連続テレビ小説 あさが来た(90)「大阪の大恩人」 2016.01.16


あさは今まで炭坑を経営した教訓を生かして新しい鉱山でも作業現場の細かい検査まで自分でする事を怠りませんでした
また大阪に帰っては商人仲間と活発に議論をし時代の新しい流れを見逃さないようにと意気込みに燃えていました
(山屋)8年後に国会いうのが出来るんやて。
国会だすか?時の移り変わりは速いもんだすなぁ。
そして…
(あさ)ただいま戻りました。
(新次郎)あさ!ん?えらいこっちゃえらいこっちゃ!旦那様どないかしはったんだすか?亀助から手紙でなあさが借金して買うた炭坑からぎょうさん石炭が出たて!へ!?あんたの読みが当たりましたんやで。
めでたいこっちゃ!う…うわっちょっと旦那様!やっぱりわての奥さんはただの奥さんやあらしまへんで!格別な奥さんだす!ハハハ!あ〜旦那様やめとくなはれ!
(新次郎の笑い声)キャ〜!うわっ…。
(よの)あらまあらま!
(千代)お帰りやす。
おっ!よっしゃ!千代もおいで。
よいしょ!
(榮三郎)はぁこれで一安心だすなぁ。
(雁助)ほんまに運の強い奥さんだすわ。
(うめ)へぇほんまに。
千代。
お母ちゃんなもっと気張りますさかいな!へぇ!うん。
・「朝の空を見上げて」・「今日という一日が」・「笑顔でいられるように」・「そっとお願いした」・「時には雨も降って」・「涙も溢れるけど」・「思い通りにならない日は」・「明日頑張ろう」・「ずっと見てる夢は」・「私がもう一人いて」・「やりたいこと好きなように」・「自由にできる夢」・「人生は紙飛行機」・「願い乗せて飛んで行くよ」・「風の中を力の限り」・「さあ心のままに」
(友厚)そうですか!石炭が出ましたか。
へぇ。
前の山よりもっと採れるようになるいう話だすわ。
あさなんか張り切って「もっともっと山買うとこ」なんて言いだしてしもて。
それはよかった。
シンちゃんもそろそろどないですか?は?今度大阪に紡績会社が出来るの知ってはりますか?はぁ異国から入ってくる糸より安う作れるかも分かれへんいう話聞きましたわ。
さすが耳が早い!石炭もよろしいけど糸の産業はきっとこれからはやります。
シンちゃんも早速調べてみたらよろし。
どないです?いいや。
わてはお商売なんて何も…。
はぁ。
せやけどなぁトモちゃん。
わて今までお父ちゃんに言われてもお母ちゃんに言われてもあのあさに言われたかて「ああ働かなあかんなぁ。
稼ぎたいなぁ」なんていっぺんも思た事あれへんのだす。
いっぺんもですか?へぇいっぺんもだす。
はぁ〜。
そやけど娘になぁ…。
回想何でだす?お父ちゃんは何で働かへんのだす?…なんて言われるとこれはこうグサ〜ッとここに刺さりましてなぁ。
ほうグサ〜ッとですか?そうグサ〜ッと。
こないな事初めてだすわ。
(笑い声)いやいや…笑い事やあらしまへんのや。
アホみたいな話だすけどなぁ父親いうのは娘にだけは一本筋の通ったかっこええ男やてどっかこう思われたいんだすやろなぁ。
違いありません。
それが男いうもの。
へぇたまりまへんわ。
(美和)新次郎さんたまには一緒にどないだすか?ほう久しぶりだすがな。
(美和)へぇ。

(三味線)・「羽根や手鞠で拍子よく」・「笑う門には七福神の礼者たのもうどうれ」
(そろばんをはじく音)よっしゃ。

(よの)まあ確かになぁ。
お母ちゃんが働いてお父ちゃんがあないやいうのはちょっと…いやだいぶん変わってんのかも分かれへんなぁ。
(かの)ほんにほんに。
「何でだす?」言うて聞いてええのやったらそらおばあちゃんかて「何でだす?」言うて聞きたいくらいだすわ。
そやの?フフフ。
そうやそうや。
そらすまん事で…。
前はなぁお父ちゃんやお母ちゃんに「ああし。
こうして」言うて言うてた事もありましたのやけどなぁもうそれも今では「まあええか」そない思えるようになりましてなぁ。
それぞれの夫婦にはそれぞれに合う形がある。
それぞれがお互いの話をよう聞いて支え合うてんのやったらそれはそれで一つの形なんかも分からへんてなぁ。
あんたには分からへんやろけど。
うん分からへん。
ううんよろしよろし。
あんたの年ですぐに分かる方がおかしいのやさかい。
失礼します。
あっお母ちゃん!お仕事終わりはったんだすか?あささん寝てへんのと違いますの?へぇ大丈夫だす。
この今井のご実家が贈ってくれはったおひなさまは何べん見ても豪勢でおますなぁ!
(さち)へぇこない美しいの初めて見ました。
おおきに。
千代お母ちゃんも手伝うてもええ?うん!うん。
お母ちゃんと飾るの初めてや。
何言うてますのや。
去年は炭坑行ってたけど1つの時も2つの時も一緒に飾ってましたんやで。
あんたが覚えてへんだけだす。
ふ〜ん。
お母ちゃんが小ちゃい頃はなぁいっつもお姉ちゃんと一緒に飾ってましたんや。
和歌山の?そう和歌山の!みかんのお姉ちゃんや。
そないいうたらあの時お姉ちゃんが…。
回想
(はつ)おひなさんかていろんな経験してたくましゅうなってそやさかい幸せになるんや。
うちもお姉ちゃんもほんまにそのとおりになるやてなぁ。
千代はうちと違て女の子らしいさかいおひなさんよう似合うなぁ。
まるで小さいおひなさんみたいや。
お母ちゃんはあかん。
小さい頃からおひなさん振り回して…。
せやなぁ。
お母ちゃんはおびなさまみたいや。
へ?お…おびな?お母ちゃんはめびなさまよりおびなさまみたいや。
おびなさまて…。
そして日はたち五代の言っていたとおり政府は日本銀行を作り近代的な金融の制度を整えていきました
ただいま〜。
ああ…。
あれからもう1年か…。
子どもらしいええ夢やなぁ。
お姉さんちょっとよろしおますか?へぇ。
去年の七夕飾りだす。
ああ…。
いつかお姉さんのお手すきの時に見せよ思てたんだすけどなかなかそないな時が見つからへんままで。
そうだすか…すんまへん。
千代ちゃんほんまに上手に作れたんだす。
ああこれ覚えてます。
上手に作ったなぁて。
今年はこれよりもっと上手に作れたんだす。
ふ〜ん。
(千代)「おかあちゃんといっぱいあそべますように」。
堪忍やで…千代。

あさは泣きました
近頃思うのや。
新次郎さんいう人はほんまはただ女房を見守るだけの男やない。
ほんまはもっと大きい事のできる男やないかて。
「いいや。
見守るだけの男だす」て新次郎さんやったらそない言わはる思います。
あのお方はそないなふうに思われるのがお嫌いだすさかい。
なるほど。
せやけどうちもあのお方が人引き付けるのはただお優しいからだけやあれへんて前から思てました。
なるほど。
ほなまた。
(物音)五代様!大丈夫だすか?静かに…。
うぅ…。
大丈夫。
そやけどひょっとしたら五代様…。
どうか!この事は内密に。
え〜もうちょっと近づいて下さ〜い。
へぇ。
写真やなんてドキドキします。
動いたらあかんてほんま?動いたらあかんで。
じ〜っとな。
写真屋さんが「もうええ」言うまで動いたらあかんで。
うち自信あらしまへん。
何言うてますのや。
ほならいきますよってな。
千代笑いますのやで?へぇ!はい撮りま〜す。
え?もう!?動いたらあかんで。
2016/01/16(土) 12:45〜13:00
NHK総合1・神戸
連続テレビ小説 あさが来た(90)「大阪の大恩人」[解][字][デ][再]

あさ(波瑠)は、炭坑経営や銀行設立にむけ懸命に働いていた。そんな時、新次郎(玉木宏)は、娘の千代のある一言で悩み、あさも千代のあることでショックを受ける…。

詳細情報
番組内容
五代友厚(ディーン・フジオカ)の疑いも晴れ、あさ(波瑠)は懸命に働き、炭坑経営をなんとか軌道に乗せる。そして、あさは、銀行経営を夢見て熱心に勉強をしていた。そんな時、新次郎(玉木宏)は、娘の千代のある一言に悩み、五代に相談すると…。そしてさらに、あさは、千代の書いた一年前の七夕の短冊を見てしまい、ショックを受ける。日々成長していく娘と過ごす時間の大切さを知ったあさは…。
出演者
【出演】波瑠,玉木宏,ディーン・フジオカ,山内圭哉,友近,桐山照史,野々すみ花,柳生みゆ,楠見薫,竹下健人,南条好輝,旭堂南陵,笑福亭銀瓶,風吹ジュン,【語り】杉浦圭子
原作・脚本
【作】大森美香

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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