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シリア反政府勢力 ロシア空爆なら和平協議参加せず1月12日 8時16分
シリアの内戦終結を目指して今月下旬に予定されている和平協議について、反政府勢力は、ロシアの空爆が続いている状態では協議には参加できないという姿勢を示し、ロシアの支援を受けているアサド政権側をけん制するねらいがあるものとみられます。
シリアのアサド政権から4年前に離反し、反政府勢力の中心的な役割を担う、前の首相のヒジャーブ氏は11日、フランスのパリでオランド大統領と会談したあと、記者会見を行いました。
この中でヒジャーブ氏は、今月下旬にスイスのジュネーブで予定されているシリアの和平協議について、「われわれは、外国の軍隊がシリアの人々に空爆を行っているうちは交渉できない」と述べ、ロシアの空爆が続いている状態では和平協議には参加できないという姿勢を示しました。そのうえで、「ロシア軍によって学校が空爆され、多くの子どもが犠牲になり、けがをした」と述べ、ロシアの空爆を強く非難しました。
シリアでは、ロシア軍によるとみられる空爆で、先週から今週にかけて、反政府勢力の収容施設や学校が破壊され、多くの犠牲者が出ていて、反政府勢力が反発を強めています。
ロシアの支援を受けているアサド政権側は、過激な組織が入り乱れる反政府勢力側が和平協議に向けてどのような代表団を結成するのか見極める姿勢を示していて、ヒジャーブ氏の発言には、アサド政権側をけん制するねらいがあるものとみられます。
この中でヒジャーブ氏は、今月下旬にスイスのジュネーブで予定されているシリアの和平協議について、「われわれは、外国の軍隊がシリアの人々に空爆を行っているうちは交渉できない」と述べ、ロシアの空爆が続いている状態では和平協議には参加できないという姿勢を示しました。そのうえで、「ロシア軍によって学校が空爆され、多くの子どもが犠牲になり、けがをした」と述べ、ロシアの空爆を強く非難しました。
シリアでは、ロシア軍によるとみられる空爆で、先週から今週にかけて、反政府勢力の収容施設や学校が破壊され、多くの犠牲者が出ていて、反政府勢力が反発を強めています。
ロシアの支援を受けているアサド政権側は、過激な組織が入り乱れる反政府勢力側が和平協議に向けてどのような代表団を結成するのか見極める姿勢を示していて、ヒジャーブ氏の発言には、アサド政権側をけん制するねらいがあるものとみられます。