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日本とUAE 宇宙開発協力のシンポジウム
1月18日 7時17分

火星探査を目指すなど宇宙開発を積極的に進める中東のUAE=アラブ首長国連邦と、日本の協力を拡大しようと、UAEでシンポジウムが開かれ、超小型衛星の開発や、国際宇宙ステーションの日本の実験棟「きぼう」などを活用した両国の協力について意見を交わしました。
日本とUAEの宇宙開発協力を巡るシンポジウムは、17日、UAEの首都アブダビで、日本政府やJAXA=宇宙航空研究開発機構と、UAE宇宙庁などの共催で開かれました。
UAEは、建国50年に当たる2021年に火星に到達する探査機の打ち上げを目指したり、ことし大学生などが開発した超小型衛星を打ち上げるプロジェクトを進めたりと、宇宙開発に力を入れています。
シンポジウムでは、元宇宙飛行士の山崎直子さんが、みずからが開発に携わった日本の実験棟「きぼう」を活用した宇宙教育や、「きぼう」から超小型衛星を放つ取り組みを行っていることなどを説明し、両国の協力拡大を提案しました。
これに対し、UAE宇宙庁のハシュミ局長は、UAEの複数の大学で超小型衛星の開発を進めているとしたうえで、「数か月以内に日本側からの技術提供を受けたいし、衛星を活用した災害監視についての協力にも関心がある」と応じました。
シンポジウムのあと、山崎直子さんは、「UAEが次世代に対する宇宙教育に力を入れていることを強く感じたので、協力を深めていきたい」と話していました。

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