こんばんは。
あしたのニュースです。
悲しみの対面が続いています。
長野県軽井沢町でスキーバスが崖下に転落し、１４人が死亡した事故。
全員の身元が判明しました。
明るくて、今、大学４年で、就職、希望の会社に就職決まって、もう配属がどこになるかというのが、もうすぐ来るという状況で、非常に楽しみにしてたところがありまして、本当に信じられない状況なんですけどね。
これからの未来ある人生を突然奪われた、早稲田大学の阿部真理絵さん２２歳。
１５日未明、長野県軽井沢町で、乗客１２人、運転手２人が死亡した、スキーバスの転落事故。
犠牲となった乗客１２人全員の身元が判明。
全員大学生だった。
そのうちの１人、阿部さんの父親は、その胸の内を語った。
ツアー会社さんと、バス会社さんは、軽井沢の安置所にも来ずにですね、私たちの控え室にも来ないと。
状況説明もせず、謝罪のことばもなかったということが事実ですので、こういう会社のツアーに参加させてしまったということが、非常に無念だということです。
この映像は、事故発生からおよそ２時間後、現場を通りかかったトラックの運転手が撮影したものだ。
バスの前方に救急隊が集まり、サーチライトの明かりを頼りに救出活動が続けられていた。
現場となったのは、長野県軽井沢町の国道１８号線碓氷バイパス。
午前２時ごろ、緩やかな下り坂でバスは対向車線を突っ切り、高さおよそ５メートルの崖下に転落した。
バスの右側、中央付近に座っていた人は。
１回大きく揺れて、それで目が覚めて、なんかすごいスピードも出てて、曲がったときの遠心力みたいなのを感じたので、運転荒いねみたいな。
したら、次にもう一回、逆に曲がった感じの衝撃、遠心力とかを感じて、ちょっと運転が粗いだけじゃないな、なんだろうこれ？って思ったら、すぐにがたがたがたっていう、その舗装された道路じゃない道を走り出したなっていう、そのがたがたってなったときには、悲鳴が上がってたんで、そこでちょっと私の記憶はないんですけど。
現場検証では、転落した場所と反対側のガードレールにも傷が見つかった。
バスにも傷があり、警察は、バスが転落する前に、ガードレールにぶつかった可能性もあると見ている。
現場には細いタイヤの跡が１本だけ残されていた。
遠心力？
そうですね。
外側に力がかかって。
接地面が少ないですから、やっぱり、ブレーキ、通常のしっかり設置しているときには、やっぱり利きが違うんじゃないかなと思うんですけど。
今回の事故で、乗員・乗客４１人のうち、１４人が死亡。
これまでに全員の身元が判明したが、乗客１２人は、いずれも１９歳から２２歳までの大学生だった。
そのほかの２人は、当時、運転していた土屋広さんと、交代要員の勝原恵造さん。
現在、乗客２人が重体となっており、残りの２５人も重軽傷を負っている。
身元が判明した遺体は、今夜、自宅に。
田端さんのご遺体を乗せたと見られるひつぎが今、ご自宅のほうに戻ります。
東京・渋谷区の自宅に無言の帰宅をした、早稲田大学の田端勇登さん２２歳。
本当にきのうまで元気だったものですから、泣きじゃくってて、本当に取り乱しちゃってて。
大学の友人は。
結構、パニックになっちゃって、本当に優秀で、オックスフォード大学とかにも留学してたんですけど。
もったいないですね。
法政大学で同じゼミに所属していた林晃孝さん２２歳と、西原季輝さん２１歳も犠牲となった。
もうやだ…。
１人だけかと思ったら、これからっていうときなのに。
２人と大学の友人だったという女性は、涙ながらに２人の思いを語った。
つらいですね。
楽しいはずのスキー旅行だったと思うんですけど。
すごい人当たりがいいので、すぐ友達になれちゃうようなタイプ。
こちらは、事故現場付近の地図です。
この黄色の線が、予定されていたルートなんですけれども、実際はこの赤いほう、松井田妙義インターから高速を使わずに、国道のほうに、突然変更されていました。
そして今回のツアーを企画したのが、このキースツアーです。
仲介業者を通じて、実際にバスを運行させたのが、このイーエスピーなんですけれども、もし行程表からルートを変更する場合には、このイーエスピーから、キースツアーのほうに連絡をする必要がありました。
しかしこの連絡がなかったことが分かりました。
どんな判断か分からないんですが、乗務員のほうで、何かしらの、もちろん、安全面もいろいろ考慮したうえで、言い方が悪いですけど、勝手に行程を変更したのかと思われます。
乗客・乗員１４人が死亡した今回の事故。
その責任の所在はどこにあるのか。
事故の原因究明のポイントの一つになりそうなのが、ルートの変更だ。
ＦＮＮが入手したツアーの行程表を見ると、事故が起こったのは、予定していたルートとは、違う場所であることが分かる。
行程表のルートでは、東京を出発したバスは、埼玉県の高坂サービスエリアで休憩後、東松山インターチェンジで高速道路を降り、一般道を通行。
その後、群馬県の松井田妙義インターチェンジで再び高速に乗り、目的地に向かうというもの。
しかし、乗客の証言は、この行程表とは異なっている。
どの辺で止まったかって覚えてらっしゃいますか？
上里のサービスエリアに１２時２０分に着いて、そこから２０分間、休憩がありました。
１２時２０分から４０分？
１２時４０分出発っていうことで。
バスは予定していた東松山インターチェンジを通過し、その先の上里サービスエリアで休憩したという。
さらに、行程表で予定されていた松井田妙義インターチェンジで高速に乗らず、予定とは違う、カーブの多い国道１８号の碓氷バイパスを通行中に、事故を起こした。
運転手の同僚は、このルート変更について。
高坂で行きますよね、入っていきますよね、私、経験あるんだけど、止める所がなくて、しょうがないから、上里だったら１００パー止められるんで、それで上里まで行くんですよ。
んで、上里まで行ったときは、藤岡で降りるんですね。
スキーツアーというのは、大体が高速料金がいくらっていうのが決まってるんで、練馬から、例えば、東松山、そして松井田妙義から佐久の金額と練馬から藤岡まで行く金額が、大体同じなんです。
すいているサービスエリアで休憩するため、そして高速代の帳尻を合わせるためではないかと推測。
しかも、みずからも経験があると話す。
バスの運行会社は。
報告があったかと、私は聞いたところ、報告はないと。
方角が違う方向に走るようなものではないので、あんまりこう、重く考えてなかったような。
しかし、会社が決めたルートを運転手が勝手に変えた場合、道路運送法違反に当たる可能性もある。
バス運行会社、イーエスピー。
実はおととい、行政処分を受け、保有するバス１台が２０日間業務停止となり、きょう、ナンバープレートが没収される予定だった。
処分の理由は、運転手の健康状態を把握していないなどというものだ。
当時、ハンドルを握っていた土屋さんと、交代要員の勝原さん。
今回、イーエスピーは、出発前にアルコールチェックを行い、２人の体調に問題はなかったと説明したが。
健康診断ですか？は、受けていませんでした。
受けてない？じゃあ会社として、例えば健康状態の把握はやはりしていなかったというふうに考えても？
はい。
今夜、きょう４回目の会見を行った旅行会社、キースツアーは。
運転手さんの健康管理とか。
それはバス会社が管理するものだと思っていたんですが、抜き打ちで監査に行ったりとか、調査したりとかっていうことが必要だったと、今思えばそう思います。
きょう夕方、警察はイーエスピーに、過失運転致死傷の疑いで家宅捜索に入った。
バスの運行や運転手の管理に問題がなかったか調べる方針だ。
いわゆるヘイトスピーチへの対応を定めた全国初の条例案が、大阪市議会で可決しました。
今後、ヘイトスピーチの被害に苦しむ人を一日も早く…。
大阪市議会で、傍聴席にいた男が突然カラーボールを議場に投げ込みました。
議会では、いわゆるヘイトスピーチを行った団体名などを公表する、全国初の条例案について、大阪維新の会の議員が賛成意見を述べている最中でした。
議会はいったん中断されましたが、議場を変えて再開し、条例案は可決されました。
ではニュースフラッシュです。
インドネシアの首都ジャカルタの爆弾テロ事件で、現場のビルから、日本人の幼稚園児３１人を避難させた教諭らが、当時の状況を証言しました。
全国のニュースでもお伝えしましたがいわゆる「ヘイトスピーチ」への対応を定めた全国初の条例案が、大阪市議会で可決されました。
大阪市議会では１５日、いわゆる「ヘイトスピーチ」を行った団体名などを公表する条例案について審議されましたが、大阪維新の会の議員が賛成意見を述べていたところ、傍聴席にいた男が突然、“カラーボール”を議場に投げ込みました。
これを受け、議会は一旦中断されましたが２時間半後に場所を変えて再開し条例案は可決されました。
「ヘイトスピーチ」の対応を定めた条例の制定は全国初となります。
去年、兵庫県尼崎市で自転車に乗った友人をバイクで押して電車と衝突させ死亡させたとされる少年について、家庭裁判所は検察に“逆送致”する決定をしました。
去年３月、尼崎市のＪＲ福知山線の踏切で、無免許でバイクに乗った少年
（１７）が自転車に乗った友人の山内美輝さん
（当時１６）を後ろから押して踏切に突っ込み、山内さんは電車にはねられ死亡しました。
これまでの調べで少年は、「山内さんが止まれると思っていた」と話していて、傷害致死などの疑いで神戸家庭裁判所に送致されました。
これを受け家庭裁判所は、少年が故意に犯行に及んだと認定し、「犯行は非常に危険なもので被害者の承諾はなかった」と指摘。
少年院送致ではなく、刑事裁判にかけるため神戸地検に逆送致する決定をしました。
2016/01/15(金) 23:58〜00:40
関西テレビ１
ＬＩＶＥ２０１６あしたのニュース＆すぽると！[字]
スキーバス転落１４人死亡▽突然奪われた若い命▽多くの謎…なぜルート変更
▽２４：１８〜 すぽると！／ジョーダン×田臥勇太▽バスケの神様独占取材
詳細情報
番組内容
【あしたのニュース】
景気・働き方・ライフスタイル…とかく「あした」が気になる、そんな世の中だからこそ「あしたのニュース」は常に「あした」のことを考えます。「このニュースであしたからの暮らしはどうなるのか？」にとことんこだわりながら、現場第一主義でその答えを探していきます。
【すぽると！】
金曜日のすぽると！は、スペシャル企画「マイケル・ジョーダン×田臥勇太」をたっぷりとお届けします。
番組内容２
バスケットボールの神様と呼ばれるジョーダン氏が去年来日した際、日本人唯一のＮＢＡ経験者・田臥勇太選手が日本のファン代表としてジョーダン氏に独占インタビューを敢行。田臥選手にとっても子供の頃からの憧れの存在。貴重な取材は緊張感に包まれる中、田臥選手が英語で神様の言葉を聞き出してくれました。滅多に見られないインタビューは必見です！
出演者
【あしたのニュース】
キャスター：
大島由香里（フジテレビアナウンサー）
木村拓也（フジテレビアナウンサー）〈月〜水〉
奥寺健（フジテレビアナウンサー）〈木・金〉
【すぽると！】
キャスター：
田中大貴（フジテレビアナウンサー）
宮澤智（フジテレビアナウンサー）
解説者：
江本孟紀
ジャンル :
ニュース／報道 – 定時・総合
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