あさイチ 2016.01.15


スケバンがヨーヨーで戦うやつ。
ああ、あれね。
本日のゲストは何とも怪しい、この店主。
もったいないから〜あげない。
この役を演じた、その男の名は…。
劇作家・演出家で俳優の松尾スズキさんです。
よーい、スタート!今や、日本演劇界や映画界をリードする集団「大人計画」を主宰しこんなにもたくさんの肩書でも活躍しています。
最初に注目されたのは34歳のとき。
96年の舞台「ファンキー!宇宙は見える所までしかない」。
身体障害者の性とどう向き合うのかそこに笑いを盛り込んだこの作品は演劇界の芥川賞といわれる戯曲賞を受賞。
そして、映画の脚本を書けば日本アカデミー賞最優秀脚本賞も受賞。
もうずっと2人で住むんやけんね。
はい。
2007年公開の「東京タワー〜オカンとボクと、時々、オトン〜」数々の賞を受賞しこの年の話題作となりました。
まだまだあります。
2度にわたり芥川賞にノミネートされたりさらには、文と絵を手がけた絵本まで出版したりまさに、鬼才、異才、多才。
松尾さんって、すごーい!と、思ったら極度の方向音痴?初めて訪れる目的地には絶対にたどり着けないとか。
松尾さん、大丈夫ですか?生字幕放送でお伝えします井ノ原⇒これでもかというぐらい上げて落としましたね。
松尾⇒方向音痴と言われてしまった。
有働⇒極度でどこにも行けないそうですね。
どこにも行けないということはないですよ。
生活しなくてはいけないですもんね。
今太秦の撮影所に通っているんですけれど撮影が夜になると分からなくなってしまうんです。
夜でもライトや電気ぐらいあるんじゃないですか。
でも空間把握能力がないんです。
ホテルからスタジオとかそういうのは大丈夫なんですか?うん…微妙。
町並みによる。
どういうことですか?覚えやすい町並みと覚えにくい町並みがあるんですか。
目立つ建物があったりとか曲がりやすい道だったりとか。
京都は今全部直角になっているでしょう。
どこに入り込んだか分からなくなってしまって。
今、携帯でGPS機能とか見て曲がるところで曲がるとか分かりますよね。
GPS機能の見方が分からないんですよね。
青い玉がうろうろするじゃないですか。
あれは自分なんですよ。
うろうろするものを追いかけてしまうんですよね。
自分を追いかけてしまうんですか。
そこに中心に目がいってしまって。
あれはむしろ危険です。
こんな話を長々しに来たわけじゃないんですよ。
松尾さんの最新作がきのうから始まりました木曜時代劇「ちかえもん」です。
時代は元禄。
町人文化が花咲く大坂が舞台。
きょうも1行も書けてなーい。
松尾さんが演じるのは売れない、書けないないない尽くしの人形浄瑠璃作者・近松門左衛門。
打ち切りになるようなもん書いといて銭は一人前、払てくれて恥ずかしいことないのんか!けど…わしかて、書けんときもあんねん。
もうちょっと褒めてくれたかてええやろ!人に褒められたり愛されたりするのが大好きなせっこいおっさんがスランプの気持ちを歌います。
歌は近松門左衛門さんです。
♪〜
(「大阪で生まれた女」のメロディーで)ある日、近松の前に突然現れた謎の男・万吉。
ええ、なんやそれ。
いつの間にやら近松の家に入り込み母・喜里とも、すっかり仲よし。
ほんまでっか、お母はん。
なんでお前がおんねん。
ち、ち…えーと。
名を忘れな!ちかえもん!縮めな!近松と万吉はさまざまな騒動に巻き込まれ毎回、大事件に発展。
何がしたいんです?きゃー!次回はさらにヒートアップ。
かいらしいちゅうてんねん。
近松が、なじみの年増遊女にピュアな恋心を抱いて。
あっ、あれ?なんやなんか胸が、体が熱い。
こ、これって…。
(効果音・ズキューン)万吉も恋の病に冒される。
(効果音・ズキューン)その後、すったもんだいろいろありまして。
近松がやっと大決心。
ヒット作「曾根崎心中」誕生するのか?人形浄瑠璃を書く。
傑作を世に送り出して近松門左衛門の名を残すんや!とは、言いつつも。
書けてなーい。
きょうも1行も書けてなーい。
ああ、おもしろい。
全8話ですよね。
ずっと続いてほしい感じがしますね。
ちょっと見ただけでそう思ってしまいました。
近松門左衛門という歴史上の人物ですよね。
劇作家で劇作家を演じているということですよね。
シナリオの藤本有紀さんの遊び心があるんでしょうね。
シナリオライターが劇作家に浄瑠璃作家の思いを託すみたいな二重構造になっていますね。
初め見たとき、どう思いましたか。
僕も53歳で近松は51歳という想定ですけど51歳でこれから「曾根崎心中」という傑作を書いていくわけです。
当時の江戸時代にしてみれば結構な年ですよね。
そこからまだ世に残る傑作を生めるということは励みになりますよね。
歌のシーン先ほどおっしゃってましたけれどむちゃ振りだったそうですね。
人のキーも聴かずに伴奏を流すからあんな音程になってしまうんですよ。
急に伴奏が流れたんですか。
伴奏がこれしかないと言われたので合わせるじゃないですか。
声が低い者にとっては合わせるしかないですよね。
きのう「ちかえもん」は第1回の放送でした。
ファックスがきています。
こういうの見たかったガッツポーズをしましたということです。
「ちかえもん」おもしろかった心の声のぼやきがいいですということです。
ほとんど表情でせりふという、ぼやきですよね。
表情をつけざるをえないんですよね。
ぼやいている時間はやることがないんですよね。
そこで間を埋めるためにいろんなことをやっているのでああいうキャラクターになってしまうんです。
ご自分のナレーションが入るわけじゃないですか。
ナレーションをとるときにこんな感じでやろうだからこんな顔をしようという計算みたいなものはあるんですか。
それもあるしナレーションをしている間うつされてしまっているからなんでみたいな声が入っているときに真顔ではいられないですよね。
いろいろやってみるという顔の引き出しというかそれを試させられる感じがしますね。
顔の引き出しといいますと万吉役の青木崇高さんに伺っております。
かわいい以外にことばはあると思うんですけど。
青木さんから、ほんま堪忍してというお願いがあるそうです。
ああ!おい。
すまんな。
誰がそないなことするかい。
けど…しゃあないや〜ん。
本当ですよ、皆さん、よくやっていらっしゃいますよ。
共演者泣かせですね。
一生懸命やっているだけです。
ギュイーンとなるとおっしゃっていましたね。
かわいいと言われてましたよ。
かわいいだけは分からないんだな。
実はかわいいとものすごく現場で言われているという情報をキャッチしました。
共演者、女性スタッフに取材してまいりました。
どんな感じなんですか?今、そんなもの、再現できるかよ。
今食べていたのにという気持ちですか。
基本的に現場には早く行きたいという気持ちがあるから1分1秒でも。
監督もやっているので。
待たせたくないと。
待たせたくない、だからそのときにそんなタイミングでおにぎりをくわえていた自分に対する戒めで戒めのところですね。
その瞬間も見られていたということなのかな。
おにぎりを食べていた姿をずっと見ていたんですかね。
知らないよ、そんなの。
見られているんですねきょうははいていないんですか?はいていないですよ。
着物を着ているからねインナーを着ていないと寒いんです。
美脚なんですね。
よく言われるんですよね、これも。
唇、本当ですね。
リップは塗っていないんですね。
塗っていないです。
タモリさんに初めて会ったときも何をしゃべっていいか分からなくて、唇きれいだねと言われて。
言われるとどうですか?40過ぎた男ですよ。
困るしかないじゃないですか。
さらに、こんなところまで見ているということです。
観察されているんですか。
観察しているというわけじゃないけど、人が何か準備をしている途中みたいなところが好きなんですよね。
本番に入る前に気持ちを作っているところとかかつらを直して気にしているところとか完成されていないものを見るのが好き。
これからやるんだみたいな。
人に見せる準備ができていないもの、だから僕もおにぎりを食べているときに人に見られるとあわわとなっちゃうんです。
そういうところがおもしろいと。
そうですね。
発声練習している人とかね。
おもしろいですか。
いとおしいんですかどういう感情で好きなんですか。
何の役に立つのかな?と思って。
そういう見方なんですね。
何かの役に立つんだろうなというふうに見ているんですね。
おのおの、いろいろたどってきた道で歌手出身の人がいたりグループサウンズをしていた人とかいろいろな経歴があっておのおのの今までのエピソードがあって1つの時代劇を作っている。
一人一人の型とかやり方とかがいろいろあるんだなと。
それがおもしろいんです。
いちばんおもしろかったことはどなたの何かありますか最近のしぐさはありますか。
しぐさはないんですけれども僕は岸部一徳さんの楽屋で楽屋の隣に、部屋全体にウーハーが聞こえるんです。
とても低い音が聞こえてくるんです。
ぼぼんぼんぼんと。
そんなにはないでしょ?そんなには聞こえないでしょ?僕にはぼぼんぼんぼんとしか聞こえないんですよ。
ぼぼんぼんぼんとしか聞こえないんです。
どんな人がしゃべっても楽屋なんだから聞こえないはずなんですけれども岸部一徳さんの声はとても低すぎてウーハーをきかせるんですね。
僕は一徳ウーハーと言っているんです。
ベーシストだなあと思う。
低音がきいているなと。
もう1つ共演者から伺っています。
小池徹平さんが見た素顔です。
クオリティーの低い松山千春さんのものまねをするということですね。
聞いてみたいですね。
さんざん先ほど言っていましたけれども。
こんなむちゃ振りあるか!これは聞かないと分からないよ。
似ているかもしれない。
たまたまメークをしているときに、ラジオから松山千春さんの歌が流れてみんな知らないというからどんな人?と聞かれたから。
松山千春のものまね
どうも松山千春です、と言って。
低い!もっと分からなくなりますよそういうのは似てるかも知っているかもしれないのに下手くそですね。
違う人かと思った。
こんな結果になるよ。
それは。
小鳥みたいな声になっていました。
かわいい声でした。
現場でやっているんですね。
楽しそうじゃないですか現場の雰囲気も。
そうですね、やはりコメディーを作っているとピリピリしてもしかたがないみたいなところもあるしもっと笑いやすい、空気みたいなものをみんなで作っていくというのは大事だなと思って。
なるほど。
でも、こんな時代劇初めて見たなと思うぐらい時代劇が好きな人もはまるような感じでしたよね。
俳優で参加されるわけですよね。
脚本も書いていつも演出もされています。
自分が俳優で参加するときというのはどういうふうに俳優としてあるんですか?むしろだからそういうこと関係なく使いやすい俳優だなと自分のことを思うんですよね。
というのは自分のシナリオを書いて監督もするじゃないですか。
そうするといちばんいい俳優って何も考えずに、そこに敷かれたものの中で与えられた材料で自分の役割をこなすというこなしてくれる俳優がいちばんいいと思うんですよね。
あとは現場に早く来る俳優とかだからなるだけ自分が監督をやったり演出家をやっているときに俳優に、しいていることの罪滅ぼしということでとにかく従う。
そうすると早く帰れるということです。
いろいろ思ってしまうんですよね。
演出家としての顔もおありだからこれ違うんじゃないかとか思ったりするのかなと思います。
逆ですね。
だから考えることは、やめる。
考えないですか?うん。
俳優という生き物に徹するというふうに考えないとやりづらいでしょ、やっているほうにとっては。
そうか。
それを心がけていらっしゃるんですね。
そうですね。
俳優としての「ちかえもん」松尾さんの姿きのう第1回を見逃した方は毎週火曜日の午後2時5分から再放送が見られます。
NHKのオンデマンドでもやっています。
松尾さん、もうひと方聞いてきています。
20年以上のつきあいの方です。
宮藤さんの脚本で行われた結婚式、松尾さんの反応は?何だかんだいってというふうにおっしゃっていましたね。
終始そういうことを言ってもねみんな大人ですししょうがないけどやっぱりなんか気にはかかりますね。
どんなことをおっしゃるんですか宮藤さん経由で。
宮藤にいってくれというわけではないんですけど何だろうな、宮藤にしても働きすぎなんじゃないのみたいな気持ちになったりね。
あんまり同じ劇団で隣で働きすぎがいると僕が働いていないように見えちゃうんでね。
そのことないのに。
そこをちょっと加減してくれないかなとか。
同じ楽屋で結婚式の台本を書いてということなんですね。
お願いして。
終始喜んでいたわけではないというふうにおっしゃってました。
いやいや、そのね際どいというか…奥さんの親族もいますからね。
どこまで受け入れられるかというところですね。
実際はどうだったんですか?大丈夫ではあるんですけどものすごいこと時々、ぶっこんでくるから言えないことです。
朝のテレビでは言えない。
ちょっとだけでも知りたいけれど。
いえいえ。
でもすごく笑えてあんな笑えた結婚式はないなと思ってすごいうれしかったです。
宮藤さんのコラムで書いていらっしゃいました。
最終的には奥様の最後のお父さんお母さんのスピーチでそれですごいすばらしい感動的なものになったと。
それでなんとか、つじつまがあったという感じです。
結婚式はそこが大事ですね。
宮藤さんの「あまちゃん」にもご出演されていましたけどどうでしたか。
売れっ子の脚本家どうしの出演。
そういえば「あまちゃん」、大人計画の人がだいぶ出ていましてね。
ライバル心なのかそれとも母のような気持ちなのか。
母のような気持ちじゃなくて宮藤の思っていることを120%理解しようと思ってやるだけです。
それは先ほどの演出家に対してというのもそうですけどやはりご自身もそういう経験があると。
そうですね。
このようにしてほしいと。
お互い貧乏時代から一緒にやってきた仲なので僕がいちばん宮藤の本を分かっていないとだめだろうという気持ちがあるから。
お二人で飲みに行ったりするんですか。
2人ではもうないですね。
宮藤さんからメッセージを預かっています。
20年ぶりぐらいなるんですが2人で飲みにいきませんかということです・こちらからも連絡しますけれども、松尾さんからも、時間があれば連絡くださいということです。
行ってほしいですね。
大体芝居をやると楽屋が隣どうしです。
2人のときが多いからそこでしゃべっちゃうんです。

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