ニュートリノの研究に迫ります。
桝アナウンサーが最先端の実験施設スーパーカミオカンデを突撃取材。
宇宙の神秘ニュートリノの謎を分かりやすく解説しちゃいます。
分かりやすく説明しますんで頑張ります。
また次回。
(山口)今回の『グッと!地球便』は兵庫県とオーストラリアをつないでみたいと思います。
行ってみましょう!
海の向こうの大切な人に大切なものを届けます
今回の配達先はオーストラリアの首都キャンベラ
行政と教育の中心地として計画的に作られた都市キャンベラ
首都でありながら人口は少なく緑の多い静かな街です
この街で新進気鋭のガラスアーティストとして奮闘する日本人がいます
ガラスを彫刻のように削って作る彼の作品は「誰も見た事のない物を作りたい」という思いから生み出されました
(雄介さん)まあ形とか模様はアイデアであって素材をどう活かすかっていうところかなぁ。
実は彼シドニーで9年間に渡りアーティスト活動を行い着実にキャリアを積み上げていました
しかし突如その生活を捨てキャンベラに移り住んだのです
何も聞かされていなかった両親は…
新天地で新たな一歩を踏み出した息子に両親が届ける想いとは…
こんにちは。
あっこんにちはどうも。
はじめまして。
『グッと!地球便』の山口です。
(母)はじめまして。
今日は遠い所ありがとうございます。
どうもお世話になります。
お世話になります。
どうも。
(母)ありがとうございます。
息子さんの雄介さんがオーストラリアでガラスアーティストをなさってるという事ですけども日本にいらっしゃる時もやってらっしゃったんですか?
(父)というか学生…卒業してすぐにオーストラリアに渡りましたので学生の中での活動ぐらいです。
ちなみに僕ちょっと家入ってきた時から気になってたんですけどその後ろの…。
これは卒業の時の卒業展の時のです。
やっぱりそれ雄介さんのやつですか?ああそうです。
え〜!土台まで全部ガラスなんですね。
(母)そうなんです。
あれ吹きガラスで作ってるので大変だという話は聞きましたけど。
スゴイ…。
あのオーストラリアで本格的にガラスアーティストになりたいなっていう事に関してはもう賛成でした?それはもう賛成でした。
もう行っといでって送り出したって感じ。
説得が上手いのかもしれませんね。
雄介さんが?そうなんです。
これしかないここしか行く道がないっていうような事を言われたんでまあ現場でも即答したんですけどね。
今どうですか?お母さんどういうとこ見てみたいですか?そうですねあの…まあ行って10年たらずなんですがその慣れたシドニーをですねポンと切ってキャンベラに引っ越したというところがすごい不安でして。
今もキャンベラにいて…。
ああそう。
今はキャンベラに住んでるんですけれどもえっどうして?みたいな。
大丈夫?みたいな感じで。
それは理由とかそういうのはぜんぜん…。
聞いてない。
聞いてないんですか。
もう事後報告で。
はい。
「引っ越ししたよ」って。
引っ越ししたよって。
事情は一切語ってくれませんので。
見てみましょう。
はいお願いします。
雄介さんオーストラリアです。
グッと!
距離にして…
オーストラリアの首都キャンベラはシドニーとメルボルンという大きな経済都市の丁度真ん中に行政と教育の中心地として計画的に建設された都市
人口はシドニーの10分の1以下で緑が多く静かな街です
雄介さんが作品を作っている工房を訪ねました
デカイな。
(スタッフ)あっいてらっしゃいます。
こんにちは。
あっこんにちは。
(スタッフ)こんにちは。
(スタッフ)雄介さんでしょうか?はい。
(スタッフ)お世話になります。
はじめまして。
(スタッフ)『グッと!地球便』という番組で。
どうも。
(スタッフ)日本のご両親に頼まれてやって来ました。
そうですね。
今のところはい。
キャンベラ・ガラスワークスは政府支援の元ガラスアーティストの育成を目的として作られた工房
海外でも活躍する優秀なアーティストが集まる恵まれた施設で人気の観光スポットにもなっています
雄介さんの作品はまず吹きガラスを作ることから始まります
こちらはファーネスと呼ばれる溶解炉
中にはドロドロに溶けたガラスが入っています。
くっつけているのは白い色のガラス
このグローリーホールでガラスを高温にたもちながら作業します
吹きガラスの作業はサポートしてくれるパートナーと2人1組で行うのが一般的
マットさんは8年来の友人です
柔らかくなったガラスを型に入れると…
見事な波形が付きました
少しずつ空気を吹き込みガラスを膨らませていきます
すると雄介さん今度は膨らませたガラスをへこませていきます
ガラスは時間をかけ徐々に冷ましていかないと割れてしまうことがあります
そのため徐冷炉で1日かけて冷まします
翌日
ここからは雄介さん独自の方法で作品を作っていきます
デザインの元となるのは描きためたイメージイラスト
他の人が見てもあまりよく分からないような言葉を付けて酔ってる時にバーッと何か適当な事を描いて朝起きたら「なんやこれ」みたいな。
まあ決して適当にやってる訳じゃないんですけど…。
ガラスの表面全体をテープで覆い図柄を書き込みます
次に不要な部分をカッターで切り取り浮き出た模様が作品の下書きになるのです
できた…。
ここからガラスを切り出していきます
使うのはダイヤモンドの粒がコーティングされた特殊な工具
削る際に発生する摩擦熱でガラスが割れるのを防ぐため常に水をかけながら作業をします
水とガラスの破片が飛び散るので作業中は完全防備
ちょっと…。
ガラスの厚みは不規則
常に神経を尖らせていないと薄い部分が割れてしまうのです
集中し続けること4時間
外れました。
これが同じ製法で作られた作品…
完成までに1か月かかったそうです
雄介さんの自宅があるのはキャンベラに隣接する街クイーンビアン
閑静な住宅街です
こっちが…。
(スタッフ)なるほどあの方の家ですか?そうです。
どうぞ。
シドニーから引っ越してきて1か月
8年来の友人マットさんの家を間借りしています
すごい広いし値段もすごく友達価格にしてくれてるしありがたいことですけども…。
マットの娘さんアイビーちゃんです。
こんにちは。
マットさんの家族ともすっかり仲良しです
(外国語)
(スタッフ)こんにちはライラちゃ〜ん。
海外でアーティスト活動をしたいという思いからオーストラリアに渡ってきた雄介さん
何のツテもなく途方に暮れていた彼をガラス工房のアシスタントとして雇ってくれたのがマットさんでした
そうですね…。
森林というか森の中だったんですけれども。
雪の中でも生えてくるような蕾の力強さっていうところにちょっと惹かれてこういう形の作品を作りました。
アーティストとして6年間で制作した作品はおよそ40点
そのうち30点ほどが売れたといいます
平均すると価格は50万円程度
とはいえ材料費などを考えると生活はいっぱいいっぱいだそうです
実は子どもの頃は飽き性で何をやっても長続きしなかったという雄介さん
そんな彼を変えたのはお父さんと2人で行ったイタリア旅行でした
実は子どもの頃は飽き性で何をやっても長続きしなかったという雄介さん
そんな彼を変えたのはお父さんと2人で行ったイタリア旅行でした
っていうのも自分の中であったんでしょうね。
その後はガラスアート一筋
大学で技術を学び卒業後すぐに世界で勝負したいとオーストラリアにやって来ました
そんな道を選んだ雄介さんをずっと支えてくれたのが日本の両親でした
アーティスト活動を始めてから金銭的な援助は受けていない雄介さん
(スタッフ)米好き?もしかして俺…。
フフッ…。
フフフ…。
(スタッフ)それで大丈夫なもんですか?まあやってみてダメやったらダメで食べれます。
もうちょっと水加えときます。
うわスッゲー。
これほどパンパンになったことは…。
(スタッフ)ハハハ…ちょっとアルデンテ…。
じゃあいただきます。
おいしい!セロリがねおいしいっす。
歯ごたえあって…。
翌日
キャンベラ郊外で働く雄介さんの姿がありました
まだガラスアート1本では生活できない雄介さんはマットさんが経営するガラスパネルの会社で働いています
キャンベラでの生活が落ち着くまでの間雄介さんのペースで働かせてもらっているそうです
…っていうのがありますねはい。
これまで9年間大都会シドニーで走り続けてきた雄介さん
仕事は着実に増えていたのですが一方である思いが募っていたと言います
ってしてるけども…。
結果を見ればそんなに…。
休日のこの日雄介さんがやって来たのはキャンベラ市内のレストラン
たけちゃん!久しぶり〜。
久しぶり。
ハイタケ!
休日のこの日雄介さんがやって来たのはキャンベラ市内のレストラン
たけちゃん!久しぶり〜。
久しぶり。
ハイタケ!
(一同)カンパーイ!…っていう感じですね。
(スタッフ)どうですか?こういう…。
(スタッフ)なるように?難しいっすね。
まあでも…。
う〜ん…。
そうですね〜。
面白かった。
いや〜もう感動しましたね。
そういう活動の場がもうすでに出来つつあるといいますか…。
はい。
まあ安心しました第一に…。
でいつも気になりますから展示会とかギャラリーで出してもらった時にどうだった?今日今回売れた?どうだった?というのは聞くんですけれども…。
はい。
具体的なことはなかなかしゃべってくれないんでね。
30個ぐらいですか?まあ結構いい…。
はい。
効率よく売れてるのかなと…。
うん。
(母)ご飯もちゃんと食べてるようですのですごく…何も言うことはありません。
このまま頑張っていただいたらいいなと…。
ねえちょっとご飯炊きすぎですよね。
炊きすぎですよねハハ…。
ご飯好きやといえ…。
大体あの…「なるようになるかな」みたいな人生みたいですね。
あのガラスに目覚めたのお父さんとイタリアに行った…。
それはご存じでした?それをきっかけでって…。
いやそれがきっかけっていうのは今日初めて聞きましたんですごく嬉しいですね。
まあ私が趣味で色々旅行好きなもんですからついでにガラスを見に行こうかと…。
私がまあヴェネツィア行きたかった…。
お父さんがまず行きたい…。
そうそう…。
お父さんが見たいものを…。
たまたま雄介さんもそれ見て…。
そうですね。
今度雄介さんご自身がすごい興味を持ったという…。
はい。
へぇ〜。
じゃあこの後お届けものさせて頂いてるとこまた引き続きご覧いただきたいと思います。
雄介さんオーストラリア。
もう一度いってみましょう。
グッと!
この日雄介さんがやって来たのはオーストラリア第2の都市メルボルン
この街のギャラリーに雄介さんの作品が置かれています
こちらはですねあの…。
マネージャーのスザーンです。
(英語)
毎年このギャラリーから作品をアメリカのアートフェアに出展してもらっているそうです
この日は新たに展示用の作品を持ってきました
(英語)
ギャラリーには最新シリーズの『Kareha』も展示されています
そんな雄介さんに嬉しい知らせがあったそうです
アーティストとして新たな1歩を踏み出した雄介さんに届けものです
(スタッフ)日本のご家族から届けものがございます。
ヘヘッ…。
何ですか?これ…開けていいんですか?
(スタッフ)日本のご家族から届けものがございます。
ヘヘッ…。
何ですか?これ…開けていいんですか?フォトアルバム。
あっこれ…。
あ〜えっ…。
ヘヘヘ…。
届けものは両親の手作りアルバム
家族や親戚から写真やメッセージを集めて回りまとめたものです
そこには周りに弱音を吐かず走り続けてきた雄介さんのことを気遣いそして励ます言葉がたくさん溢れていました
すごい…。
最後に綴られていたのはお父さんからのメッセージ
「もし作品の買い手がなければ買い取りたいと思っていますのでその時はお知らせを」
もちろん作品を買ってくれるのはありがたいですけどそれよりもまあ今までの感謝の気持ちというかそういう感じでまあ家族みんなに何かあげたいなっていうのがいつも思っていることです。
はい。
(スタッフ)だいぶ心配されてたわけで…。
ハハ…そうですね。
まああの…。
まあ…。
フフフ…。
はい。
まあVTRご覧になって先ほどのねお父さんのご意見でいうとそんなにこう安心しましたとおっしゃってましたけども実際今日VTRご覧いただく前は…まではやっぱりだいぶ心配…。
そうです。
あの情報が全然流れてこないというか聞かせてもらえないもんですからそれちょっと過剰に受け取られたかもしれませんね。
心配してたっていうことはね。
あのやっぱりちゃんと食べて病気をしないようにということを祈るばかりです。
いや〜あれだけ米しっかり食ってたらもう…。
ハハハ…。
大丈夫ですか?大丈夫でしょ!プラスセロリあんだけ食うてたらもう…。
(笑い)大丈夫な感じしますけどね。
ヘヘッ…。
(武田)すっごいな〜これ。
絶景ですよ川合さん!
(川合)なんか雰囲気的に分かるよ!2016/01/17(日) 10:25〜10:55
読売テレビ1
グッと!地球便【究極の美しさ…豪州で気鋭のガラス芸術家として生きる息子へ】[字]
海外で頑張る日本人に家族の想いを届けます▽豪州でガラスアーティストとして生きる息子へ▽繊細さの極み!驚きの技法で生み出される芸術品…息子に届ける両親の思いとは?
詳細情報
出演者
山口智充
番組内容
日本を飛び出し、海外で生きる多くの日本人。その国にしかない技術を求め、修業に出る者。大恋愛の末、海外に嫁ぐ者。会社を辞めて、異国で第2の人生を送る者…。そんな彼らには遠く日本で暮らす家族がいて、お互いの間には様々な想いがあります。この番組では、そんな“想い”を、「日本の家族から贈り物を届ける」という方法で繋いでいきます。海外で奮闘する日本人の姿…、そして遠く離れたからこそ分かる家族の絆を描きます。
ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語ステレオ
サンプリングレート : 48kHz
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