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石橋監督映画「人生の約束」 新湊の祭り 元気さ伝える

観客と一緒に記念撮影する石橋冠監督=富山市のTOHOシネマズで

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富山、高岡で舞台あいさつ

 射水市新湊地区の曳山(ひきやま)まつりを舞台にした映画「人生の約束」の石橋冠監督が十六日、富山と高岡両市のTOHOシネマズを訪れ、舞台あいさつした。(伊勢村優樹)

 富山市のTOHOシネマズでは午後一時からの上映後に、劇中の曳山まつりで竹野内豊さんらが着た法被姿で三百人以上の観客を前に登場した。「新湊は僕の妻の実家があり、足しげく通っていた」と富山の風景にほれ込み、今回の映画を撮ったと明かした。

 曳山まつりを題材にしたことについては「東日本大震災の後に何を撮って、何を伝えたら良いか分からない時があって、その時にまつりを見てこれだと思った」と説明。「祭りの元気の良さや、ちょうちん山車の美しさはあまり日本にはないだろうなという誇らしい気持ちが湧いてきて、これは絶対全国に見せたいと思った」と語った。

 石橋監督は「池中玄太80キロ」など数々のテレビドラマの名作を手がけた。今作は、長年抱いていた「映画を一本だけ撮りたい」との思いを形にし、七十九歳にして初めて映画のメガホンを取った。主演の竹野内さん演じる会社の拡大にしか興味のなかった企業経営者が親友の死を契機に、親友の故郷・新湊で祭りにかける人々の情熱や温かさに触れ、自らを見つめ直す物語となっている。

 

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