アフガニスタン東部の都市ジャララバードでは13日午前、市内にあるパキスタンの領事館の近くで男が自爆したうえ、別の男2人が領事館のそばにある建物に立てこもりました。男たちは治安部隊との銃撃戦のすえ、およそ4時間後、殺害されましたが、警察官7人が死亡し、市民と警察官の合わせて11人がけがをしたということです。ジャララバードの周辺では反政府武装勢力タリバンが活動しているほか、過激派組織IS=イスラミックステートの地域組織も勢力を広げています。これまでのところ犯行声明は出ていませんが、11日パキスタンではアメリカと中国も参加して、アフガニスタンの和平を目指す会議が開かれたばかりで、警察が背後関係を調べています。

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