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冬期の火山監視カメラ 蔵王山で実験開始1月17日 22時53分
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宮城と山形にまたがる蔵王山で、雪が積もる冬の間も火山活動を監視するカメラが運用できるよう、気象庁は、雪をとかしたり振り落したりする機能を備えた5種類のカメラの実証実験を始めました。火山の監視カメラの雪対策を調べる実験は全国で初めてです。
おととしの御嶽山の噴火災害を教訓に、気象庁は、全国の火山の想定火口域に火山活動を監視するカメラの設置を進めていますが、北海道や東北などでは、雪が積もる冬の間にカメラの運用をどう続けるかが課題になっています。
こうしたなか、仙台管区気象台は、特別な雪対策を施したカメラの実証実験を蔵王山の山頂に近い山形市の蔵王温泉スキー場で始めました。
実験では、雪をとかすためのヒーターを付けたものや、カメラを覆うカバーが定期的に回転し雪を振り落とす機能を備えたものなど、異なる雪対策をした5台のカメラを標高1660メートルの場所に設置して行っています。
気象庁によりますと、火山の監視カメラの雪対策を調べる実験は全国で初めてだということです。実験はことし4月まで行われ、気象庁は、樹氷が出来るほど雪が吹き付ける厳しい環境の蔵王山で効果が確認できれば、各地の火山監視にも取り入れていきたいとしています。
こうしたなか、仙台管区気象台は、特別な雪対策を施したカメラの実証実験を蔵王山の山頂に近い山形市の蔵王温泉スキー場で始めました。
実験では、雪をとかすためのヒーターを付けたものや、カメラを覆うカバーが定期的に回転し雪を振り落とす機能を備えたものなど、異なる雪対策をした5台のカメラを標高1660メートルの場所に設置して行っています。
気象庁によりますと、火山の監視カメラの雪対策を調べる実験は全国で初めてだということです。実験はことし4月まで行われ、気象庁は、樹氷が出来るほど雪が吹き付ける厳しい環境の蔵王山で効果が確認できれば、各地の火山監視にも取り入れていきたいとしています。