日本の宇宙開発で歴史的な出来事が起きた。
始まりは5年前
金星探査機「あかつき」を載せたロケットを打ち上げた
使命は金星の周りを回って惑星探査をすること
人々の夢と期待がかかっていた。
しかしトラブルで金星に近づけず…
しかし夢は
もう一度金星に近づくチャンスはないか?取り組んだのはあかつきの動きを計算し直すこと。
寝ても覚めてもそれは続いた
そして5年後。
あかつきはついに金星へ。
死に物狂いの夢が叶った
年間300万人が訪れる大人気のテーマパーク。
しかしオープンから
たった1年でスゴ腕社長は
ピンチをチャンスに変えろ。
外食チェーン
大反対を押し切った
北海道の小さな町工場が描く大きな大きな夢。
あの下町ロケットを地でいく
この大ピンチからどうやってチャンスをつかんだのか?
そこにあったのは
わずか18人の町工場には世界に誇る技術がある。
ここは宇宙に近い最高の町工場だ
ロンブー淳の…
すご〜い企業には面白経済と感動のドラマがいっぱいだ
さぁ始まりました。
『いくぞニッポン!こども経済TV』。
今回のテーマはどんなテーマなんでしょうか?今回はですねピンチをチャンスに変え逆転復活した企業を大特集します。
その秘密を知ることで経済のわかりにくいことを学ぼうという企画なんですね。
なるほど。
ピンチをチャンスに変えるってなかなか難しいことだと思いますけど。
順調にいってる企業さんでもピンチがあってそれを乗り越えてチャンスというとこにつなげていってるんですね。
ここにいる企業の方もそうなんですよね。
そうなんですよね。
さてそのあたりのところを素朴な疑問として大人にぶつけてくれるのがこちらの50人のこどもたちです。
よろしくお願いします。
わからないことどんどん質問してください。
みんなにわかりやすい言葉で丁寧に説明してくれますから。
ただ英語禁止専門用語禁止とさせていただきます。
そしてこどもに経済をわかってもらうのが今や悲願となりました。
解説は『ワールドビジネスサテライト』でお馴染みの大浜平太郎キャスターです。
よろしくお願いします。
まず聞きます。
皆さんは家族で出かけて外食ってどこに行きますか?はいえ〜とじゅりちゃん。
くら寿司ね。
はやと。
(笑い声)個人経営の焼肉ね。
う〜んそれはおいしいもんねやっぱりね。
たいりん。
3日前に長崎県に行って。
ちゃんぽんさんね。
長崎ちゃんぽん行った?リンガーハット。
いいですいいです。
家族や友達とお出かけしたときお店で食事をすることがあるよね。
実はこういうお店ではお客さんに来てもらうためにいろんな努力や工夫をしているって知ってた?手の込んだ料理がゆったり楽しめるファミリーレストラン…
ちょっと高級な雰囲気で今大人気のお店なんだ。
でも実は15年間売り上げが毎年減り続けどん底を味わっているんだ。
原因は回転寿司やファストフードなどライバルが一斉に安売り競争を始めたこと。
ロイヤルホストは安さを武器にしたライバルたちにお客さんを奪われおよそ150のお店を閉店することに。
このままでは潰れてしまう。
そこで矢崎社長はある作戦に打って出た
それが料理に手間をかけるということ。
他のライバル店より手間をかけることで本格的な料理が作れるようになったんだ。
でもそこにはひとつ人手を増やし材料にもこだわればその分お金も時間もよけいにかかる。
だからロイヤルホストの料理はファミレスにしてはちょっと値段が高い。
でもそれは安さより味や雰囲気を大事にするお客さんにとっては魅力的。
ライバルたちとは逆の道を行くことで個性を出したんだ。
この他より手間をかけるという作戦でロイヤルホストはどん底から復活を果たしたんだ
大逆転の裏側には必ずヒミツがある。
みんなも大好きなアノ食べ物にも
A応Pの荻野沙織です。
広瀬ゆうきです。
はいというわけでですね私たちは今回こちらにやってまいりました!
お馴染みA応P登場。
最新曲が発売されるとあってヒットのヒミツには興味津々
このお店にある大逆転のヒミツって何だろうね
皆さんいろいろ食べてておいしそうです。
いい香りがしてきます。
ねぇ。
寒いこの時期恋しくなるのが温かい
このちゃんぽんで大逆転したのがリンガーハットだ。
フードコートなどで気軽に食べられいまや家族連れにも大人気。
その売り上げは年間そうですね
えっ野菜!?いったいどんなちゃんぽんなの?
はいお待たせいたしましたうわっ!えっ待って!すごいよ。
これが一人前ですか?えっちょっと待って。
でか!量がすごい。
おっきい!
こちらの驚くのは盛られた
さて気になるお味のほうは?
結構シトシトしてるイメージだったんですけどしっかり量があるので上のほうはシャキシャキしてて。
更にこんなしょうがのドレッシングとあとは柚子こしょうのドレッシングがあって。
これは汁の中に入っても大丈夫なんですか?大丈夫ですよ。
あっそうなんですね。
ちゃんぽんにドレッシング!?合うのかな?
なんかこれだけあるとちょっと味変えて食べたいなって感じると思うんですけどこのドレッシングあったらほんとにピッタリですね。
全然変わりますね。
というのをイメージをしてですね。
確かに。
そういうことか。
でもなんでリンガーハットは野菜に力を入れたのかな?きっかけは麺の材料となる小麦の値段が高くなりリンガーハットが値上げ。
安いことに慣れたお客さんは逃げちゃったんだって。
2007年にはなんとおよそ1億5,000万円の赤字に転落。
このままではまずい。
リンガーハットの大逆転はお店をつくった米社長に任された
という思いで…。
復活を任された米社長が考えた大逆転のアイデア。
それは日本で採れた野菜を使うという
でも当時商品開発を任されていた川内さんは内心不安だらけだったとか
そんなとき中国で作られた毒入り餃子が売られるという事件が発生。
外国で作られた安いものより安心・安全な日本のものをという考えが強まってきたんだ。
時代をいち早くつかんで自信は確かなものに
当時のちゃんぽんは野菜7品目中5品目が外国産。
これをすべて国産に変えることに。
でも日本の野菜に変えるには
1つめは必要な量の野菜を集められるのかということ。
例えばキヌサヤという野菜
社員全員で全国の農家さんたちにお願いして回った。
でも…
更に
国産野菜はおいしい反面値段が高いのが悩み
野菜をすべて国産にすると10億円近くかかることがわかった
そこで米社長はこれまでの450円のちゃんぽんを550円に。
それに更に100円を上乗せした650円で新商品を売り出すことを決定。
でも前に一度値上げをしてお客さんが離れた痛い思い出がある。
お金を貸してくれていた銀行もこのときばかりは渋い顔。
安売りするライバルたちに本当に勝てるのか…
でも米社長のある一言が社員たちの気持を変えたそれが…
これは当時新商品テストをした社員たちの決意文
野菜の国産化は社員たちの誇りとなった。
これで勝負できる。
思いがひとつになったんだ
そして米社長の狙いは見事に的中した
いち早く時代をつかんだ野菜たっぷりちゃんぽんは女性客を中心に大ヒット!見事どん底からの大逆転を果たした!
これでも大変だったんじゃないですか?結果うまくいったっていうVTRを見る僕たちはあ〜そうなんだだけで済みますけど実際会社の中はね。
久しぶりに見ましたから。
なんかね当時のことを思い出すとちょっとね…。
すごいね…だからあんなちゃんぽんしてさふざけてるおじさんが涙すると思わないじゃない。
やっぱそれくらいの思いがあるんですよね?堀江さん。
でも実はね実はまじめなんですよ仕事にね。
ちゃんぽんLOVEね。
ちゃんぽんLOVEうん。
さあそんなリンガーハットの堀江さんに質問がある人。
はいみなみちゃん。
はい。
リンガーハットの店舗数はどのくらいですか?全国あと海外にも実は出してるんですようん。
ハワイとか香港とかねタイとかアメリカとかにも。
ハワイもあるんですか?そうなんですよハワイもね出してるんです実は。
へ〜。
600店舗あんだって。
こんなにお店があるのになかなかないですよねこういうチェーン店ね。
そうですね。
はいえ〜っとじゃありゅうせい。
ハワイとかにあるリンガーハットはハワイ国産の使ってるか日本国産のっていうか?ハワイの国産だったらアメリカのものになっちゃうからね。
どうなんですか?思ったことをそのまま聞きますから。
日本はもちろん日本国内の国産の野菜ですよね。
で海外のお店は実は今はねまだその国その国の国産になるってことですね。
堀江さんからこどもたちに何か聞きたいこととかありますか?みんな野菜って好きなの?野菜…野菜キライだっていう人正直に。
うん野菜キライな人?あ〜いいです。
うんいいですよ。
あっまさかつ先生。
野菜嫌い?あべのハルカス店に行ったときトウモロコシ抜きでって言ったら…。
どこ?どこ?あべのハルカス店に行って。
店舗の名前ねあべのハルカス店があんのね。
すげえ…。
あべのハルカス店に行ったときに?メニュー見たときにトウモロコシ入ってたんでトウモロコシ抜きでって言ったら抜きにしてくれました。
あっちゃんと個別にも対応してくれるんですね。
できるんです。
さあ他の企業の方でリンガーハットさんに質問したいことないですか?はいはい。
40年近い事業のなかでリピーターの方ってすごくもうなが〜く愛されてる方いらっしゃると思うんですが。
ちなみに…。
みんなこどもの皆さんは。
リピーター分かる?はい。
あっリピーターじゅり。
お客さん。
でもわかる?リピーターわからない人もいるよね?わかんないよね?
(笑い声)いいですか?リピーターわかりませんから。
そう!こどもたちにわかりやすく
あの吉野家も牛丼一筋だったのに安いもの出そうと思ったら何か削らなきゃいけないんですよね。
ここでためになるおもしろ解説が飛び出すよ
この外食産業なんですけれどもちょっとね年表を作りました。
これ見るとよくわかるんですけれどもご覧くださいこれ1970年代。
この時代ってすごく日本がどんどん成長してる時代でした。
でこの時期に…。
いろんなね外食チェーン店が誕生してるんです日本で。
そして90年代ここで何とかが崩壊するんですね。
これよ〜くニュースに出てくるんですけどわかる人?俺たちは経験してるからわかるけど…。
あ〜わかるの?すごい。
じゃあしゅうま。
バブル知ってんの?ってまだ話してる?すごいもう大正解です。
こちらバブルが崩壊するんです。
これバブルが崩壊するっていうのは要するに景気が悪くなるっていうことです。
そしたらそのときに外食産業いったい何やるかっていうとここで低価格競争っていうのが始まるんですよ。
安く出さないと買ってもらえないぞってことなんですね例えばすかいらーく。
今日本にすかいらーくってもう1店舗もないんです。
えっ!?みんな何になってるかっていうとガストっていう店舗になってます。
これ何が違うかっていうとガストのほうが安いんですよでもで何削るか?っていうことを考えるんですよ。
お給料払わなくていいからね。
そこで導入したのが何とかの導入何だ?いない?はいかいと。
おっきた〜正解。
こどもは大好きドリンクバー。
これもう店員さんの数減らせるから。
そうか勝手にやってくれるから。
そうそうそうそう…。
そのあといよいよやってくるのが2000年代。
食の安全の時代っていうのがやってきます。
BSEアメリカの牛が病気になっちゃう。
牛肉食べるの怖いねって言われ始めたんですよ。
でこれね牛丼屋さんやっぱり困ったんですよね。
あの吉野家も牛丼一筋だったのに豚丼っていうのを作るんですよね。
こうやって見るとすごくこうよくわかりますよね。
そうそうそうそう。
さてボードの2000年代2009年のところをご注目ください。
「朝活」と書いてありますよね。
朝活が注目され始めるこの流れを受けましてピンチがチャンスに変わった食品があるんです。
カルビーといえばポテトチップスややめられないとまらないかっぱえびせんがお馴染み。
でも今大注目はこれ。
ご飯パンに続く第3の朝食と話題の昨年度の売り上げは143億円。
今年度は200億円にも届きそうな大ヒット商品。
ちなみにフルグラとはフルーツグラノーラのこと。
トウモロコシを原料にしているコーンフレークとは作られている成分が違うんだ。
知ってるかな?
簡単に栄養が摂れるのが特徴なんだ。
この手軽さが受けて大ヒットしている。
でも…
このフルグラが
カルビーの定番ポテトチップスやかっぱえびせんが合わせて年間2,000億円以上を売り上げるのに比べおよそ10年前…
発売当初からまったくヒットなし
風向きが変わったのは朝早く起きて活動する人々が朝食に関心を持つようになった。
そこでカルビーはシリアルの売り場からパンや牛乳と同じ朝食売り場に商品を置く場所を変更。
ターゲットに選んだのは年々増えている
子育てや家事に追われながら働くママは…
手軽に栄養が摂れるフルグラならそんなママたちの朝の味方になれる。
でもそこには大きな問題が。
フルグラを朝食に出すと周りからは手抜きと思われてしまう。
ではカルビーはどんな方法でそう思われないようにしたのかな?
わかる方?あっ早いですね。
こももさん。
あ〜!すげえな。
ではフルグラが手抜き料理だと思われないためにカルビーの取った作戦はいったい何だったのでしょうか?
手抜き朝食と思われないためにカルビーはあるアイデアを思いついた。
フルグラをそのまま出すから手抜きと言われる。
でも例えばスープと一緒に出せば手抜きとは言われない。
題して
最近では和食のお友達としても登場。
朝食をはじめさまざまな料理と一緒に合わせることでイメージを変えたんだって
この
女性誌でも取り上げられるようになり忙しいママの朝の強い味方として時代の流れに乗った。
お友達作戦のスタートから売り上げは急増。
この勢いはまだまだ続きそうだ
こももが言ってたヨーグルトと一緒に食べたらどうですかっていう広告を変えたっていうのがまさにね。
すごいですね。
さあこどもたちからカルビーの網干さんに聞いてみたいこと。
はいじゃあみお。
カルビーさんは今までで…。
調べたの?すごいねみおちゃん。
ということが知りたいので教えてください。
さあアメやガムを作ってないんですか?アメとかガムは例えばぜひみおさんうわぁ〜どう?みおちゃん。
気になってきた?ぜひカルビーに入社してください。
すごい下調べしてきてるよ。
まさかつもね下調べしてるでしょ?してますしてます。
その他諸々。
反対にカルビーの網干さんからこどもたちに聞いてみたいことありますか?皆さんから見ておとなの人って楽しそうだなって思いますか?独特の視点ですね。
どうですか周りのおとなを見て楽しそうにしてるな〜って思う人挙手。
あっ少ない。
周りのうわぁ。
うわぁ〜。
なんで何が?まりあは?つまんなそう?りょうへいはなんで?そうですよそれは嬉しいことなんじゃないかな?すごいなこんなにこどもたちに…。
なんで?実らなかったのかな?堀江さんどうですか?聞いてみたいこと。
ちゃんぽんの味?それはない?堀江さん僕が代弁できます。
食べたくない?でもわかんないですそういうところにもしかしたら。
異色なコラボみたいなね。
確かに。
でなんでかっていうとアメリカでそしたらあんまり売れなくて。
そっか。
ここに日本最大級のテーマパークハウステンボスがある。
なにせ広さがすごい
でも知ってた?
オープンしたのは
みんなが生まれるずっと前だ。
当時は
わざわざ海外に行かなくてもここで楽しめるって作られたんだ。
初めの頃はお客さんが年間300万人以上と大人気
でもそれも長くは続かなかった。
一度来たお客に飽きられてしまいお客さんは3分の1近くに
まさに崖っぷちだった。
ところが2010年救いの神が現れた。
ハウステンボスをピンチから復活させる。
そう言って乗り込んできたのが澤田秀雄さん。
あの格安航空券で有名な旅行会社エイチ・アイ・エスを作った人だ。
いったいどんなことをするのか。
社員の人たちはまさにおっかなびっくり
ハウステンボスの社長になります澤田です。
このハウステンボスは残念ながらずっと赤字です。
企業は赤字ではやっていけないです。
うまくいかなければつぶれます。
うまくいかないとつぶれる。
まずはそう宣言。
そして社長自ら笑顔で現場に出た。
大改革の始まりだった
つぶれる寸前のハウステンボスに乗り込んだ澤田社長。
大改革が始まった。
まずみんなに徹底したのは自分たちでできることは自分たちでやろう。
園内の修理も自分たちの手で行いかかる費用を…
そこで効果が出るとやる気がもっと出始める
花壇の花の植え込みだって自分たちでやればお金がかからない。
赤字脱出に夢中で取り組んだ
そして澤田社長は新たな作戦を考え始めた。
この広い敷地にお客をもっと呼ぶにはどうすればよいか
前進みますよ。
そしてハウステンボスにとって大きな決断を下したんだ。
それは…
更に…
やるんだったらやっぱりオンリーワン。
他がやってないことをやるかあとは日本一のものをやると。
もしくは世界一のものをやると。
それが5つの王国
四季の花々が日本一で咲き誇ればこれは絶対見たい行くしかない
去年も来たんですけど…。
そして大きな建物に光の滝が降り注ぐ。
これを見たさにお客さんは夜まで園内に残ってくれる。
世界一1,300万球のイルミネーションに酔いしれるお客で売り上げもアップ。
次々に新たなイベントを打ち出して一度来たお客が思わずもう一度来たくなる
そしていろんなキャラクターと対決できる
心も体も癒やしてくれる
ここでしか見られないショーが楽しめる
そしてお客さんが戻ってきた。
黒字になれば社員のやる気も更にアップ
結果が出るって仕事をしていてとても大切なことなんだ
前は自分たちで考えて仕事をするっていうよりは上の人から言われてやる仕事が多かったんですが社長が来られてからはっていうのがすごい身についてきたかなとは。
そして去年オープンしたのが変なホテル。
ロボットが接客とは遊び心がすごい
これでまたこんなホテルに泊まりたいってお客さんが押しかけちゃう。
アイデアは無限大だ
すごい…すごいですよ。
社員の方もそれを肌で感じるわけですもんね。
どうしたらいいのかっていうAKBさんに来てもらってコンサートしてもらったりとかオランダとかにこだわってた時代であれば…。
発想すらなかったかなと思います。
どうですか?何か聞いてみたいこと。
はいじゃああんりちゃん。
ディズニーランドとかで味わえないことってあるんですか?いいぞいいぞ。
ハウステンボスならではの味わいって何ですかと。
ディズニーさんはディズニーさんですばらしい…。
でも都心部にあるからやっぱりね広大な敷地はあったにせよそういうことらしいですよ。
じゃあ逆にハウステンボスさんからこどもたちに聞いてみたいことありますか?まずハウステンボスに行ったことがある方。
どうですか?お〜お〜お〜。
こうき行ったことあるの?最近行ったの?見てねえんだ!次行ったらあれ見たいでしょ?はい。
今のVTR見てやっぱり魅力的に映ってる。
植松さん行きたくなりました?あ〜!変なホテルね。
あそこ泊まりたいですもんね。
さてこちらをご覧ください。
これをつくったのは大きな企業や有名な組織ではありません。
田舎の小さな企業がピンチにもめげずロケット開発を行うあの
一見するとさえない町工場のおじさん。
でもその言葉に世界中が大注目しているんだ
ネットでのスピーチ…
丸い笑顔の植松努さんは実はすごい人
僕たちは宇宙開発ができて丸ごとロケットをつくれて打ち上げできるようになってそして人工衛星も丸ごと飛ばせるようになって…。
丸ごとロケットを開発してる?ロケット開発って国がやることじゃなかったっけ?
このロケットづくりは植松さんのじいちゃんがなでてくれた頭は先生にさんざん殴られました。
とってもつらかったです。
でもそれを助けてくれるおとなはいなかったです。
北海道の真ん中赤平市。
人口わずか1万1,000人のこの小さな町にあるのが…
中を覗けば…。
ごく普通の町工場
こんにちは。
植松電機の植松努です。
植松努さんは経営者としてこの会社を率いている。
それにしてもこの小さなこれは今までに僕らが打ち上げてきたロケットのかなり
ありました。
想像したよりちょっと小さいけど確かにロケットだ
性能も優れもの
しかも植松電機がつくっているのは
なんと人工衛星も自分たちでつくっちゃう。
国のロケットに乗せてもらい実際に宇宙で活躍したんだ。
だから植松電機を「NASAより宇宙に近い町工場」なんて言う人もいる。
日本の宇宙開発を支える
そんなすごいことができるのはいったいなぜ?もともと植松電機はロケットが専門ではなかった
あそこでは今僕らが作ってる
ん?マグネットって磁石のこと?実はもともとの専門はロケットではなく磁石。
建設現場で使う機械につける大きなマグネットを作ることだった
このマグネットは鉄クズを集める道具として解体現場などで活躍している。
それにしてもなぜ
植松さんがロケットに魅せられたのは3歳の時。
世界中の人がテレビの前で見守った
世紀の瞬間をおじいさんの膝の中で見た植松少年。
おじいさんの嬉しそうな顔が忘れられなかった。
そこから空に興味を持ちロケットや飛行機の本を読みあさった
ものづくりの道具に慣れ親しんだ少年時代。
プラモデルの代わりに
解けるようになっていた
僕はこれを読んでしまったんですね。
計算してしまうんですね。
おじいさんにほめられるのが嬉しくて更に空へとのめり込む。
いつしか植松さんの夢は宇宙へと膨らんでいった
しかし植松さんの夢に水が差される
担任の先生は勉強もせず夢にばかり没頭する植松さんに対し手をあげた。
中高生になっても宇宙に関わる仕事に就くという夢は誰も認めてくれなかった
「お前の頭で行けるわけないだろう」と。
「こんな田舎から東大行けるわけがない」って言われてねすごい悲しかったですね。
それでも夢を諦めることはできなかった
世界で初めて飛行機で空を飛んだライト兄弟だって東大を出ていないじゃないか。
やるだけやってみようと思った。
必死に勉強し地元の工業大学へと進学。
そしてなんと念願の…
無理だと言われ続けた夢を手にした瞬間だった。
ところが
なぜならばひたすら偏差値上げる勉強だけしてきて念願叶って大学行って会社入れたけれどもその頃には飛行機やロケットは別に好きでもなんでもないっていう。
だからどうしても意見が合わないし空回りするしね。
悩んだあげく5年半で
そして夢をあきらめ北海道に戻った。
実家の機械修理工場を手伝うことに。
ここで
資材をつかんだりすくったりする
こんな製品は今までない。
小さい頃からの常識にとらわれない
これが植松さんの
なんと
会社にとって大きなチャンス
そのための費用は銀行から借りた。
すでに大量の注文が入っている。
借りたお金はすぐに返せる。
そう思っていた。
ところがその矢先。
すべてうまくいくと思っていた植松さんに
取引先の社長が代わり経営の方針が変更
残ったのはなんと2億円の借金。
田舎の小さな町工場にはあまりにも大きすぎた
慣れない飛び込み
ときには
しかししばらくすると地道な営業活動が実を結び
残りの借金返済のめども立った。
しかしこのとき植松さんは嫁さんからは…。
っていうことは1回だけ言われたことがありますね。
2億の借金は植松さんを精神的に追いつめ本来の優しい心を奪っていた
そんなとき知り合いに誘われ
ここで植松さんの
そこにいたのは親から虐待を受け…
そのときおじさん赤平から来たのって言ってくれてね。
僕も赤平なんだよって言って。
迎えに来てくれるんだって言っててね。
でもその子の親は迎えにこないんだそうです。
もうその子を殺す目に遭わせた親らしくてね。
うわいるんだと思ってね。
同じ町にいるんだと思ってね。
そのときにその子をつれて帰って僕の子にしても解決しないですね。
その子はまだ親と一緒に暮らしたいって言ってるしねいくらお金寄付しても解決しないですよね。
どっかの家庭を破壊したかもしれないとか。
必死になって必死の思いでやってきたことはなんだったんだろうと思ったときにああ借金払うために働いてたわと思ってね。
それがほんとつらかったですね。
自分がただの機械になっててね。
お金のために人を傷つけてきた自分がこどもたちを傷つけたおとなと重なった。
まっすぐな思いを
自分自身が誰より知っていたはずなのに
幼稚園あがる前はおじいちゃんがねほめてくれてばあちゃんがほめてくれて。
いっぱい覚えたことは全部そんなこと覚えてどうすんだって言われてね。
その先生がよく言った言葉が「どーせムリ」っちゅう言葉でね。
それは植松さんの夢を殺した言葉だった
その先生はね家で旦那さんに暴力ふるわれてる人だったみたいなんですよね。
だからああそうかと。
でも絶対自分より強いやつに向かわないと。
自分より弱いやつに向かうんだと。
だから…。
その原点はどこかなって思ったときにその先生が言ってる「どーせムリ」って言葉な気がした…。
「どーせムリ」の言葉で人は可能性を失っていく。
こどもたちが夢をなくさず可能性を信じられるようになるにはどうすればいいのか?ちょうどそんなとき植松電機に1本の電話が
ここから奇跡が始まる。
電話の相手は北海道大学で機械宇宙工学を専門とする永田教授だった。
電話は
というものだった。
そのときふと思い出したのは施設のこどもたちのこと
宇宙は誰もがちっちゃい頃1回は憧れてね。
すてきだなぁと思って…。
それが気がついたらみんなすっごいお金かかるとかすっごい頭よくないと無理とか言われてあきらめてると。
この小さな町でロケットの開発を行う…。
それはこれからを生きるこどもたちが夢を持つ励みになる
これはニッポンのねこどもたちにとって必要だから。
一度は胸にしまい込んだ宇宙という夢が現実のものになる。
植松さんは敷地の提供だけでなく
植松電機には何十年とものづくりをしてきた職人と世に誇る技術がある
奇跡的なことに
だがマグネットとロケットではたとえ使う機械は同じでも勝手が違う
不慣れな作業に社員たちも戸惑いを隠せなかった
締めすぎってほど締めてはない…。
挑んでいたのは…
実は
安全を守るための費用もその分よけいにかかってしまう
植松電機が目指すのは…
だが高い理想は空回りする
何度も何度も失敗を繰り返した
やはり
ふとよみがえるあの言葉…
しかしここであきらめたら「どーせムリ」と自分の夢を摘み取ったあのおとなと同じになってしまう。
こどもたちの可能性のために…。
夢のために植松さんは必死になって走り続けた
そしてついに!
植松さんのロケットは天空を突き抜けていった
ロケットはその後改良を重ね…
こどもたちに可能性を与えたいと始めたロケットづくり。
今では年間1万人を超えるこどもたちが実験の見学や手づくりロケット教室に参加している。
北の大地の下町ロケット
今日も植松さんはロケットづくりに奮闘している
すごい…。
やっぱ思いですよね。
絶対空に飛ばしてやるっていう。
俺ほんと謝んなきゃと思って…堀江さんに。
「どーせムリだ」って俺言っちゃったけどVTR見ながらいやちゃんぽんのアメができないってなんで俺は思っちゃったんだろうって。
ぜひカルビーさんとリンガーハットさんで実現してください。
堀江さんずっと号泣されてましたけど…。
やっぱわかるんでしょう。
つらい思いをしてる…。
堀江さんだからこそ。
いやぁすごいね苦労されてるんだなってね。
こどもたちも感動して…。
聞きたいこといっぱいあるでしょ?宇宙おじさんに…。
そりゃあがるよね。
りく。
ロケットをつくるときの費用ってどれくらいかかるんですか?あ〜費用ね…。
今僕らがロケットに使ってるような材料は昔はほんとに最先端の研究をしてつくった材料だったのが…。
結構え〜っ!実はそこにある人工衛星もかなりホームセンターパーツでできてるんだけどちゃんと宇宙で動きます。
マジっすか!ちなみにどの部分…。
えっとアルミニウムの板もそうだけどもあとアンテナのパイプが出てるんですけどそれとかね。
あとネジ類はみんなホームセンターもんで…。
おい近所のホームセンターでつくれるらしいぞ!他に質問ある方?はい。
えっとまひろ。
これからはどんなことをしていきたいんですか?ロケットでやりたいなと思っているのは…。
これはね全然科学が発達しても短くならない。
なぜかっていうと空気のあるとこ飛んでるかぎりマジかぁ…うわ〜。
うわ〜俺こどもの頃にこういう発想聞きたかったなぁ。
もしかしたらそれができたらいいなと思ってます。
さあそんな植松さんから今度こどもたちに聞いてみたいことってありますか?みんなは夢をね何個持ってるかなあと思って。
夢が今1つ以上あるっていう人。
あらすばらしい。
おっすごい!あっりょうが。
りょうが君。
りょうが夢まだない?うん。
何かやりたいこととかまだ見つかってない?はい。
植松おじさんの話わくわくしない?わくわくはするけど…。
ってそれも立派な夢なんで…。
やってみたいことと大好きなことを…。
だってなんでもできるかもしれないってことをおっしゃっていて今それを実現してるおじさんですから。
ほんとだね。
それありますもんね。
ありますね。
さあ今日はスタジオに来てくれたみんなやテレビを見てくれているこどもたちに植松さんから特別にメッセージです。
夢はどうすれば叶うのか
僕は今日みんなとね会うことができました。
僕は今日みんなとね会うことができました。
ほんとなら会わないはずだったのにね会うことができました。
だから僕はこの出会いがとっても嬉しいです。
もしかしたら10年後15年後みんなとね一緒に仕事をしてるかもしれません。
またみんながとても立派な人になってね世の中でいろんなことしてるかもしれません。
僕はねそんなみんなを助けられたらいいなと思います。
僕は今生まれて初めて会社を経営してます。
まさか自分が会社つくると思ってませんでした。
でも今ではすてきな仲間に恵まれていろんなことができるようになりました。
でもきっと僕がこどもの頃の学校の先生や周りのおとなは僕がねおとなになって会社をつくってロケット飛ばすって言ってもね誰も信じなかったと思います。
たくさん夢ありました。
それをね周りの人たちは家族はほめてくれました。
支えてくれました。
でも残念ながら…。
みんなももしかしたら今学校で自分のやりたいことや大好きなこと夢を誰かにしゃべったら「そんなもんできるわけないよ」とかね言われてしまうかもしれません。
でも実は…。
できない理由はね何個聞いても何にもなりません。
結局できないで同じなんです。
じゃあ夢を叶えるためにはやりたいことやるためにはどうしたらいいかっちゅうといちばんいいのは…。
だからみんなはこれから先やった事がある人を探すために…。
出会う人出会う人に片っ端から自分の夢しゃべるんです。
やりたいことしゃべるんです。
そしたらね誰かが覚えててくれます。
そして本屋さん行ってねあれ?この本そういえばあの子が言ってた夢の話じゃないかなぁとか言ってねそれを教えてくれるようになったりします。
必ずねどっかにみんなを信じて支えてくれる人がいます。
だから1人や2人にねできるわけないよってバカにされても気にしないでね自分を信じて支えてくれる人に出会えるまで一生懸命夢をしゃべり続けて出会い続けてください。
それをしてればねきっとみんなの夢は叶います。
で今世の中はすごく大きく変わってしまって僕らが若い頃はね日本の住んでる人の数はどんどん増えていたんです。
その時はお客さんがどんどん増えていくから同じ仕事をしててもね繰り返しててもね仕事はいっぱいあったんです。
ところが2004年から人の数がどんどん減っているんです。
仕事がどんどん減ってるんです。
だから同じこと繰り返してたらねもしかしたら仕事がなくなっちゃうかもしれません。
またもうひとつ大変なことが起きていて。
今実はロボットがどんどん性能がよくなってるんです。
さっきホテルの受付もねロボットがやってたね。
このまんまだとロボットばっかりになっちゃってみんなができる仕事がこの世からなくなってしまうかもしれません。
でもね大丈夫なんです。
実はそれはね…。
だからみんなは考える人になったらいいです。
言われたこと言われたとおりにやってるだけだとロボットに必ず負けます。
だから一生懸命自分で考えて工夫してください。
でも自分で考えて工夫することはねやっぱり人からいろんなこと言われます。
でもそれも気にしないでね応援してくれる人を探してね一生懸命やり続けてください。
そしたらみんなはね新しいことを見出すことができます。
で僕はいろんな発明をしてきました。
それを仕事にしてます。
で実は発明ってとても簡単にできます。
嫌な事に出会ったときに嫌だ〜って言ってるだけじゃ何にもならない。
嫌な人に出会ったときも「こいつ嫌だ」っていうだけじゃ何にもならないです。
なぜ自分はこの人のこと嫌だと思うんだろうって考えてみたらいろんなことがわかります。
「学校の勉強嫌だ」と思ったときもなんで自分は学校の勉強が嫌なんだろうって考えたみたらいろんなことがわかります。
そして実は自分と同じくつらい思いをしたり我慢してる人は世の中にいっぱいいるんです。
だから自分を助けたらその方法が他のたくさんの人を助ける発明になってしまいます。
だからぜひみんなはこれから先ね悲しいかもしんないけど嫌なことに出会っちゃったときはね「嫌だ〜」っていうだけじゃなくてなんで嫌だと思うのかなって考えてみてください。
そしたらそれはきっと発明になってたくさんの人を救うと思います。
世の中の悲しいことと苦しいことと不便なことをなんとかしようって気持が必ず新しい仕事を生み出します。
これからねどんどん仕事がなくってくるんだけどなければつくればいいだけだからね。
みんなの優しさが新しい仕事をつくり出しますから。
ぜひね人生はねどっかの会社に雇ってもらうだけじゃないからね。
自分で会社つくるもできますから。
ぜひねそんなことも忘れないでいてほしいなと思います。
僕は今日みんなと出会いました。
また会えたら嬉しいなと思います。
でも僕とみんながねそれはね…。
だから僕は車運転するときにみんなのこと思い出してね一生懸命ゆっくり運転します。
だからみんなも自転車のとき気をつけてね。
車乗るときもシートベルトしてね。
そしてねこれから先どんな嫌な人に出会ってねどんなひどいこと言われてもどんなひどい目にあってもねそしたら僕らもう1回会うことができます。
僕も今までにね何度か死んじゃったほうが楽かなと思ったけど死ななかったから今日こうしてねいろんな人に出会えました。
生きてればきっといいことがあるからね。
お互いに死なないように気をつけてねいろんなことやっていきたいです。
いつか一緒にね力をあわせて仕事ができたらね嬉しいから僕はその日を楽しみにね頑張ります。
一緒にね頑張っていきましょう。
今日は本当にどうもありがとうございました。
2016/01/17(日) 16:00〜17:15
テレビ大阪1
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番組内容
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出演者
【MC】田村淳(ロンドンブーツ1号2号)
【解説】大浜平太郎(テレビ東京キャスター)
【進行】大橋未歩(テレビ東京アナウンサー)
【リポート】A応P(アニメ応援プロジェクト)
【ゲスト】こどもたち/企業の最前線で働く方々
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