(ロビンソン)おれのせいで負けただと〜!?ふざけんなよ!おまえだって今日何もしてねえじゃね〜か。
(ジェームス)ああエラーもしてねえぞ。
ていうかおまえ何打席打ってね〜んだ?もしかして敵チームの回しもんか?なんだと〜!打てない守れない足引っ張ってるだけの役立たず!でかい口たたいてないで練習でもしてこいよ!ホーネッツのお荷物さんよ。
言いやがったな…。
くたばりやがれ〜!
(ロイ)やめろよ2人とも!
(茂野吾郎)…たくうるせんだよ。
おまえらどっちも大した活躍してねえくせしてケンカだけはいっちょまえか?何言ってんだ!そもそも今日の負けはてめ〜のワンマンプレーから始まったんじゃねえか!なんだと〜!?
(ジェームス)えらそうな事言ってんじゃね〜ぞ!てめえも人の事言えね〜だろ。
何かあればすぐイチャモンつけてきやがって。
もうやめろって。
なめたプレーしてっからだろ〜が!
(ワッツ)いい加減にしろ!どいつもこいつもうだうだうだうだ人のせいにしやがって。
聞いててうんざりしてくるぜ。
敗戦は一人のせいだけじゃないだろ!人に罪をなすりつける前に今日の自分のプレーをもう一度見つめ直してみるんだな!
(キーン)ふ〜。
心の声チームをどうまとめるか…か。
(オープニング・テーマ)
(歓声)
(打球音)
(実況アナウンサー)「打ち上げてしまった〜!万事休す。
試合終了〜!ホーネッツ今日も打線が沈黙。
これでホーネッツの連敗は…」。
(テレビを消す音)
(ファンの男)ああ〜!もうどうなってるんだ今年のホーネッツは!
(ファンの女)底なしの連敗かと思ったらどとうのような連勝。
このまま行けると思っているとまた底なしの連敗。
まるでジェットコースターに乗ってる気分だよ。
けど明日は勝つ!なんたって茂野が先発だからな!
(ランス)ふざけるな!一体どれだけ連敗すれば気が済むんだ!このまま優勝争いから脱落したらせっかく増えてきた客がまた減ってしまうんだ!このビジネスチャンスをおまえはふいにするつもりなのか!…ったく。
(ステーシー)もう少し選手たちを信じてやってください。
な…なんだと!今年のチームは優勝をねらえるだけの力は持っています。
優勝をねらうのは当然だ!だが力を持ってるだけじゃ意味はない!そもそもビジネスってのはな…。
コーチたちとミーティングの時間になりましたのでこれで失礼します。
な…!
(ドアの閉まる音)うぬぬぬ…優勝できなかったらクビだからなステーシー!心の声
(パーカー)連敗したのは痛いがまだまだ取りもどせる!心の声
(ネルソン)ここでふんばらなきゃシーズンが終わっちまう。
心の声今日こそはいいところで打たね〜とな。
あっ。
(ジェームスロビンソン)ふん!心の声おれから始まった連敗だ。
今日は何がなんでも勝ちにいくぜ!
(ワッツ)で?どう分析する?
(キーン)良くも悪くも気分で動いていくチーム。
何かきっかけさえつかめれば全員が乗って連勝をたたき出す。
しかしいったんつまずいてしまうとどうしようもないくらい連敗の泥沼にはまってしまう。
…だな。
傾向として競り合いになったゲームは勝率が低い。
しかも先に2点以上取られた場合は極端に…。
今のうちには接戦を勝ちぬくだけのしたたかさが欠けているって事だ。
(ワッツ)今のホーネッツは野生の馬と同じだな。
だれかが手綱を付けてリードをしてやらなければ本当の意味で強いチームにはなれない。
冷静にチームの状況を把握しコントロールできるだれかがな。
何かあったんですか?いや…べつに。
(実況アナウンサー)さあ今夜の相手は目下3連勝と波に乗るブラウンズ。
連敗脱出の使命を背負いホーネッツのマウンドに上がるのは日本から来た若きサウスポーゴロー・シゲノ!対するブラウンズの先発は去年16勝を挙げたエース。
そしてワールドカップで韓国チームのエースでもあったコリアンロケットアン・チョンゴン!」。
(主審・ミッチェル)プレーボール!
(ミッチェル)ストライク!心の声よ〜しとっとと終わらせてチームに勢いをつけてやるぜ!
(ミッチェル)ストライク!さすがだぜ!茂野。
もらったね今日は。
心の声3球勝負だ!よっしゃ〜!
(ミッチェル)ボール!チッ!よし!
(トニー)いいフォークだ。
ボール!な…なにい?おい振ってるだろ!三塁審に確認してくれよ。
なぜ確認してくれないんですか?私が振っていないと判断したのだからその必要はない。
君が三塁を指すのは勝手だがいちいち取り合う義務はない!心の声くっそ〜!うぜ〜な今日の主審。
ボール。
心の声入ってんだろ〜が!ボールフォアボール!くっそ〜!タイム。
おいなんなんだよあの主審!今日はかなりからいな。
特に3球目と今投げたアウトローはストライクに取ってくれそうにない。
どう見てもストライクだろ!ったく!バカらしいからカリカリするな。
球はよく走ってる。
多少あまくなってもいいから打たせていけ。
ああ。
(サンダース)今日の主審厳しいな。
ああミッチェルだ。
ストライクゾーンがほかの主審と比べてせまいからピッチャーからはきらわれてるよ。
茂野はこれまでたまたま当たらずに来たんだろうな。
ただでさえ連敗ストップのプレッシャーがあるってのに…。
今夜は茂野にとって厳しい試合になりそうだな。
ボールフォアボール!またかよ。
心の声落ち着け茂野。
肩の力をぬけ!
(一塁塁審)アウト!ぜってえ点はやらねえ!よし!ああ…。
セーフ!セーフ!
(ブーイング)く…くっそ〜!うわあ今日も先制点取られちまった。
心の声チッやっちまった!ったくヘタクソが!心の声まずいな。
今夜も悪いパターンになりかけてる。
(三塁塁審)アウト。
茂野がいきなり2点!今日もダメかあ…。
アウト!よ〜しよ〜し。
よく後続を絶った。
まだ初回だ。
切りかえて行こう!くっそ〜!何様だ?あの主審!ったくストライクをボールにされたんじゃ野球になんねっつ〜んだよ!おいもう切りかえろ。
フン!なんつってもあのエラーが痛かったよなあ。
だれかさんが打率1割台なのも痛えよなあ。
おまえらいい加減にしろ。
(ロビンソンジェームス)うるせ〜!プレー!ストライク!ああん?そのコースはボールじゃね〜のかよ!なんで今度はストライクなんだあ?あいつブラウンズの事ひいきしてんじゃね〜のか?
(キーン)ボール半個分。
ええ?おそらくアンのアウトローはおまえのボールより半個分中に入ってる。
ストライク!
(ワッツ)ほぼ同じ所に投げていてわずかの差で片やボール片やストライク。
茂野にはますます厳しい事になったな。
しかもあの厳しいコースにポンポン決められちゃあ今のうちの連中にゃあなかなか打てね〜だろうな。
アウト。
ストライクアウト!
(打球音)
(三塁塁審)アウト!
(歓声)ボール。
(実況アナウンサー)「今日の茂野はどうもピリッとしません。
一方対照的にブラウンズの先発アンは危なげないピッチング。
ホーネッツは相変わらず打線のつながらないチグハグな攻撃で7回も無得点。
なんともホームベースが遠い試合となっております」。
はあ〜。
今日もこのままズルズル行ちゃうのかねえ。
主審まで敵じゃあ試合に勝てるわけねえっつの!
(キーン)茂野!んだよ?この回から配球を変える。
はあ!?今さらどう変えようがあの主審相手じゃ意味ね〜だろ!ジャッジが信用できないなら全部ど真ん中に投げろ。
おれももうミットを真ん中から動かさない。
な…なんだと!?それともど真ん中だけの勝負は自信がないか?へッへへ…んなわけね〜だろ!やってやろうじゃね〜か!よし!お…おいちょっと待て。
じょうだんじゃねえぞ。
何ふざけた事言ってやがる!おれはいたってまじめだ。
ど真ん中勝負面白いじゃね〜か。
いやちょっと待てよ。
いくらなんでもそれじゃ打たれるに決まってんだろ?
(マードック)だったらバックのおれらが全部アウトにすりゃいいじゃね〜か。
マードック…。
(ロビンソン)全部アウトにっておまえ…。
(キーン)そうだな。
今日茂野の足を引っ張ってるのはなにも主審のミッチェルだけじゃない。
おまえらの守備にしてもそうだ。
おい待てよ!エラーしたのはこいつだけじゃね〜か。
記録としてのエラーはな。
だがなロビンソン初回におまえの所に行った内野ゴロは積極的につっこんで捕っていれば十分ゲッツーにできたはずだ。
それにロイ!おまえはジェームスのエラーをバックアップした後先制点をおそれるあまり間に合わないホームでさそうとしてランナーを三塁に進めてしまった。
もしあそこで冷静な対応をしていればその後の犠牲フライの1点は防げたはずだ。
ここ数試合どいつもこいつもそんなプレーだらけだ。
連敗を気にするのはわかるがこの調子だと今日も負けるぞ。
そこの生意気なルーキーが…この前おれに言い放った言葉をてめ〜らにもくれてやる!戦う相手は味方でも審判でもね〜んだよ!
(マードック)茂野てめ〜もだ!自分の言葉ぐらい覚えとけ!マードック…。
何やってんだ!行くぞ!お…おう!
(トニー)お…おいおまえら!ここはかれらに任せよう。
心の声マードックの言うとおりだぜ。
プレー!心の声連敗ストップやらしょっぱいジャッジやらに気を取られちまってたが…。
ストライク!心の声試合の流れをコントロールするのはだれでもねえ!ピッチャーの仕事なんだ!ストライク!うおおお〜ら!ストライクアウト!心の声
(バラガス)3球勝負だと!?フッやっと重い腰を上げたようだなキーンのやつ。
おいなんの話だ?見てりゃわかるさ。
心の声
(ライアン)ど真ん中の3球勝負だと?ストライク!心の声ルーキーがふざけてんじゃね〜ぞ!心の声なめんなよ!アウト!ナイス!心の声
(ペルフリー)何を考えてるか知らね〜がど真ん中だけでおさえられてたまるかよ!うおおおお〜!
(二塁塁審)アウト!やるじゃね〜か!
(ファンの男・女)いいぞ〜!よ〜し攻撃はまだ2回ある。
(ダンストン)まずは確実に1点からだな。
おう!
(キーン)いやこの回でかたをつけよう。
それくらいの気持ちでいかないと目標に到達できない。
目標ってなんだよ?優勝以外ほかに何がある?ゆ…優勝って…。
今のおれたちには優勝をつかみ取るだけの力がある!だが…その力を発揮せずチャンスをつかもうとしないやつははっきり言って不要だ!マイナーにもどって出直してくるがいい。
ヘッ!そんな腰ぬけホーネッツにはいね〜よ!ああ!1人もいねえ!よ〜しやってやろ〜ぜ!なあ!
(一同)お〜!心の声なに盛り上がってんだか知んね〜が散発3安打の打線じゃ何したって意味ね〜よ。
心の声絶対出塁してやる!ファウル!ロビンソン!落ち着いてボールをよく見るんだ!ボール。
アンは微妙なコントロールが利かなくなってるな。
ええ今のアウトローストライクゾーンから半個外れてました。
よっしゃ〜!行っけ〜ロビンソン!ボールフォアボール!…ってあら〜。
(ロビンソン)よっしゃ〜!いいぞ〜よく見た。
心の声あいつ…。
ボール。
ハァハァ…。
やった〜!ノーアウト一塁三塁。
ボールフォアボール!
(一塁塁審)アウト!くそ!く〜おっしい〜!ハァハァハァ…。
打て〜キーン!決めちまえ〜!行け〜!心の声キーン。
心の声打ってくれ。
心の声たのむ!決めてくれ〜!
(打球音)セーフセーフ!
(歓声)よっしゃ〜!逆転だ〜!よ〜し!決まったな…。
(実況アナウンサー)「さあ9回表ブラウンズの攻撃もツーアウトランナーなし。
勝利目前のホーネッツ!心の声ヘッアウトローか…。
うお〜りゃ!そこはストライクだったよな?ストライクアウト!ゲームセット!よっしゃ〜!よくやったぞ茂野〜!ナイスピッチ!あんたもナイスジャッジだったぜ!フッ!
(サンダース)やった〜やりやがった〜!ハハハハ…。
心の声やっとホーネッツに手綱がついたな。
(歓声)
(医者)腰の状態が思ったよりも悪くなってきてますね。
もう少し様子を見ないとなんとも言えませんがこのままだと残りのシーズンを投げぬくのは厳しいかもしれません。
(エンディング・テーマ)はあ?おれがCM出演!?じょうだんじゃね〜よ!おまけにおかしなやつまでしつこくつきまといやがって!そんなもんおれは絶対ごめんだからな!次回「メジャー」招かれざる客夢の舞台へかけ上がれ!2016/01/17(日) 17:30〜17:55
NHKEテレ1大阪
アニメ メジャー6「断固たる意志」[字]
連敗脱出をかけてブラウンズ戦に先発する吾郎。相手投手のアン・チョンゴンと投手戦が予想されたが、吾郎が投げたボールがことごとく「ボール」と判定されてしまい…。
詳細情報
番組内容
連敗脱出をかけ、吾郎が先発したのはブラウンズ戦。相手投手は、ワールド・カップで対戦したアン・チョンゴン。投手戦が予想されたが、吾郎が自信を持って投げたボールが、ことごとく「ボール」と判定されてしまう。この試合の球審は、判定が厳しいことで知られていたのだ。判定にいらついた吾郎は初回に失点してしまい、打線も、ちぐはぐで得点ができない。またも悪い負けパターンか、と思われたそのとき、キーンが動いた!
出演者
【声】森久保祥太郎,森川智之,家中宏,石井康嗣,山野井仁,羽多野渉
原作・脚本
【原作】満田拓也,【脚本】金春智子
監督・演出
【監督】福島利規
ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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