(客のざわめき)
(拍手)
(五十鈴)はぁぁ…。
(オープニングテーマ)・「ずっとずっと」・「初めて君に触れた日すごくドキドキした」・「だからついていこうって心に決めた」・「花や風の香りもこのスープの匂いも」・「消えちゃっても一緒にいられたらいいや」・「小さな想いが膨らむ音がした」
(セララ)ミノリちゃんも来れば良かったのに。
(トウヤ)バイト中だからね。
カラシンさんのトコで。
(ルンデルハウス=コード)ミス・ミノリは職業婦人という事なんだね。
職業婦人…?って言う?普通。
(笑い声)ミス五十鈴大丈夫か?疲れてないか?あ…ううん全然元気いっぱいだよ。
本当か?うん。
でもスゴかったですホント。
なんか…もうプロって感じ。
ちょっとよしてよ。
店長大喜びだったぜ。
スカウトして正解だったって顔してた。
大袈裟に言わないでってば。
週一のバイトみたいなもんなんだから。
曲だって昔聞いてたカバーだし。
(にゃん太)でもほんとみんな幸せそうに聞いてたですにゃ。
うんうん。
ミス五十鈴はミューズもかくやという程の芸術家なのだ。
勘弁してってば。
あんなの大した事ないんだから。
子供の頃から家に楽器があったからちょっと出来るだけで…。
妙なる調べはこの街の夜を潤し艶やかなる歌声は鳥やけだものたちの心をも癒す…。
だ…か…ら…ルディはあ!ちょっ…!?素晴らしいから素晴らしいと言って何が悪いのだ!?おだまりルディ!もう待て!
(マリエール)クエスト?
(シロエ)ええ。
トウヤたちを行かせようと思ってるんですが良ければセララさんも一緒にどうかなと思って…。
そりゃ本人がOKなら全然かめへんけど何のクエスト?これです。
へ?マジック・バッグ。
ええ「ダザネッグの魔法の鞄」。
それを作る素材を手に入れる…。
あ「魔法の鞄を手に入れろ」やな。
小型のワイヴァーンを狩るヤツ。
それを受けられるレベルにまで達してるんですよあの子たち。
そっかもうレベル45超えたんや…。
トウヤなんかが最近行きたそうに話題振ってきたりするんですよ何気に…。
そりゃ欲しいやろなマジック・バッグ。
何でも入って便利やし…。
それだけでもないと思います。
本格的なクエストに自分たちだけでチャレンジしたいって気持ちも強いんでしょうね。
そやけど大丈夫やろか?あの子らだけで…。
(ノック)
(ミノリ)失礼します。
お疲れさまです。
ああおおきに。
カラシンとこの仕事終わったんか?はい。
ありがと。
そっか…ちょうど良かった。
え…?心の声みんな褒めてくれたけど…上手くはないよね。
そりゃあ昔から友達だったけど…音楽は…下手だとは言われなかったけど…上手いとも言われた事は無かった。
でもさお父さんみたいなプロにはなれないけれどたまに憂さ晴らしでリュートを弾くくらいはいいよね…。
だって…みんな喜んでくれるんだもん。
何にやにやしてるのね〜ちゃん。
うっそにやにやなんてしてた?してましたまださ気分いいんでしょさっきのライブ…。
う〜ん…まあね。
俺もまさかさ自分がドラム叩いてステージに上がるなんて思ってもみなかった。
良かったよすごく。
まったまたぁ…でもスゴイよな吟遊詩人…「バード」のオーラってね〜ちゃんの傍にいるだけで不思議と俺だって演奏できちゃうようになるんだから。
あけどねもともと音楽的センスがなければ駄目みたい。
ルディにちょっと頼んでみたんだけど…。
どうだ?ミス五十鈴グレートか?これでどうだ!?
(トウヤ)…あ駄目そう…でもさって事はやっぱりね〜ちゃんの音楽センス抜群って事じゃん。
そんな事ないって。
子供の頃から馴染んでたってだけで…。
(トウヤ)俺はさサッカーやってた。
結構練習したけどさ上手い奴には全然敵わなくて…やっぱセンスある奴って分かるよガキの頃でも…。
でもさ下手でも楽しかったよなあのころは…ね〜ちゃんだってやってて楽しいんでしょ?音楽。
え…?…うん。
(トウヤ)好きなんでしょ?…うん。
それで続けられてるんだから言う事ないじゃん。
…!覚えてる?ハーメルンから助け出されたあと。
え?
(五十鈴)しばらく三日月同盟で面倒見てもらってたあのころ…二人はさもうこのギルドに来る事すぐ決めてたよね。
でも私は急に自由になって何をすればいいか分からなくて…。
(五十鈴)その時に見つけたのがこのリュートだったんだ。
螺鈿でイルカの模様が彫り込まれててとっても素敵で…昔マリエールさんが作ったものだってわかったからお願いして譲ってもらったの。
…そっからいろいろ改造してもう手放せない私の愛器「フライングドルフィン」これがあったから何て言うかさ…いろいろやる気出てきた。
音楽続けられてる事幸せだなって思う…。
(ミノリ)トウヤ〜五十鈴さ〜ん。
あれ?ミノリ?帰ってたんだ。
あ…!トウヤ五十鈴さんシロエさんが話があるって。
(2人)え…?
(トウヤ)旅だぜ!冒険だぜ!クエストだぜぇ!レッドストーン山地って言ったら長野の辺りなんだろう?山に川に森!それから行った事のない村!トウヤ地図ばっかり見てないで下着もう二組!いやそんなに持ってったって入らないって。
まだマジック・バッグ持ってる訳じゃないんだしさ。
旅の心得はこのルンデルハウス=コードに任せておきたまえ。
そっかルディ兄一人旅した事があるんだよなぁ。
そう途中までは「冒険者」と一緒だったんだがボグポートからアキバへは一人で来たのさ。
だから経験はばっちり……あれ!?のおぉ〜!どうしたの?僕の大事なブラシが無いのだ!あれが無ければ冒険者としての身だしなみがエレガントな僕のサラサラヘアが…?
(五十鈴)ルディ…ほらこれ。
洗面セットの中でしょ。
おお…ミス五十鈴君はなんて素晴らしい…。
(五十鈴)ほらあとちゃんと片づけて…。
(3人)くくく…。
(直継)準備は整ってるか〜?ばっちりだぜ師匠。
うんうん水は馬車に樽乗っけてけよ。
分かってる。
よしよし。
へっ!?むぐ〜!?
(てとら)はかどってるぅ?みんな〜!?おお前いつの間に〜!?このっ!僕にアドバイスほしいならさ遠慮しないで聞いたっていいんだよ銀河を股にかけるアイドルなんだからさぁ。
く〜っまとわりつくなって言ってんだろ!やだなぁ直継さん嬉しいくせ…に!ぐ…誰がぁ!!?
(アカツキ)!…なんだろ?みんな…。
心配してくれてるんですよ。
何て言うかさ…結構気ィ遣ってもらってるよね私たちいつもみんなに。
うん…でもそれと分からせないようさりげなくだけど…。
気を遣われてるのが分かるとそれはそれでシンドイしさ…。
ね次は誰が来るか賭けようか?にゃん太さん!私はシロエ…。
準備進んでる?
(五十鈴)正解。
(セララルディトウヤ)く…くくく…。
ん?どうかした?
(ミノリ)な…なんでも。
あの荷物の整理はもう少しで終わると思います。
あとは手分けして買い物武器とか馬車とか…あ馬車はにゃん太さんもつきあって見てくれるそうです。
…そう…少し細かいの作っておいたから…。
じゃ…。
よしさっさと片づけて買い物に出よう。
(五十鈴セララトウヤ)うん!ほら地図ばっかり見てないで。
!
(多々良)いらっしゃい。
(トウヤ)こんにちは。
(ルディ)やあ。
武器が揃えばあとは防具か…もう二三軒回る必要があるな。
おおさすがサムライだな。
バッチリ刀が似合ってるぞ。
うんせっかくだから新調したかったんだけど今のレベルじゃやっぱ持てる刀限られてるよなあ。
マキビシはどうだ?忍びの武器を試してみるのも一興ではないか?武器探しか?こっちもアカツキにつきあわされてさ。
うむ…手裏剣という手もあるな…。
ああ職業関係なく使える投擲武器としちゃあ手裏剣はありだね。
クナイも重宝する武器だぞ。
それならその辺に並んでるのがオススメだ。
や…でも…。
まぁいくらいい武器があったとしても最後はやっぱり心と身体祭りだぜ!いいな男ってのはいざという時身体を張るもんだ!うん!分かったよ師匠!それでもくじけそうな時は思い出すんだ!おぱ…。
へぇ〜っ。
ひゃ〜っ。
うわ〜っ。
(3人)かわい〜。
馬を呼ぶのはこの辺の笛だね…でもすっごい。
いろんな動物呼び出せるんだ。
猛獣からペットみたいなものまで…やだぁネズミとかヘビの召喚用ってのもありますよ。
グリフォンのは?シロエさんの乗ってる奴。
(店主)そういうのは特別なクエストじゃなきゃ手に入らないよ。
グリフォンとかペガサスとかはね…。
ふわぁ〜ペガサスですかぁいいなぁペガサス。
一緒に乗れたら…。
にゃ。
ペガサスですか?そうにゃセララちのために命懸けのクエストで取ってきたにゃ。
にゃん太さん…素敵…。
一緒に乗るのにゃ。
呼び出すといいにゃ。
はい!
(笛の音)だめ〜っ!ちょっ!うそ!?
(ミノリ五十鈴セララ)きゃ〜っ!こうやって見ると馬車っていろいろあるんですねぇ。
あ…!すげえこれめっちゃ丈夫そう。
(ロデリック)耐火耐冷電撃防御ランク80…。
俺これがいい!でもお高いんですよね?わ〜…へ〜…。
はい。
次行くよトウヤ。
え〜!?なんか趣味悪ぅ…。
まぁ…マニアックな人たちが造ってますからにゃあ…。
これだ!
(五十鈴セララ)へ!?このゴージャス感とセレブ感正に貴族であり偉大なる冒険者でもある僕のためにつくられたような馬車ではないか!
(五十鈴)だめだこのワンコ…。
まぁこのくらいが手頃じゃないかにゃ。
うんいい感じ。
うんうん。
うむさすがお目が高い。
シンプルだがシャーシや板バネの素材には工夫を凝らしてる。
軽量だが耐久性もあり前輪の回転半径も…。
ででもやっぱりお高いんじゃあ…?その交渉は任せるにゃ。
にゃん太さんには美味しいラーメン屋さんを紹介してもらいましたからねぇまぁ出来るだけの事は…。
(ミノリトウヤルディセララ五十鈴)やったぁ!わふぁぁわふぁあ!美味しいですかぁデニッシュクロワッサン。
セララらしいよね名前。
うんうん。
五十鈴さんもキャベツあげますか〜!うんあげるあげる。
ほらルディも!ふっ今更そんな事をして何が楽しい。
言っておくが馬の扱いに関しては僕はプロフェッショナルなのだ。
いいじゃない!これからこの子たちも仲間なんだから!こらこら叫ぶなんてありえないぞミス五十鈴。
馬は臆病なんだから。
あごめんなさいごめんなさい。
もっとちゃんと謝りたまえ。
ごごめんなさい!ほらルディも謝って!なんで僕が…あ許せ!許せ馬よ。
よおっし完成〜ッ!いいね。
うんカッコいい。
じゃ私仕上げに絵を描きま〜す。
(一同)そそれだけはぁああ〜!
(ミノリ)キキリンを…!
(一同)わ〜今日の晩餐はセララち特製にゃ。
にゃん太さんにしっかり教わったから旅の間の食事は任せて下さいね。
似合ってるよ「新妻のエプロンドレス」私も借りたけどセララが着けたらホント「新妻」って感じ…。
そそそ…そんなぁぁ…ににに…新妻ぁぁぁ…!にょわっと!はひぃぃ〜!せ〜ふ…。
(一同)いただきま〜す!う〜ん!デリシャス!ほんと!旅の間にゃん太さんのごちそうが食べられないのだけは残念だなって思ってたけど…。
うん!これならバッチリ!にゃ〜。
!…
(トウヤ)…そう言えばさ五十鈴姉ちゃんはちょっと残念なんじゃない?え何が?旅の間ライブ休まなきゃいけないから。
あでも旅自体がツアーみたいで楽しいじゃない。
ツアー?あれだろ?演奏のためにミュージシャンが旅して回る…。
そ馬車でさじゃんじゃかじゃ〜ん!って。
そっかツアー!演奏して回ればいいんだ!え?うん。
いいなツアー!・「大銀河の演奏旅行〜」行くのは伊豆の先だ。
演奏旅行かすごいな「四十二」で村を巡るのか?「四十二」?そんなに村無いと思うけど…。
いや「四十二」っていうのは…。
レッドストーン山地まで行くとなると…それでも四つか五つは村がありますよ。
いいじゃん!村を訪ねて演奏しようよ!どっちみち水とか補給しに立ち寄るだろうし。
いいですよね?シロエさん。
もちろん。
あんまりハメを外さない程度にな。
何かあったら連絡を…。
いや念話に頼るのはなるべく控えた方がいいと思う。
何でだよ?出来るだけ自分たちで悩み自分たちで解決する…それを学ぶいい機会を与えてくれるのも旅だからね。
いろんな世界を見ていろんな事を楽しんできたらいい。
よ〜し道案内と仕切りはこの僕に任せておきたまえ。
うん!ツアーも大事な経験頑張ろうぜね〜ちゃん。
嬉しくないの?嬉しいチョー嬉しいに決まってるじゃん!私弦の予備とかも買い込んじゃう!
(ルディ)い痛い!離せミス五十鈴!痛ぃぃ〜。
(笑い声)
(馬たち)ひひい〜ん!
(一同)いってきま〜す!武器の手入れを怠ってはならんぞ。
寂しくなったら僕の事を思い出してときめいちゃいなよ。
気を付けていくのにゃ。
…いよいよですね。
うむ旅の始まりだ。
ツアーの始まり。
冒険が…始まるんだ。
心の声
(ミノリ)行ってきますシロエさんいろんな世界を見てきます。
(トウヤ)行こう!いざ西へ!
(エンディングテーマ)2016/01/16(土) 01:55〜02:20
NHKEテレ1大阪
アニメ ログ・ホライズン2(15)「旅立ち」[字][デ]
アキバの街に春が近づくころ、ミノリたち年少グループが「マジックバッグ」を手に入れる旅に出ることになった。なかでも五十鈴は旅先で歌を披露しようと意気込んでいた。
詳細情報
番組内容
アキバの街に春が近づくころ、ミノリやトウヤ、五十鈴、ルンデルハウス、セララは、かつての東海道を下り、レッドストーン山地へと向かう旅に出ることになった。空飛ぶモンスター・ワイバーンを狩り、「マジックバッグ」を手に入れるクエストに挑むのだ。年長者に頼らない初めての冒険とあって、5人は興奮を隠せない。なかでも、<吟遊詩人>の五十鈴は、愛用のリュートとともに旅先で歌を披露しようと、意気込むのだった。
出演者
【声】寺島拓篤,加藤英美里,前野智昭,中田譲治,山下大輝,田村奈央,松井恵理子,柿原徹也,藤井ゆきよ,原由実,久野美咲,てらそままさき,金元寿子,佐々健太
原作・脚本
【原作】橙乃ままれ,【原案】ハラカズヒロ,【脚本】大西信介
監督・演出
【監督】石平信司
ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ
アニメ/特撮 – その他
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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