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【iRONNA発】平和ボケから目が覚める! 一色正春のニッポン自衛論

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【iRONNA発】
平和ボケから目が覚める! 一色正春のニッポン自衛論

衆院平和安全法制特別委員会で可決された安保法案。鴻池祥肇委員長に詰め寄る野党議員ら

 それにしても相手と戦うとき(実際に実力行使をしなくとも)は、普通に考えれば味方が多い方が有利であることは子供でも分かる理屈で本来は説明不要な話なのですが、頭の固い人にもわかるよう少し整理してみます。

 仮に各国の軍事力が以下ように数値化できたとすれば

 A国(日本の同盟国) 150
 B国(敵対国)    120
 日本         100
 C国(A国の同盟国)  50
 D国(B国の同盟国)  50
 E国(C国の同盟国)  60

 B国が日本に攻めてきたとき、確かに日本一国で戦うことができますが、軍事力が20上回るB国の方が勝つ可能性が高く、たとえ日本が勝ったとしても多大な犠牲が出ることは避けられそうもありません。しかしA国と日本が連携して戦えば250対120と、その差は二倍以上になり極めて日本が勝つ確率が高くなるうえ、日本単独で戦う場合より犠牲者の数は少なくて済みそうです。更に、E国やC国も日米側につけば360対120と、その差は三倍になり、普通に考えれば圧倒的な軍事力の差がある場合は、よほどのことがない限り他国に攻め入ったりすることはしませんので、B国は最初から勝てないと思い日本に攻めてこない可能性が高くなります。

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