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ローマ法王 難民や移民に人道的対応を
1月12日 7時37分

ヨーロッパにたどり着いた難民や移民が関与したとみられる暴行事件が起き、非難の声が上がるなか、ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王は、「市民の権利の保護と、難民や移民の受け入れは両立できる」と述べ、人道主義に基づいて難民や移民に対応するよう呼びかけました。
ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王は11日、バチカンで、現地に駐在する各国の外交官に、毎年恒例の演説を行いました。
この中でフランシスコ法王は、ヨーロッパへの流入が続く難民や移民の問題について、「ヨーロッパが守ってきた人道主義の土台を揺るがしているように考えられているが、すべての人々を尊重する価値観や原理が失われてはならない」と訴えました。
そのうえで、「ヨーロッパは、市民の権利の保護と、難民や移民の受け入れや支援を両立できる」と述べ、第2次世界大戦以来最大とされる難民や移民の流入に、ヨーロッパ各国が人道主義に基づいて対応するよう呼びかけました。
ヨーロッパでは、先月、ドイツ西部のケルンで、複数の女性が難民とみられる男たちから暴行を受けるなど、難民や移民が関与したとみられる事件が相次ぎ、非難の声が上がっていて、欧米のメディアは、フランシスコ法王の発言がこうした事件を念頭に置いたものという見方を示しています。

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