医のココロ 2016.01.16


(古川)皆さんおはようございます。
高齢になるほど発症率も高くなる脳卒中。
そんな「高齢者の脳卒中」について星ヶ丘医療センターの松本昌泰先生にお話しいただきます。
脳卒中とはどういうものなんでしょうか?そうですね。
まあ脳卒中非常に古くからありましてですね大きく分ければ…。
この二つになると。
つまり脳というのはやはり血液が当然流れているわけで脳と血液っていうのはやっぱり密接な関係というか…血液が巡らないともちろん働かないわけですよね。
そうですね。
栄養を送るのが血液ですからその中でも…。
でこの両方を最もたくさん食べる臓器…必要とする臓器が一つは脳なんです。
現実的には脳の重さそのものは2%程度なので…体重のですね。
だから小さな軽い臓器なんだけども…。
だから悩み事があったりして脳が活発に活動しているとそのあとものすごい疲れるわけです。
でも人間の体って…ご存じですよね?いくつの細胞がございます?いや知らないです。
あっそうですか。
相当ありますよね。
はあ〜。
これは地球上の全人類が約70億ですからその一万倍の細胞があなたに住み着いている。
あなたの…。
脳卒中はやはり高齢の方の方が起きやすいんですか?
(松本先生)そうですね。
一般的にはやはり…。
それはどうしてでしょうか?血管の病気なんですね発症ということで言うならば。
そして血管というのは年齢と共に動脈硬化が起こったりあるいは傷んできて破れやすくなったりというようなことになるのでそれはやっぱり年齢…。
脳卒中の最大のリスクは従いまして…。
(松本先生)日本人は欧米人に比べると脳出血を起こしやすいのですね。
特に高齢になりますと特に血圧のコントロール等ですね。
このような高齢化社会がどんどん進む事情のなかで高齢者で発症の増加する病…。
そうした病これらは時には寝たきりの原因にもなります。
まあこのような病ですので「どうしたらいいんだろう?怖いな」と思われる方いらっしゃるかもしれません。
でも「怖いな」と逃げてるだけではだめなので…。
これらの病は相当予防できます。
そして脳卒中を予防することで…認知症の最大原因はアルツハイマー病といわれてますが2番目の原因は脳卒中になったあとに発症してくる血管性認知症です。
それらは確実に防げます。
まあ脳卒中についてしっかり勉強していただいてそしてその予防法を身に付けていただくというのはこれからの高齢化社会を上手に生き抜いてそしてより質の高い生涯を送っていただくためには必須のものと考えられます。
来週は脳卒中の兆候について大阪大学医学部附属病院の坂口先生にお話しいただきます。
より詳しい情報が詰まった番組ホームページもぜひご覧ください。
2016/01/16(土) 05:35〜05:45
MBS毎日放送
医のココロ[字]

「高齢者の脳卒中とは」▽日ごろ気になっている疾患について、地域医療に接している先生が登場。正しい知識をわかりやすくお伝えします。

詳細情報
番組内容
【高齢者の脳卒中】
脳卒中は「がん」「心臓病」とならんで三大疾病のひとつです。
今回は「高齢者の脳卒中」に限定して「対処法」「最新治療」「予防」などを、わかりやすく解説いたします。
 
出演者
【専門家】
松本昌泰(独立行政法人地域医療機能推進機構 星ヶ丘医療センター 院長)
【アシスタント】
古川圭子(MBSアナウンサー)
 
公式HP
【番組HP】
http://www.mbs.jp/inokokoro/
 
おことわり
番組の内容と放送時間は、変更になる場合があります。

ジャンル :
情報/ワイドショー – 健康・医療
福祉 – 文字(字幕)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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