チョイス@病気になったとき「気になる 乳幼児の発熱」 2016.01.16


「チョイス」。
それは選択肢
実はお勧めの選択肢があるんです。
それこそが「チョイス」。
例えば子どもが熱を出した時。
たかが熱と侮ってはいけません。
けいれんや意識障害を引き起こす事もあるんです
熱の主な原因はさまざまな感染症。
種類によっては最悪の場合…
でもご安心を!
子どもが熱を出した時に役立つチョイスがあるんです
更にあるチョイスで感染症の悪化を防ぐ事ができるんです
今日は…
ご紹介しま〜す!
(星田)今回のテーマは「子どもが熱を出したとき」。
やっぱりこれはお母様はまじなんかもう…。
うちね今1歳2か月3か月ぐらいなんだけど実はまだ一回も熱出してないの。
だからもう毎日ヒヤヒヤしてます。
ドキドキ。
うちはもう6歳になってほとんどもう大丈夫なんですけどやっぱり生まれたばっかりの時の熱っていうのはお父さんお母さんはだから本当にパニクるから。
大人がパニクっちゃうんだよね。
よく見てみるとやっぱり対処を早くしなければいけない熱とこれは大丈夫っていう熱といろいろタイプがあるようなんですよ。
熱が出た時どうしたらいいのか子どもたちが。
まずは世の中のお母さんたちはどうしているのか皆さんに聞いてみました。
小さな子どもは楽しく遊んでいてもある日突然発熱する事が少なくありません。
保育園や幼稚園に通いだすとその頻度は更に上がります。
そんな時お母さん方はどのようなチョイスをしているのでしょうか?
せ〜の…。
(3人)チョイス。
多くのお母さんが選んだチョイスは…
これは正しいのでしょうか?小児科医で2児の母でもある鳥海佳代子さんに聞きました
札を使って答えて頂きます
これは○です。
病院に行かなくていいとすると家でどのような対処をすればいいのでしょうか?皆さんどうしてますか?
はい。
これは△です。
熱がグングン上がっていく時は震えが来たりとか寒気が来たりするんですね。
なのでお子さん自身も寒く感じたりするものですからその時には厚着をさせてオッケーです。
上がりきった時はもう体が熱い状態になってますので厚着は逆効果ですね。
熱があってつらそうな場合はまず薄着にします。
更にぬらしたタオルなどで体を冷やします。
首の横や脇の下脚の付け根など太い動脈が通る箇所を冷やしてあげるのが効果的です
体温が上がりきると体はより水分が必要な状態になります。
そこで注意が必要なのが…
子どもは体内に必要な水分が多いにもかかわらず大量の汗をかきます。
そのため脱水症状に陥りやすいのです
その対策としては…?
これはどうですか?
はい。
いいですね。
○です!
子どもが熱を出しても慌てず騒がず様子を見て家庭でできる事から始めましょう
なるほど。
いや〜すごい。
ちゃんと分かってるんやんか。
どういう時は今度は医療機関に連れていくべきなのかどういう時はまだ別におうちで様子を見るべきなのかそういったとこを更に詳しくお話を伺っていきましょう。
スペシャルチョイスアドバイザーです。
小児科医の鳥海佳代子さんお招きしています。
お願いします。
よろしくお願い致します。
よろしくお願いします。
先生やっぱりこのお母様方の処置は本当に正しい。
食べれたら大丈夫なのって…。
そうですねはい。
よく皆さんご存じだなと感心しました。
でも初めて子どもが熱出しても飛び込んでくるお母さんもやっぱり多い?もちろんいらっしゃいます。
だってやっぱりもうしゃべれないからただでさえ赤い顔で「へえへえ」言ってたらかわいそうと思ってすぐ私なら連れていきたいです。
熱が出た時に子どもたちにまず家でどういうふうにしたらよいのかという事をこちらまとめました。
首の横脇の下そして脚の付け根を冷やすってあるんですね。
太い動脈が通っている部分になります。
頭ですと昔からある氷枕とかあるいは額に貼るシートとかあれは頭を冷やすという事には意味があります。
それからお子さんが気持ちよければいいかなと思うんですが体温自体を下げるという効果はちょっと薄い。
あれはやってもいいけれどもプラス首の横と脇の下んとこ脚の付け根。
それから熱が上がりきったら薄着にという事で。
これ僕らの時は上がりきってもやっぱりまだ布団入っときって汗をかいてかいてビチョビチョになってほんでまた着替えてまた熱いのに入っときなさい駄目って布団かけ直されて。
やってましたよね。
上がりきるまでは悪寒戦慄といいまして震えが来たり寒気を感じたりするんですね。
その時はやっぱ温めてあげるというのはオッケーなんですが一旦上がりきったならば今度はお熱が体に籠もってしまうのはよくないんですよね。
なのでお熱が逃げるのを助けてあげるような状態に持っていくという事ですね。
じゃあもう布団はいで別にそっちのが熱いからって言ってそれをやってあげた方がいいって事?そうですね。
例えば服装でしたならばふだんよりもちょっと一枚薄着にしたりとかあとおなかだけお布団かけてあげるとかあまりあっちんちんにしないのが大切ですね。
熱が上がりきったらってどこで判断すればいいんですか?体温計でもある程度は分かると思うんですけれども子どもの顔が赤くなって手足もしっかり熱くなってる温かくなってるというような状態が上がりきった状態ですね。
そして3つ目とにかくまず水分補給は大事だという事で飲みたいものっていうのはどうなんでしょうか?お子さんがお好きなものでいいかなと思います。
ただちょっと刺激が強いようなものは避けた方がいいかなと思います。
「トムヤムクン」って言われたら「ただ違うよ今は」って言う。
「グビグビ飲みたい」言う。
「それは刺激強いよ」って言うてあげる。
完全にお水よりはやはりちょっと電解質ミネラルの部分が入りました麦茶などがいいかなと思いますがほかにやはり子ども用のイオン飲料ですとかそれから医師と相談しながら経口補水液というのも今薬局で売ってますのでそちらの方もいいかなと思います。
これ先生例えばもっとちっちゃいお子さんで例えば母乳とかを与えてもそれは全然…。
オッケーです。
はい。
いつもよりこまめにちょっと含ませてあげたりとかそういうのがいいと思います。
何よりも優先してとにかく水分をとるという方が大事だという事ですね。
それから4つ目…これもねちゃんと食べなきゃ治らないよって俺らどんだけ食べさせられたかしんどいのに。
おかゆとかね。
おかゆとか「はい」みたいな。
「はい。
口開けて!」みたいな。
お薬だと思ってって…。
ほっしゃん。
随分しんどい思いしてきたんですね。
させられてたわ。
目から鱗やわ。
こちらは無理強いしなくていいという事ですね。
どうしてもお熱がある時は食欲は落ちてしまうものなんですね。
やっぱり親としては栄養をきちんと行き渡らせないと治りが遅いような気がするんですけどそれでも大丈夫なんですか?はい大丈夫です。
それよりはお熱まさに闘っている病原体と闘っている状況の時にはおなかに優しいものですね。
消化のいいものの方がいいです。
例えばおかゆですとかうどんですとか野菜をよく煮たおみそ汁とかスープとかそういうのもいいかなと思いますね。
その反対に医療機関をやっぱり受診した方がよいというケースもあるんです。
それは知っておかないとね。
それがこちらです。
まず1つ目38度以上でぐったりして顔色が悪い。
顔色が明らかに悪いですとかふだんと比べて明らかに元気がなくてもうグデ〜ッとしているというような場合は重い感染症の可能性がありますので早めに受診した方がいいですね。
このほかおう吐や下痢を一日に何度も繰り返す場合はウイルス性胃腸炎などが考えられます。
せき込んだり胸の音がゼーゼーして眠れない時は呼吸状態が悪化している可能性が。
また水分がとれない場合には脱水症状になるおそれがあります。
月齢5か月未満の乳幼児は感染症が重症化する可能性があります。
これらの場合はなるべく早く受診するようにしましょう
あとおしっこの量とか回数とか色にもできれば注意を払って頂きたいと思います。
濃いおしっこが何回も続くですとかそれから12時間以上半日以上おしっこが出ないという場合は脱水症状が進んでいて点滴が必要だったりする事もあります。
こういった場合はなるべく医療機関をもう受診するようにして下さいという事でした。
夜間休日に対処に困った時は小児科医看護師に電話で相談する事ができます
子どもの症状に応じた適切なアドバイスが受けられます。
また子どもの救急ホームページでは該当する症状を入力する事で受診するべきかどうか目安を知る事ができます。
困った時には是非利用してみて下さい
小児科の先生たちはやっぱり子どもたち上手に自分の状態をしゃべれなかったりとか。
もちろんね伝えれないよね。
お母さんからのここまでの症状の悪化の状態の情報っていうのがすごく大事なんですよ。
そうやね。
診察をするにあたって。
お母さんお父さんが大事や。
そこでなんですけどもこんな工夫をしているというお母さんがいらっしゃるんです。
3人の子どもを持つ…
7歳4歳1歳の子どもたちはこれまで特に大きな病気をする事もなくすくすくと育ってきました
森さんはふだんからやっているあるチョイスのおかげだと思っています
どんなチョイスかというと…
子ども一人一人にノートをつけているのです。
一体何が書かれているのでしょうか?
それぞれ何か…
子どもの体温の変動に加えその時の様子や症状受診した記録をメモ
森さん自身が疑問に思った事も忘れずに書いておきます
例えばこちら。
「熱はそれほどでもなくゼイゼイしている場合自宅で安静で治るもの?」という疑問に対し医師は「眠れるかどうかが大事」と答えました
メモに残しておく事で一目でその子の状態が分かり…
先生が言った事もここに書いておくようにしています。
割と病気の時って子どももすごく大変なんですけども親もすごく疲れていて記憶が曖昧になったりするので…
子どもが熱を出した時にも役立つノート。
皆さんも一度試してみては?
今の森さんがやってる事っていうのはとにかくメモしておくという事だったんですね。
同時に医師に会った時に聞きたい事を書いておくと。
そうすると仮に発熱をした熱が出た時に病院に行った時に聞きたい事を漏らさず聞けるという安心感それから適切な治療を受けるためのいつから熱が出たのかとかあるいは何度ぐらいなのかとかどんな症状が出たのかっていう事が聞かれたらちゃんと正確に答えられるという事なんですよね。
どんな症状がいつからあるかっていうのが大事ですね。
例えば熱だったら3日前から最大38.7度ぐらいとかですね。
あともう一点先ほどのVTRですばらしいなって思ったのが質問したい事もメモするっていうのがいいかなと思いますね。
っていうのは診察室に入っていろいろ話をしたりしても忘れちゃうんですね。
診察室から出てお薬をもらいに行った時にあれ聞けばよかったとか多分よくあると思うのでそれをメモしておいてこうこうどうなんでしょうかって聞いて頂くのはお母さんの心配の解消にもつながりますのでいいと思いますね。
思いついたらチラシの裏でもいいからババッと書いてちゃんと言えるようにっていう…。
できる範囲内で是非やって頂きたいと思います。
先ほどこちらのケースをご覧頂きました。
病院に行った方がいいというケース。
実はもう一つあるんです。
これに加えて。
それプラス。
もう一つある。
これは今度は夜であろうがお休みの時であろうが医療機関が。
すぐに行ってほしい。
もう一分一秒を争ってもすぐに。
行ってほしいというパターンがあるんです。
どんな状況になったらなんでしょうか。
明菜ちゃんにある症状が出たのは今から1年前1歳半の時
小児科で風邪と診断され帰宅しました
ところがその数時間後明菜ちゃんはぐったりし熱も40度近くまで上がりました
しかし長谷川さんは風邪の症状だと思いあやしながら夕飯の支度をしていました
そんな中明菜ちゃんのある異変に気付きます
明菜ちゃんの腕は硬直しかすかに震えていました
長谷川さんは慌てて明菜ちゃんを下ろしその場に寝かせました。
しかし明菜ちゃんの意識は戻りません
そこで長谷川さんはあるチョイスをしました
電話で言われた事に従い救急車を待ちました
乗り込んだ救急車の中で明菜ちゃんは意識を取り戻しました。
けいれんを起こしてからおよそ10分後の事でした
その後搬送先の病院で医師からこの症状について告げられます。
名前は熱性けいれん
熱性けいれんとは乳幼児が高熱を出した時に起こるけいれんや一時的な意識障害の事
乳幼児は脳がまだ未熟なため高熱を出すと脳の電気信号がうまく調整できず筋肉に勝手な指令を出してしまうと考えられています
幸い明菜ちゃんはその後は熱性けいれんを起こしていません。
しかし熱性けいれんは2回以上起こす子どもも少なくありません
いや〜怖い。
ただやっぱ我が子がね手足けいれんして白目むいてだらんとしてるっていうとこはやっぱりそこは冷静でおれる親はこの世にはおれへんやろ。
こうやって情報聞いててもね。
聞いててどれだけ冷静になれるかですよね。
それの勝負やもんね。
長谷川さんは熱性けいれん本当にやっぱり怖かった。
動転してました。
だけれども救急車を呼んだんですね。
それによって指示があったんです。
その指示に従って適切に手当てをしてた訳ですね。
病院に運ばれて回復したという事なんです。
受診した方がいいケースの熱でこれ。
初めて熱性けいれんを起こした時というのはまず早く受診をする。
1回目はとりあえず熱性けいれん起きたら絶対連れていくと。
はい。
という事でした。
対処法としてですね。
はいこれです。
対処法です。
まず熱性けいれんの対処法ですけれども平らな場所に寝かせるそして衣服を緩める。
これはですねしっかり観察しやすいように平らな所に安全な所に寝かせると。
胸元がちょっと苦しいようだったら衣服を緩めてあげるという事ですね。
どうしても動転したりして体を揺すったりとかギュッて抱き締めたりとかしがちなんですけれどもこれはいけません。
どうしてですか?体を揺すったりあるいは押さえつけたりして治まるものではないんですね。
ですのでまずは落ち着いてちょっと見守るという事ですね。
意識を戻そうとするからそれこそ揺すったりほっぺたポンポンってたたいたりっていうのはこれはやってしまうものね。
仮にもし揺らしてしまうとどうなるんですか?余計な刺激っていうのはよくないですよね。
いろんな何が起こるか分かんないけどいい事は絶対ないって事ですね。
とにかくフラットな状態で。
衣服緩めてあげて。
次にですね顔を横に向けて下さい。
おう吐を伴う事がありますのでもしそういった事があってものどに詰まらせないように顔をしっかり横に向かせてあげて下さい。
そして慌てて親御さんの指を入れたり舌かまないようにっていう事で指を入れたりあるいは割り箸スプーン等を口に入れたりする親御さんもいらっしゃるんですがこれもやめて下さい。
あ〜これも駄目。
むしろ口の中を傷つけたりする事がありますので危険ですね。
これがまず適切な処置としての2つのポイントなんですけれどもけいれんが続く時間と様子をチェックしておくとそのあとの処置に非常に役に立つという事なんですね。
ポイントが2つあります。
5分以上けいれんが続いているかどうかという事。
それからけいれんに左右差がないか体のですね。
という事なんですがこれはどういう事なんでしょうか?親御さんにしてみれば動転して長い時間に感じられるかもしれないんですがほとんどの場合は5分以内で治まります。
ただやはり今後のために持続時間等を見て頂きたいんですね。
つまり始まった時間とそれから治まった時間をできればチェックして頂きたいと思います。
そして多くの場合は左右差なく体を硬くしたりとか震わせたりとかいう事なんですけれどもまれに左右差があったりする事もありますのでその様子ですね。
けいれんが続く時間と顔や手足全身の様子をチェックして医師に伝えられるようにするのが大切です。
けいれんが5分以上続けて何度も起こったりけいれんに左右差があった場合は熱性けいれん以外の病気である可能性があります。
すぐに医療機関に連れていくようにして下さい
先生これ後遺症が残る事もあるんですか?これはですね大丈夫です。
心配はしなくてもいいです。
普通の熱性けいれんの場合でしたならば後遺症もなくまた将来的に発達ですとか成長ですとかそういった事にも影響がないといわれています。
でも知っといてよかった。
うん。
知っといてよかったね。
この見極めがやはり大事になりますので初めての熱性けいれんの時は是非もう早めに早めに受診して頂きたいと思いますね。
2回目以降も5分以内の熱性けいれんであればそれはもう特段救急車を呼ばなくてもいいって事ですか?そうです。
あの処置をやれば。
平らなとこで冷やせば。
大体初めて目にする時は親御さん方すごくびっくりされるんですけど2回目3回目になると実はお医者さんから話もしっかり聞いているし割と落ち着いて対処できるようになるんですね。
またけいれん予防の座薬とかを処方される事もありますのでそれを使って頂いて翌日受診というのでも構わないかなと思います。
さて熱が出る病気といいますとこの時期インフルエンザ。
これも怖いよね。
爆発的にはやるから。
インフルエンザだけではなくて感染症ウイルスなどによる感染症で子どもたちの熱出ます。
その感染症にもいろいろな見極めが必要。
そして危険なものも潜んでるんです。
まずはインフルエンザ。
毎年12月から翌年3月ごろまで流行するとされています
インフルエンザの特徴を小児科医の粂川好男さんに聞きました
インフルエンザの場合はまず急な発熱ですね。
高熱でぐったりする。
あと元気がない。
こういった症状でまず発症します。
ただの風邪というのは普通軽いせきとか鼻水くしゃみですね。
あとのどの痛みこういった軽い症状からまず始まるんです。
ではインフルエンザの治療は今どうなっているのでしょうか
インフルエンザの治療薬はここ数年で劇的な進化を遂げています
1歳以上10歳未満の子どもには主にタミフルという飲み薬が用いられます。
大人はカプセルで子どもの場合は粉薬で服用します
また…
1回で治療が済むイナビルを使う選択肢もあります
年齢や状態によって使える薬が違います。
医師とよく相談しましょう
インフルエンザの薬には重要なポイントがあります
急な高熱が出たら早く医療機関へ行って診てもらいましょう
(2人)チョイス。
そしてもう一つ。
ほぼ100%の子どもがかかる感染症があります。
横浜に住む菊池奈保子さんです。
娘の海帆ちゃんは現在4歳。
今ではこのとおり活発な海帆ちゃんですが2013年の暮れある感染症がきっかけで入院生活を余儀なくされました
39度を超える熱がありました。
菊池さんは慌てて近所の内科に連れていきました
診断の結果はウイルス性胃腸炎
整腸剤と解熱剤を処方され自宅で様子を見ていました。
ところが39度の熱は3日たっても一向に下がらなかったのです
直感だったんですけれども…。
そこで菊池さんはあるチョイスをしました
今度は…
検査の結果病名はRSウイルス感染症。
合併症を起こし肺炎になっていたため即入院する事になりました
肺炎を引き起こしたRSウイルスとは一体どのようなものなのでしょうか
ところが中には海帆ちゃんのように重症化する場合もあるのです
こういった重い合併症を起こすので…
2週間の入院で海帆ちゃんは無事に完治しました。
菊池さんは最初から小児専門医にかかるべきだったと後悔しています
う〜んなるほどね。
今回の海帆ちゃんのケースというのは最初に内科に行ったんですよね。
ちょっとこちらをご覧頂きますけれども菊池さんのお子さん海帆ちゃんのケースですけれども最初に内科に行ったらウイルス性胃腸炎だというふうに診断された。
ところが治らない。
症状がなかなかよくならないという事なんです。
そこで菊池さんはもう一つチョイスをしまして内科ではなくて今度は小児科を受診したんです。
そうしたらウイルス性胃腸炎ではないという事が分かって…。
ウイルスのものだけど違かったって事?RSウイルスという…。
また別物なんだ。
ウイルス性胃腸炎とRSウイルスは。
違ったんです。
その結果肺炎も既に起こしていたと。
これでは苦しい訳ですよね。
それで小児科の判断で入院をしてその後海帆ちゃんは回復したという事なんです。
どうしてこれ内科の時にRSウイルスだという事が分からなかったのかという事なんですよね。
どうしても最初の頃よりもあとの方が症状がそろってきて診断がつきやすいという事はあります。
ただ小児科専門医のいる医療機関の方が子ども特有の病気であったり症状であったり子どもの特有の体の特性というものに注意を払いますのでより診断がなされやすいという部分はあるのではないかと思いますね。
全部が全部小児科にまず行けというのではなくて病気がちょっとこじれかかってるかなとかつまりお熱が3日以上続いたりどうもいつもよりしんどそうだとかどうもいつもよりせきが激しい。
ちょっと本格的なせきをしているなとかそういう気になるような事があった場合は是非小児科専門のところに受診して頂きたいですね。
こうしたRSウイルスも含めた感染症予防のためのポイント改めてですけれども確認しましょう。
もうこの辺は基本。
基本やね。
基本中の基本。
部屋の湿度50%から60%という事。
これぐらいの湿度でいいという事。
加湿器はできればあるといいなというふうに思うんですがそれを使ってでも冬場はなかなか上げにくい部分もありますので目標なるべくこんな感じという事ですね。
それから住んでいる地域で流行している感染症を知るという事ですね。
どういうふうにしたらいいんでしょうねこれ。
例えばお住まいの地域ではやっている感染症など知るために感染症情報センターといったホームページで地域ごとの感染症の流行状況などを確認する事ができますのでそれを情報を取り入れて頂いてあまりにはやっている時はお子さんの外出を控えるとかいう事も少し心がけて頂きたいですね。
感染症を予防するためのポイントここまで聞きましたけども更にもう一つちょっと今度は直接子どもたちの熱の話じゃないんです。
子どもたちを感染症から守るためには大人が予防する事も大事。
なるほど。
まずはね。
おうちの中でまず大人がかかってそのあと子どもにかかるという事もあります。
そこでなんですけれどもちょっと耳寄り情報である食べ物が風邪の予防に効果があるっていう事が最近分かってきたんです。
なので今回「子どもの熱」っていうテーマなんですけれどもどうしてもねじ込みたい。
なるほど。
それが子どものためになる訳だからそれで我々が予防できれば。
ちょっとねこれどんな食材なのかご覧下さい。
よしねじ込もう。
小児科医で疫学研究にも詳しい浦島充佳さんです。
風邪に効果があるという食材を教えてもらいました。
それは…
食べる事で風邪の予防になるというのです
科学的な実証があります。
これがそのにんにくに含まれるアリシンが風邪の予防に効果があるという論文です
3か月間にんにくおよそ1個分のアリシンを毎日とり続けた人はとっていない人に比べ風邪をひいた割合が低かったのです
更に風邪をひいた場合でも食べると早く治る食材も教えてくれました
それがこちら
牡蠣に含まれる亜鉛に効果があるというのです
アメリカの医学雑誌で亜鉛は風邪をひいている期間を短くするという研究が発表されました
風邪をひいた直後に亜鉛をとった人はとらなかった人より風邪が早く治ったという結果が出たのです
亜鉛は体に必要なミネラルの一種
中でも牡蠣は亜鉛をとりやすい食材なのでおすすめです
にんにくを食べて風邪予防!風邪をひいたら亜鉛をとる!是非大人の皆さんは取り入れてみて下さい
チョイス。
いや〜あれ?ガッテンボタンどこ行った?すいません違います番組が。
違うのか!あまりにも…。
なるほどね。
よくサプリメントでねその栄養素が入ってるの売ってたりしてほんで風邪のかかり始めの頃ちょっとにんにく食べようみたいなのあったよね。
昔から何か。
それでちょっと…。
吹き飛ばすとそれで。
そう!体力がつくもんやパワーがつくもんやと思ってたら何か予防になんねんね。
確かに。
これが本当に最近の研究で発表された事だという事なんですね。
予防ににんにくそして治りやすくするために亜鉛という事で牡蠣を今回はご紹介しましたけれども牛肉ですとかそれから豚レバーなんかにも亜鉛はたくさん含まれているという事ですので。
牡蠣ノロウイルスの心配とかされてる方もいらっしゃると思うので加熱して食べてもそれは大丈夫という事ですので是非皆さん元気にこの冬を乗り切って頂ければ。
ちょっとお得情報を今日は最後つけてみました。
という訳で今日ご紹介してきたのは子どもの熱についてなんですけれども浜島さんまだ出てないという事ですけれどもお子さんは。
でもね今日VTR拝見していろいろ勉強できて何かまだ出てないんだけどちょっとこう…心がどっしりよし迎え入れるぞみたいな決意ができました。
あとですね熱を出しているっていうのは主に病原体と闘ってる証しなんですけれどもそういうふうにいろんな闘いを繰り返してつまり熱を出すのを繰り返していって子どもは大切な免疫力をつけていく部分もあるんですね。
(2人)なるほど。
ですから熱をあんまり目の敵にしない。
怖がり過ぎないというのもとっても大事じゃないかなと思いますよ。
闘えば闘うほど強くなっていく。
闘って勝った相手の武器をどんどんそろえていく訳やから。
だからあんまり無菌状態で「ああ風邪ひいたあかん」っていうよりも闘いを見守ってやれるように親が。
うまくおうちでホームケアをして頂いてサポートしてあげると。
闘いをサポートしてあげるというのが大事ですね。
すげえ分かりやすい。
子どもが熱を出した時の対処法について今日はお話を伺いました。
(一同)ありがとうございました。
2016/01/16(土) 20:00〜20:45
NHKEテレ1大阪
チョイス@病気になったとき「気になる 乳幼児の発熱」[解][字]

小さい子供はよく急に熱を出す。病院にすぐに連れていくべきかどうかは迷うところ。感染症対策を含め、小さな子供を守るための知っておきたいチョイスを詳しく紹介する。

詳細情報
番組内容
小さい子供はよく急に熱を出す。病院にすぐに連れていくべきかどうかは迷うところ。感染症対策を含め、小さな子供を守るための知っておきたいチョイスを詳しく紹介する。【出演】星田英利、浜島直子、小山径アナウンサー ほか
出演者
【講師】小児科医…鳥海佳代子,【司会】星田英利,浜島直子,【リポーター】小山径,【語り】佐藤真由美,江越彬紀

ジャンル :
情報/ワイドショー – 健康・医療
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
福祉 – 高齢者

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
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