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米比 南シナ海の航行自由確保へ連携で協議1月13日 10時00分
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アメリカとフィリピンの外務・国防の閣僚会合がワシントンで開かれ、中国が南シナ海に人工島を造成した問題について南シナ海で航行の自由を確保するために両国がどう連携していくか意見を交わしました。
アメリカとフィリピンの外務・国防の閣僚会合、いわゆる「2+2」は12日、ワシントンの国務省で開かれ、中国が南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島で人工島を造成した問題などについて協議しました。
会合の冒頭、アメリカのカーター国防長官は「両国が協力する分野の1つが航行の自由だ。アメリカは、南シナ海をはじめ国際法が許す海域どこでも飛行や航行を行う意向だ」と述べ、両国が連携して南シナ海の問題に対処していく姿勢を示しました。
また、フィリピンのデルロサリオ外相も会合のあと、記者団に対し、南シナ海で航行の自由を確保するため、中国が主権を主張する人工島から12海里以内の海域でアメリカとフィリピンの艦船を共同で航行させる案について意見を交わしたことを明らかにしました。
デルロサリオ外相は、今回の会合では結論が出なかったとしていますが、フィリピンとしては、アメリカと緊密に協議が行われたことを明らかにすることで、領有権の問題で対立する中国をけん制するねらいもあるものとみられます。
会合の冒頭、アメリカのカーター国防長官は「両国が協力する分野の1つが航行の自由だ。アメリカは、南シナ海をはじめ国際法が許す海域どこでも飛行や航行を行う意向だ」と述べ、両国が連携して南シナ海の問題に対処していく姿勢を示しました。
また、フィリピンのデルロサリオ外相も会合のあと、記者団に対し、南シナ海で航行の自由を確保するため、中国が主権を主張する人工島から12海里以内の海域でアメリカとフィリピンの艦船を共同で航行させる案について意見を交わしたことを明らかにしました。
デルロサリオ外相は、今回の会合では結論が出なかったとしていますが、フィリピンとしては、アメリカと緊密に協議が行われたことを明らかにすることで、領有権の問題で対立する中国をけん制するねらいもあるものとみられます。