ってくるのか、どう影響するのかっていうのを知らないといけないのかな。
ニュース見て、ニュース、ぜひ。
21年前それは突然私たちに襲いかかりました。
史上初の震度7を記録した阪神・淡路大震災。
10万棟もの建物が全壊し6,434人が亡くなりました。
一人一人の命がいつどう失われていったのか。
21年たった今その全貌が見えてきました。
青い人形は地震当日に亡くなった人がいた場所を示しています。
そこに死亡時刻のデータを重ねます。
地震発生から1時間という短い間におよそ75%の人が命を落としていました。
その一人一人の死因を調べると意外な事実が見えてきました。
当時200人の犠牲者の検案をした西村明儒教授です。
体にはある共通の特徴があったといいます。
一見損傷はありません。
死因は窒息でした。
柱や梁など重いものが腹や胸を圧迫するとろっ骨が折れない程度の重さでも息ができなくなるといいます。
阪神・淡路大震災で最も多かった死因はこの窒息でした。
倒壊した建物の下での死。
実は即死よりも窒息死が多かったのです。
(鈴の音)神戸市東灘区に住む野原久美子さん。
近所に住んでいた父と母を亡くしました。
死因は窒息でした。
両親は木造2階建て築50年の家に暮らしていました。
駆けつけた野原さんは両親は地震の直後に命を落としたと思ったと言います。
ところが近所の人から意外な話を聞かされました。
命を守るためにできる事はなかったのか。
そう思い続けた21年でした。
阪神・淡路大震災は大切な命をさまざまな形で奪っていきました。
地震から1時間以上たってなぜか次々と発生した火災。
救助の手を阻んだ都市ならではの弱点。
21年前の膨大なデータがさまざまな課題を浮き彫りにします。
そして私たちが生き抜くために今何をすべきなのか教えてくれるのです。
あの悲劇を二度と繰り返したくない。
埋もれていたデータから私たちへのメッセージを読み解きます。
2016/01/16(土) 09:55〜10:00
NHK総合1・神戸
Nスペ5min.▽震度7 何が生死を分けたのか〜埋もれたデータ 21年目の真実[字]
多忙な人向けにNHKスペシャルを5分に凝縮。6434人が犠牲になった阪神・淡路大震災。「生と死」に関する膨大なデータを分析すると、何が命を奪ったのか、明らかに。
詳細情報
番組内容
多くの視聴者から高い評価を得ているNHKスペシャルを多忙な人向けに番組の魅力を5分に凝縮。阪神大震災のときの、家屋の倒壊状況、火災の広がり方、救助の動きなど、数十万件におよぶデータはさまざまな教訓を導き出した一方で、必ずしも十分な分析を受けないまま残されてきた。これらを最新の「データビジュアライゼーション技術」で、時間経過も組み合わせて分析、都市直下地震がどのように生命を奪うのかを明らかにする。
出演者
【語り】牛田茉友
ジャンル :
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:14375(0x3827)