（シータ）ラピュタの本当の姿をこの目で確かめたいんです。
（サッシャ）
今夜は第１弾…
…を放送します
（パズー）君が空から降りて来た時ドキドキしたんだ。
きっとステキなことが始まったんだって。
空に浮かぶ…
…へとつながって行きます
そして…
…などとっておき情報が満載
（朴）
ワ〜オ！
例えば…
え〜何それ！気になる気になる！
さらに！今回は…
詳しくは「金曜ロード」で検索
（警報音）
（ドーラ）ヘヘヘ…。
ああっ！海賊だ！襲撃だ〜！ゴホっゴホっ…。
（銃声）
（ムスカ）くい止めろ君は床にふせていたまえ。
（モールス信号の音）催涙ガスだ！ゴホっゴホっ…。
（シャルル）うぉ〜！
（ドアをける音）・何をグズグズしてるんださっさとけやぶらないか！・
（ルイ）クソっどこ行った…。
（ルイ）いた！ママ！いた！隠れてた！早く捕まえるんだよ！あ〜っ！ママ落ちるあぁ…。
あれだあの石だ！早く隣の部屋へ。
飛行石だよ！
（ドアをける音）
（シータ）ハッ！キャ〜〜！しまった！飛行石が！
（パズー）おじさん肉だんご２つ入れて。
めずらしく残業かい？うん今日はひさしぶりに忙しいんだ。
まだ仕事？うん。
ん…？何だろう？人だ！うわ〜っ！うわっ!!んっ！ん〜〜…！ハァ…。
（親方）・パズー！・
（親方）そこで何してやがるメシはどうした！親方！空から女の子が…。
（プシュ〜ッ！）クソっアチチ…。
あっ…。
親方空から女の子…。
（ピュ〜ッ！）クソ〜ボロエンジンめ！親方！女の子が…。
２番のバルブを閉めろ！アチチ…パズーレンチよこせ。
はい！
（ベル）手が離せねえお前やれ。
え？下の連中を待たすんじゃねえ。
はい！落ち着いてやりゃあできる。
はい！ブレーキ！ハッ！フ〜…。
（技師）どうかね？
（鉱夫）ダメでさぁ銀どころか錫さえねえ。
掘るだけムダか…。
東のほうへ掘ったほうがいいんじゃねえかな。
あっちは昔の穴だらけだ。
やり直すしかねえですね。
ハァ…あがってくれ。
そ〜れっ！
（プシュ〜ッ！）ボイラーの火をおとせ残業はなしだ。
こう不景気じゃひあがっちまう。
（親方）パズー！そのオンボロに油さしとけよ。
は〜い。
（シャルル）ダメだママ真っ暗で何も分からないよ。
ちゃんと探したんだろうね？しょうがない明るくなってから出直しだ。
あ〜〜…。
（ラッパの音）♪〜
（朝の曲）♪〜♪〜♪〜わっ！ハハハハ…。
やぁ気分はどう？わっこら待て待てったら…。
僕はパズーこの小屋でひとり暮らしをしてるんだ。
吹き終わったらあげる決まりなんだ。
わっ！あっウフフ…。
フフフフ…。
安心したどうやら人間みたいだ。
さっきまでひょっとすると天使じゃないかって心配してたんだ。
ありがとう助けてくれて私シータっていうの。
シータいい名前だね。
驚いちゃった空から降りて来るんだもん。
そうだわ私どうして助かったのかしら。
飛行船から落ちたのに…。
覚えてないの？うん。
フ〜ン…。
ねぇそれちょっと見せてくれる？これ？うん。
私の家に古くから伝わるものなの。
きれいな石だね。
ちょっと…。
んん…あれ？ムフフフ…。
見て！
（ガッシャ〜ン！）パズー！ヘヘ…やっぱりこのせいじゃなかったみたいだ。
わあっ！
（ドシ〜ン！）ああっ！ん〜…。
う〜っ…。
パズー…あっ！あ〜っ！うわぁ〜！ん〜…。
パズーしっかり！大丈夫？うんシータは？平気ごめん痛かった？ううん僕の頭は親方のゲンコツより固いんだ。
まあ…フフフ。
ハハハ…。
フフフ…。
あっそうだポットかけっぱなしだった。
おなかへってるだろ？ごはんにしよう。
あそこで顔洗えるよ。
タオルもあるから。
ありがとう。
ラピュタ…。
シータ！シータまだ？それ父さんが飛行船から撮った写真なんだ。
ラピュタっていう空に浮いてる島だよ。
空に浮いている島？うん伝説っていわれてたけど僕の父さんは見たんだ。
シャッター音その時撮った写真なんだよ。
『ガリバー旅行記』でスウィフトがラピュタのこと書いてるけどあれはただの空想なんだこれは父さんが描いた想像図。
今はもう誰も住んでない宮殿にたくさんの財宝が眠ってるんだって。
でも誰も信じなかった。
父さんはサギ師あつかいされて死んじゃった。
けど僕の父さんはウソつきじゃないよ。
今本物を作ってるんだ。
きっと僕がラピュタを見つけてみせる。
（車のエンジン音）ハッ！オートモービルだめずらしいな。
あの人達海賊よ。
えっ？飛行船を襲った人達だわ。
シータを狙ってるの？さあ…。
早くこっちへ！おはよう！
（ルイ）よう待ちな。
何？急いでんだから早く！女の子がこの辺に来なかったかい？昨日来たかな親方んとこのチビのマッジが。
こ…！行っちまえ！バイ！やっぱりシータを狙ってるんだ。
ルイ女の子の服だ！何？化けてたんだ！お前はママに知らせろ！あいよ！見かけねえなぁ。
（シャルル）かわいい子でね黒い髪のおさげをしてるんだ。
親方〜！親方〜！ちょうどあのぐらいの年頃でさ…。
うわっ！あっ！ん!?
（ルイ）アニキ〜！そいつだ！うお〜っ！わっ！あいつら海賊だ！この子を狙ってるんだ！
（マッジ）海賊？見る〜！それ以上寄るんじゃねえ。
渡してもらおう。
海賊か。
ドーラ一家だ。
（親方）帰んなここにゃ貧乏人しかいねえ。
おかみさん！
（おかみ）この隙に裏からお逃げ。
僕も戦う！相手は武器を持ってんだよ。
でも！いい子じゃないか守っておやり。
どうしてもどかねえか？男ならゲンコツで通れ。
おもしれぇ。
（アンリ）兄ちゃんやっちゃえ！ンンン〜…！ムンっ！やれダッフィ見せてやれ！ムムム〜…！ヘヘヘ…。
（ルイ）すげぇ…。
誰がそのシャツを縫うんだい？へっ？ほい！ヘッヘヘヘ…。
ヘヘヘ…。
ヘヘヘヘ…。
ハハハ…。
アニキ負けるな！うりゃ！と〜りゃ！イヒヒ…。
行け！行け！おい！そらよっと！私をだませると思うのかい。
追うんだ！へい！お〜い！乗って！いいぞ！
（機関士）パズー仕事さぼってデートか？悪漢に追われてるんだ！あぁ？
（クラクション）ドーラ一家だよ。
海賊かよおい！隣町まで乗せて警察に行く。
分かった！カマたき手伝え！うん！
（クラクション）ママ！
（クラクション）このバカ息子どもさっさとお乗り！えっ？だって女の子はあそこに。
裏口からとっくに逃げたよ出しな！
（ルイ）アニキ〜！
（親方）待ちやがれ〜！パズー来おったぞ！おじさんもっとスピード出ない？だいぶ年寄りだからな。
代わりな！おっと！わ〜っ！ママ落ちる〜！蒸気をあげろ！追いつかれるぞ！それ行け〜！シータこっちへ！カマたき頼む！はい！負けるな〜！わ〜っ！パズー！押せ！押しまくれ〜！そらっ！
（ブレーキ音）待て〜っ！逃がしゃしないよ！グズグズしないでこいつを谷底へ捨てるんだ！えっ？
（機関士）ハハハ…そ〜れつっ走れ！僕がやる。
ううんやらして。
よ〜いしょ！よ〜いしょ！お待ち！ヤツらだ…ママどうしよう？このまま引き下がれるかいすぐ出発だ！あぁ？
（警笛）いやこりゃおったまげた軍隊のおでましだ。
お〜い！この子達を保護してやってくれ。
海賊どもに追われとるんだ。
ハッ！シータ？さよなら！待て〜！どあっ！うわっ！シータ！止まれ！止まらんと撃つぞ！おわっ！あっ！装甲列車だ！かまうもんかつっこめ！ハッ！あっ！シータ！一体どうしたんだ！来ちゃダメ！あっ！どわっ！あ〜〜っ！あっ！うわっ！ああっ！
（ガッシャ〜ン！）
（アンリ）落ちるぞ！静かに！よ〜く見てな！あっ…！あ〜〜っ…。
キャ〜〜…。
おおっ！あっ…。
浮いてる…。
見な！飛行石の力だよ！やっぱりその石の力なんだ！すごいや！あっ！アハハ…。
大丈夫このまま底まで行こう。
すごい！欲しい！撃て〜！うわぁ！すばらしい！必ず手に入れてやる！あっ…消えてく…。
あ〜待ってくれ！シータが降りて来た時もそうだったよ。
入り口があんなに小さいや。
ひどい目にあってないかしら親方さんや機関士さん達。
大丈夫鉱山の男はそんなにヤワじゃないよ。
さぁ行こう出口を探さなきゃ。
この辺りは大昔から鉱山があったんで穴だらけなんだ。
はい。
うれしい！おなかペコペコだったの。
あとリンゴが１個にアメ玉が２つ。
まあ…パズーのカバンって魔法のカバンみたいね。
何でも出て来るもの。
ニヒっ。
ウフっ。
ゴンドア？ず〜っと北の山奥だね。
ええ…私父も母も死んじゃったけど家と畑を残してくれたので何とか１人でやっていたの。
その黒メガネ達にさらわれて来たの？ええ。
さっきの男もその１人？何者だろう？軍隊と一緒にいるなんて。
ドーラも黒メガネもその石を狙ってるんだね。
でもこの石に不思議な力があるなんて私ちっとも知らなかった。
ずっと昔から家に伝わって来たもので母が死ぬ時私にくれたの。
決して人に渡したり見せたりしちゃいけないって。
フ〜ン…。
僕ら２人とも親なしなんだね。
ごめんね私のせいでパズーをひどい目にあわせて。
ううん君が空から降りて来た時ドキドキしたんだ。
きっとステキなことが始まったんだって。
（ポム）小鬼だ小鬼がおる。
ポムじいさん！大丈夫とってもいい人だよ。
ポムじいさん！道に迷っちゃったんだ。
はて…パズーによく似た小鬼だ。
おまけに女の子の小鬼までおるわい。
僕達海賊に追われてるんだ。
ほぉ…。
軍隊にも追われてるんだ。
ほぉホッホッホッ…。
そりゃ豪儀だなぁ。
さぁおあがり。
ありがとう。
おじいさんず〜っと地下で暮らしてるの？ホッホッホッ…まさかなぁ。
ゆうべから石達が妙に騒ぎおってな。
こういう時に下におるのは好きじゃがな。
岩がざわめくの？ホッホッホッ…石達の声は小さいのでな。
あっ…。
ハッ！あっ…。
あっ…。
ああっ…。
すごい…。
パズー上を見て。
ああっ！さっきまでただの岩だったのに。
きれい…。
どれ見せてやるかな。
わぁ〜…。
消えちゃった。
この辺りの岩には飛行石が含まれているんだよ。
飛行石？この通り空気にふれるとすぐにただの石になってしまうがのう。
光ってる…。
こりゃあたまげた！あんたそりゃ飛行石の結晶じゃ！わしも見るのは初めてじゃ…。
どうりで石が騒ぐわけだ。
この石には不思議な力があるんです。
その昔ラピュタ人だけが結晶にする技を持っていたと聞いたがなぁ。
ラピュタ人…。
そいででっかい島を空に浮かばしたとな。
ラピュタは本当にあったんだねシータやっぱりあるんだよ！おじいさんその島は今もあるんでしょうか？ポムじいさん？すまんがその石をしまってくれんか。
わしには強すぎる…。
はい。
どうしたの？じいさん。
ウム…。
あ〜…。
わしのじいさんが言ってたよ。
岩達が騒ぐのは鉱山の上にラピュタが来とるからだとな。
そうかその時空にのぼればラピュタを見つけられるんだ。
シータ父さんはウソつきじゃなかったんだ！なぁ女の子さん…その…。
はい。
その石には強い力がある。
わしは石ばかり相手に暮らして来たからよう分かるんだが力のある石は人を幸せにもするが不幸を招くこともようあることなんじゃ。
はい。
ましてその石は人の手が作り出したもの。
その…気になってのう…。
そんなことないよ。
その石はもう二度もシータを助けてくれたじゃないか。
すごいぞラピュタは本当にあるんだ！行っちゃったよ。
船へ帰ろうよママ。
静かすぎる…こういう時は動かないほうがいい。
腹へったなぁ。
大丈夫だ行こう。
おじいさんありがとう。
気ぃつけてなぁ。
わぁ〜すごい雲！あの雲の峰の向こうに見たことのない島が浮いてるんだ。
やるぞ〜！きっとラピュタを見つけてやる！パズー。
ん？私まだ言ってないことがあるの。
私の家に古い秘密の名前があってこの石を受け継ぐ時その名前も私継いだの。
私の継いだ名はリュシータ。
リュシータ・トエル・ウル・ラピュタ…。
ラピュタ…。
そ…それじゃ…。
軍隊だ！走れシータ！地下へ逃げろ！ハッ！うわっ！動くな！何をする！キャ〜！パズー！離して！どわっ！パズー！パズー！パズー！収容しました。
てこずらせたな。
イテテ…。
開けろ！開けろ！シータ。
・分隊！整列！・んっんっん〜っ…。
うっ！ん〜…！んぐっんぐっんぐ〜…！うわっ！
（ドシ〜ン！）
（将軍）手ぬるい！あんな小娘しめあげればすぐ口を割るわい。
制服さんの悪いクセだ。
事を急ぐと元も子もなくしますよ閣下。
フン！初めから部隊が出動すればドーラごときに出し抜かれずにすんだのだ！閣下が不用意に打たれた暗号を解読されたのです。
何っ!?
（ムスカ）これは私の機関の仕事です。
閣下は兵隊を必要な時に動かしてくださればよい。
ムスカ！わしがラピュタ探索の指揮官だぞ忘れるな！もちろん。
私が政府の密命を受けていることもお忘れなく。
クソ〜特務の青二才が！
（鍵を開ける音）よく眠れたかな？パズーは？パズーに会わせて！流行りの服は嫌いですか？彼なら安心したまえあの石頭は私のより頑丈だよ。
来たまえ。
ぜひ見てもらいたいものがあるんだ。
入りたまえ。
ハッ！これは…。
すさまじい破壊力を持つロボットの兵隊だよ。
こいつが空から降って来なければ誰もラピュタを信じはしなかったろう。
うわ〜っ!!こいつは地上で作られたものではない。
この体が金属なのか粘土なのかそれすら我々の科学力では分からないんだ。
ここを見てくれ。
おびえることはないこいつは初めから死んでいる。
そこだ。
ハッ！同じ印が君の家の古い暖炉にあった。
この石にもね。
こいつは君の手にある時にしか働かない。
ああっ…。
石は持ち主を守りいつの日にか天空のラピュタへ帰る時の道しるべとして君に受け継がれたんだ。
そんな！私何にも知りません！石が欲しいならあげます私達をほっといて…。
君はラピュタを宝島か何かのように考えているのかね？ラピュタはかつて恐るべき科学力で天空にあり全地上を支配した恐怖の帝国だったのだ。
そんなものがまだ空中をさまよっているとしたら平和にとってどれだけ危険なことか君にも分かるだろう。
私に協力してほしい。
飛行石にラピュタの位置を示させる呪文か何かを君は知っているはずだ。
本当に知らないんです。
パズーに会わせて…。
私は手荒なことはしたくないがあの少年の運命は君が握っているんだよ。
えっ!?君が協力してくれるんならあの少年を自由の身にしてやれるんだ。
リュシータ・トエル・ウル・ラピュタ。
どうしてそれを…。
ウルはラピュタ語で王トエルは真。
君はラピュタの正当な王位継承者リュシータ王女だ。
うわっ！うっ！んがっ！イテっ…。
（兵士）出ろ。
あっシータ！パズーケガは？大丈夫だ。
君は？ひどいことされなかった？パズーくん君を誤解していた許してくれたまえ。
君がこの方を海賊から守るために奮戦してくれたとは知らなかったんだ。
シータ一体…。
パズーお願いがあるのラピュタのこと忘れて…。
何だって？ラピュタの調査はシータさんの協力で軍が極秘に行うことになったんだ。
君の気持ちは分かるがどうか手を引いてほしい。
シータ本当？だって…。
ごめんなさいいろいろ迷惑かけて。
ありがとうパズーのこと忘れない。
まさか…シータ約束したじゃないか！さよなら！シータ！待ってシータ！君も男なら聞き分けたまえ！シータ!!これはわずかだが心ばかりのお礼だ。
とっておきたまえ。
（ドアが閉まる音）思い出したまえこの石を働かせる言葉を。
約束さえ果たせば君も自由になれる。
（ドアが閉まる音）パズー…。
（泣き声）あ…。
ママパズーだよパズーが帰って来た！パズー！心配してたんだよあれっきり姿が見えなくなっちゃって。
（おかみ）あの子はどうしたんだい？もういいんだ…。
（おかみ）えっ？あっパズー！離せ！何をする！
（アンリ）騒ぐんじゃねえ！ちょっと借りてるよ坊や。
出てけ！ここは僕の家だぞ！えらそうな口をきくんじゃないよ。
娘っ子ひとり守れない小僧っ子が！何っ！こいつ金貨なんか持ってら。
やれやれ娘を金で売ったのかい。
違う！そんなことするもんか！その金で手を引けって言われたんだろうが。
シータがそうしろって言ったんだ！だから…。
…でいじけてのこのこ帰って来たわけかい。
それでもお前男かいえっ!?いばるな！お前達だってシータを狙ってるじゃないか！当たり前さね。
海賊が財宝を狙ってどこが悪い！おかしなのはあいつらだ。
なぜコソコソ娘をさらったりするんだ？お前あいつらがあの子を生かしておくと思うのかい？シータがそう言った？バ〜カ！お前を助けるために脅かされてやったに決まってるじゃないか。
（ルイ）よく分かるねママ。
だてに女を５０年やってるんじゃないよ。
泣かせるじゃないか男を助けるためのつれないしぐさ私の若い頃にそっくりだよ。
お前達も嫁にするんならああいう娘にしな。
（シャルル）へっ？ママのようになるの？あの子…。
（ベル）もったいない…。
（モールス信号の音）ヒヒヒ…暗号を変えたってムダだよ。
飛行戦艦を呼びよせたな。
（モールス信号の音）娘を乗せて出発する気だ急がないと手が出せなくなる。
出かけるよいつまで食べてるんだい！はいママ！シータをさらいに行くの？嫁はいらねえ飛行石さ。
石だけじゃダメだ！あの石はシータが持たないと働かないんだ。
おばさん僕を仲間に入れてくれないか？シータを助けたいんだ。
甘ったれんじゃないよ。
そういうことは自分の力でやるもんだ。
そうさ僕がバカじゃなくて力があれば守ってあげられたんだ。
ラピュタの宝なんかいらないお願いだ…。
ほっ泣かせる〜。
おだまり！はい！ん…？そのほうが娘が言うこと聞くかもしれないね…。
二度とここへは帰れなくなるよ。
分かってる。
覚悟の上だね？うん！４０秒で支度しな。
みんな元気で。
こいつをベルトにつなぎなお前達は本船でお待ち！すばらしい船だ！ムスカ娘は白状したか？もう少し時間がいります。
かまわん！空中でたっぷりしめあげてやれ。
夜明けとともに娘を乗せて出発だ！グズグズしてると夜が明けっちまうよ！シータ！泣き声
（祖母）それは困ったねぇ泣き声そうだシータいいこと教えてあげよう困った時のおまじないおまじない？そう古〜い古〜い秘密の言葉リテ・ラトバリタ・ウルスアリアロス・バル・ネトリールリテ…ア？「われを助けよ光よよみがえれ」という意味なのリテ・ラトバリタ・ウルスアリアロス・バル・ネトリールリテ・ラトバリタ・ウルスアリアロス・バル・ネトリール。
ハッ！ああっ！ああっ…あ〜っ！すばらしい！古文書にあった通りだこの光こそ聖なる光だ。
聖なる光？ああっ!!どんな呪文だ？教えろその言葉を。
おい。
ああ。
うわっ。
動いた〜！ロボットが…ロボットが生きています！もしもし！うわ〜っ！あっ…。
助けてくれ〜！化け物だ！動いてるぞ！火を消せ！ロボットだ！ロボットか？ここへ来る気か!?急げ！全員退避！退避〜！すごい！そうか！その光だ！聖なる光でロボットの封印がとけたのだ！ラピュタへの道が開けた。
来い！イヤ〜！キャ〜！飛ぶ気か!?うわっ！うわ〜っ！空を指してる…。
あの光の指す方向にラピュタがあるのだ。
まだか！早くしろ！爆薬を使う？バカ者！要塞をふっ飛ばす気か！ん!?もしもしもしもし…おいどうした！いいぞ。
つながりました！私はムスカ大佐だロボットにより通信回路が破壊された。
緊急事態につき私が臨時に指揮をとる。
ロボットは北の塔の少女を狙っている。
姿を現した瞬間をしとめろ。
砲弾から信管を抜け少女を傷つけるな。
急げ！早くしろ！撃てぇ！キャ〜!!やった〜！急げ〜！ペッチャンコだ！すげぇ！娘を捕らえろ！死んだか？おい起きろ！うっ…。
気を失ってるだけだ。
立て！う…動いた！ああっ！うわ〜っ！ハッ！どうしたんだいまるで戦だよ。
行こうおばさん！船長とお呼び！シャルルやもっと低く飛びな。
ハッ！ああ…。
やめて！もうやめて！お願い！
（ルイ）ママ！ゴリアテが動き始めた！このまま行くとあいつの弾幕に飛び込んじまう出直しだ！あそこだ！シータがいる！何!?どこだって？このまま真っすぐ飛んで！小さな塔の上にいる！女は度胸だ！お前達援護しな！シータ!!あっ！シータ今行く！パズー！おばさんもっと寄せて！うわっ！パズー！あっ！離して〜!!あ…。
キャ〜！シータ！わっ！おばさん!!パズー!!ああっ！ああっ…。
パズー!!上がれ〜!!うっ！最後のチャンスだすり抜けながらかっさらえ！はい！あっ！パズー！行くよ！よ〜し！どけ！しまった！シータ!!クソ〜ゴリアテ何をしてる！あっ!?煙幕か…。
ムスカロボットはどうした！破壊しました娘はあそこです。
何っ!?何をボヤボヤしとる火を消せ！追跡隊を組織しろ！聖なる光を失わない。
ラピュタの位置を示している。
将軍に伝えろ予定通りラピュタへ出発すると。
（泣き声）いいなぁ…。
信じられるか？あの子がママみたいになるんだぞ。
お前の谷だ。
まったくとんでもないムダ足だったよ。
ねっ。
おばさん僕達を船に乗せてください。
船長と言いな。
飛行石を持たないお前達を乗せて何の得があるんだい。
働きます。
ラピュタの本当の姿をこの目で確かめたいんです。
フン！宝はいらないとかラピュタの正体を確かめるとか。
海賊船に乗るには動機が不純だよ。
ママ連れてくの？変なまねしたらすぐ海にたたき込むからね。
うん！やった〜！掃除洗濯しなくてすむぞ！皿洗いもだ！イモの皮むきもなヤッホ〜イ！ヤッホ〜イ！やった〜！お前プディング作れるか？ええ。
俺なミンスミートパイが好きなんだ。
俺ねえ〜っとえ〜っとね…何でも食う！いいかげんにしな！まったくいつまでたっても子供なんだから…。
降りな。
あっ！キレだこの船キレがはってある。
壊すんじゃないよ。
わっ！グズグズしねえで狭いんだから。
早くしなこっちだよ。
グズは嫌いだよ。
（ルイ）お前はこっち。
パズー！とって食いやしないよおいで。
遊びに来たんじゃねえんだからな。
すごいエンジンだね。
どこへ行っちまったのかな？じっちゃん！じっちゃん！じっちゃんほら欲しがってた助手だ。
（老技師）でっけぇ声出すな！聞こえとるわい。
行けよママより怖いんだ気ぃつけろ。
狭くて手が入らねえ。
このパッキンだね。
名前は？パズー。
ほとんど真東だね？飛行石の光が指したのは。
間違いないだろうね？私のいた塔から日の出が見えました。
今は最後の草刈りの季節だから日の出は真東よりちょっと南へ動いています。
光は日の出た丘の左はしを指したから…。
いい答えだそっちはどうだい？ウンともスンとも言わねえです。
無線封鎖して行方をくらます気だね。
ママゴリアテのほうが脚が速いよどうするの？私らやつの風上にいるんだ貿易風をつかまえれば…。
これはね東洋の計算器だよ。
風力が１０と…。
何とかなりそうだ。
みんなよ〜くお聞き！・ゴリアテはすでにラピュタへ出発した・・本船はこれより追跡を開始する・・風をつかまえれば明日には接触できるはずだ・・やつを最初に見つけた者に金貨１０枚を出すよ！・１０枚!?・ラピュタがどんな島だろうがまっとうな海賊を慰めてくれる財宝ぐらいあるはずだ・さぁみんなしっかり稼ぎな！それっ！針路９８速力４０！そのなりじゃ何にもできゃしない…。
これを着な。
お前の持ち場だよ。
いい…。
食事は一日に５回だ水は節約するんだよ。
あ〜っ!!ハハハ…。
うわ〜っ！このバカどもさっさと仕事をしないか！うわぁ…。
んっ！
（ハンマーでたたく音）
（ノック）・はい・ごめんなさいごはんまだなんです。
飛行船の台所って初めてで。
あの何か？いい…。
え？いやいやヒマだから何か手伝おうかななんてな…。
まあありがとう。
じゃそのお皿しまってくださる？おやすいご…!?おめぇさっき腹が痛ぇって…。
俺ヒマなんだ何か手伝…!?あぁ？どけよ。
せめぇな。
何が腹痛だこの野郎！何か手伝おうか…あ〜っ！ドーラも変わったねぇゴリアテなんぞに手を出すとはよ。
勝ち目はねえぜ。
フン！ラピュタの宝だ無理もするさ。
ヘヘ…確かにいい子だよあの２人はな。
何が言いたいのさこのクソジジイ。
カタギに肩入れしてもよ尊敬はしてくれねえぜ。
何だって！いやほら王手だな。
こりゃうめぇなホントによ。
たまんねぇな。
あの…おかわりあるから。
はい。
おかわり！おかわり！
（ルイ）おい起きろ。
当直の時間だ。
持ってけ寒いぞ。
・見張り？・
（ルイ）・ああ・
（いびき）
（ルイ）う〜寒い！お前上だ。
うん。
交代だよ。
ありがてぇ。
あっ？シータ！う〜わっ！わっ！あ〜怖かった。
うわ〜きれい！シータ入りな。
・眠れないの？・・うん・・あったかい・・シータは後ろを見張って・・うん・パズー。
ん？私怖くてたまらないの。
・ホントはラピュタなんかちっとも行きたくない・・ゴリアテなんか見つからなければいいのにって思ってる・・じゃあ…・・ううん光の指した方向は本当・・でも…・・あのロボットのこと？・・かわいそうだったね・・おばあさんに教わったおまじないであんなことが起こるなんて…・・私他にもたくさんおまじないを教わったわ・・もの探しや病気を治すのや絶対使っちゃいけない言葉だってあるの・・使っちゃいけない言葉？・・亡びのまじない・・いいまじないに力を与えるには悪い言葉も知らなければいけないって・・でも決して使うなって・教わった時怖くて眠れなかった。
あの石は外へ出しちゃいけないものだったのよ。
だからいつも暖炉の穴に隠してあって結婚式にしかつけなかったんだわ。
・お母さんもおばあさんもおばあさんのおばあさんもみんなそうして来たんだもの・あんな石早く捨ててしまえばよかった。
違うよあの石のおかげで僕はシータに会えたんだもの。
石を捨てたってラピュタはなくならないよ。
飛行機械がどんどん進歩してるからいつか誰かに見つかっちゃう。
・まだどうしたらいいか分からないけど本当にラピュタが恐ろしい島ならムスカみたいな連中に渡しちゃいけないんだ・それに…今逃げ出したらずっと追われることになっちゃうもの。
でも私のためにパズーを海賊にしたくない。
僕は海賊にはならないよ。
・ドーラだって分かってくれるさ見かけよりいい人だもの・全部片づいたらきっとゴンドアへ送って行ってあげる。
見たいんだシータの生まれた古い家や谷やヤク達を…。
・あぁパズー…・・何だ？あれ・船の下ほらあれ！ゴリアテだ！真下にいるぞ！面舵！逃げろ〜！ムスカなぜ追わん！逃がすとやっかいだぞ。
雲の中ではムダ骨です。
手は打ちますどうせヤツらは遠くへは逃げません。
（ムスカ）航海は極めて順調ですよ。
予想より針路が北だった。
パズー時間がないよく聞きな。
・ゴリアテにふりきられたらおしまいだ・・お前は目がいい見張り台だけ雲から出して追跡する・どうすればいいの？その見張り台はタコになる中にハンドルがあるだろ？あった！・時計回しに回しな・・フックがかかったら上のハンドルを回せばつばさが開く・・開いたらワイヤを張りな操縦は体で覚えるんだ・シータそこにいるね？・はい・お前は戻っておいで。
・なぜ？・なぜってお前は女の子だよ。
あらおばさまも女よそれに私山育ちで目はいいの。
シータ。
お願い…パズーもそうしろって。
ハハハ…。
あがったら伝声管は使えないよ中に電話があるから…。
（ベル）電話ってこれねおばさま。
すげぇ…。
はいやってみますあげてください。
行くよ〜！いないわ。
雲の中へもぐってるんだ。
油断するんじゃない前にいるとは限らないよ。
はい。
わっ！キャ〜！しっかりつかまって！ううっ…。
どうしたんだ！突風です！大丈夫！ちょっとあおられただけです。
はい見張りを続けます。
怖い？ううん。
やり方が分かって来たよ。
少し荒れそうだ。
シータ僕のカバンからひもを出して。
え…ええ。
そいつで僕とシータをしばって。
はい。
水銀柱がどんどん下がってるよママ。
ついてないねこんな時にシケるなんて。
夜明けまでは？あと１時間。
夜が明ける。
パズーおかしいわ夜明けが横から来るなんて。
そうか僕らは東へ進んでるはずなんだ。
ブリッジ！えっ！北へ向かってるって!?コンパスは東を指してるよ。
風が変わったんだ流されて針路が狂っちまった。
見てあれ！どうしたんだいゴリアテかい!?雲です！ものすごく大きな！雲？こっちへ近づいて来るわ！空の城だ。
そいつは低気圧の中心だ風に船を立てな。
全速力！引きずり込まれるよ！どんどん引き寄せられてます！ふんばりな収容はできない！うわ〜!!舵が動かねえ！いつものくそ力はどうした！
（老技師）・ドーラ！・エンジンが燃えちゃうよ！泣き事なんか聞きたかないね何とかしな！雲から出るよ！シータ海だ！えっ？竜の巣だ！竜の巣？これが…。
父さんの言った通りだ向こうは逆に風が吹いている。
すぐそこに風の壁があるよ！
（シャルル）ママダメだ吸い込まれる！男が簡単にあきらめるんじゃないよ！ブリッジ！ラピュタはこの中だ！何だって!?父さんは竜の巣の中でラピュタを見たんだ！バカな！入ったとたんにバラバラにされちまうよ！パズー！あそこ！ハッ！このクソ忙しい時に！行こうおばさん父さんの行った道だ。
父さんは帰って来たよ。
よ〜し！行こう竜の巣へ！あっ！あっ！
（将軍）ウム？うぉ〜やったぞ！本艦も危険です退避します。
このまま進め。
はぁ？
（ムスカ）光は常に雲の渦の中心を指している。
ラピュタは嵐の中にいる。
聞こえないのかこのまま進むんだ必ず入り口はある。
行くよシータ！ええ！ハッ…。
（鳥のさえずり）ん…ハッ！シータシータ大丈夫？見て。
ラピュタ…？うん。
あっ！あっごめん！待ってうんとキツく結んじゃったの。
手がふるえて…。
わっ！やった〜！ハハハハ…。
ハハハハ…。
うわ〜!!フフフ…。
フフフ…。
ハハハハ…。
ハハハハ…。
（鳥のさえずり）鳥がいる。
みんなどうしたかしら…。
あっ…。
（ロボットの足音）シータの出迎えかな？でも私飛行石持ってないわ。
ナイフで切ろう。
（電子音）何をする！待って。
お願いそれを壊さないでそれがないと帰れなくなるの。
（電子音）ヒタキの巣だわ。
このために？
（ヒタキの鳴き声）よかった卵が割れてなくて。
人を怖がらないね。
（電子音）おいでって。
言葉が分かるの!?そんな気がするだけ。
うわ〜！あ〜！町だ。
建物の中のはずなのに…。
（鳥の鳴き声）シータあの空！ええ。
立派な町だったんだ。
科学もず〜っと進んでいたのにどうして…。
お墓だね。
ほってある字が読めるといいんだけど。
花が供えてある。
あなたがしてくれてるの？ハッ…パズー！さっきのロボットじゃない！ず〜っと前に壊れたんだ。
あっ…。
きっと園丁のロボットなんだ。
人がいなくなってからもず〜っとここを守ってたんだね。
あ…お墓に供える花をつんで来てくれたの？ありがとう。
君ひとりぼっちなの？ここにはもう他のロボットはいないのかい？
（キツネリスの鳴き声）
（電子音）ハハハ…。
（電子音）ちっともさみしくないみたいだね。
友達もいるしヒタキの巣を見回ったりもしなきゃならないし。
（爆発音）
（鳥の鳴き声）
（爆発音）こっちだ！裏側はくずれてたんだ！タイガーモス号がやられてる。
おばさま達大丈夫かしら。
（爆発音）シータあそこ！あっ！みんな捕まってるわ！海賊はすぐしばり首だ。
助けなきゃ。
行こう！町への突入口が開きました。
ごらんください中は宝の山です。
な…なんと…あぁ…！すげぇ…。
どうだ欲しいか？お前らにはたっぷりナワをくれてやるわい。
本国にラピュタ発見の報告をしたか？これからです。
せいぜい難しい暗号を組むんだな。
こら〜！ネコババするな〜！
（ムスカ）バカどもにはちょうどいい目くらましだ。
すごい木の根。
シータは木登り平気だよね。
行けそうだ。
わっ！
（爆発音）ひどいことするなぁ。
あの人達が上の庭へ行ったら…。
シータ飛行石を取り戻そう。
ここをヤツらから守るにはそれしかないよ。
なぜ雲が晴れたのか気になってたんだ。
こんなふうにならなければヤツらは上陸できなかったはずなんだ。
私のおまじないのせい…。
ムスカの言った「封印がとけた」ってこれなんだよきっと。
もうこの城は眠りからさめてるんだ。
嵐に乗って飛行石を持つ者を迎えに来たんだよ。
このままではムスカが王になってしまう。
略奪よりもっとひどいことが始まるよ。
でも飛行石を取り戻したって私どうしたらよいか…。
あの言葉…。
あの言葉って…。
亡びの…まさか！ハッ！下から回れる。
先に跳ぶよ。
うん。
うわっ！ああっ…！
（ムスカ）・この辺りだ・《神様…！》これだ。
おおっ！
（石がきしむ音）あの小僧だ！え〜い！しまった！撃つな捕らえろ！ああっ！これはこれは王女様ではないか。
シータ！クソ〜！うっ！大佐！何事ですか！海賊の残りだもう１匹その足元に隠れているぞ。
（兵士）はっ！捜せ！シータ！待ってろ！パズー！手投げ弾を持って来い！パズー達かな？
（爆発音）何？屁？違う！将軍閣下はあちらです。
衛兵集まれ！急げ！おばさん。
シータが捕まったんだ僕は助けに行く。
ナワを切るから逃げて。
うまく逃げてね。
これ！お待ち。
持ってきな。
あっ…ありがとう。
急に男になったねぇ。
何だと！ムスカが無線機を全部ぶっ壊しただと!?
（士官）はっ！艦内が手うすになった隙をつかれました。
当直の兵数名が重傷です。
大佐は下部の黒い半球体の中です兵が目撃しました。
青二才め本性をあらわしよったな…。
兵を集めろ！スパイ狩りだ！小隊集まれ！こら！早くしろ！抵抗する場合は射殺してかまわん！入り口を探せ！大佐ここは一体…。
ラピュタの中枢だ上の城などガラクタにすぎん。
（ムスカ）ラピュタの科学はすべてここに結晶しているのだ。
お前達はここで待て。
あっ大佐！大佐！ここから先は王族しか入れない聖域なのだ。
何だこれは…。
木の根がこんな所まで。
一段落したらすべて焼き払ってやる。
来たまえこっちだ。
クソ〜！あった！これだ！ここもか！あっ！クソ〜！あった！おおっ！見たまえこの巨大な飛行石を。
これこそラピュタの力の根源なのだ。
すばらしい！７００年もの間王の帰りを待っていたのだ。
７００年？君の一族はそんなことも忘れてしまったのかね。
黒い石だ伝承の通りだ。
（虫の羽音）ハッ！あぁ…ヒィ〜！読める！読めるぞ！あなたは一体誰？私も古い秘密の名前を持ってるんだよリュシータ。
私の名はロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ。
えっ!?君の一族と私の一族はもともと１つの王家だったのだ。
地上に降りた時２つに分かれたがね。
ヒビひとつ入ってないぞ。
ただの石じゃないな。
爆薬をありったけ仕掛けろ！
（ムスカ）・閣下そんなことをせずとも入れますよ・ムスカ！どこにいる！わっ！うわ〜っ！うわ〜っ!!うわっ！
（ムスカ）・さぁ何をためらうのです中へお進みください閣下・えいっ！来い！閣下に続け！
（将軍）続け〜！な…何だここは…。
ムスカ出て来い！
（ムスカ）・お静かに・
（将軍）あ…何のまねだ？言葉をつつしみたまえ君はラピュタ王の前にいるのだ。
貴様正気か？これから王国の復活を祝って諸君にラピュタの力を見せてやろうと思ってね。
シータ！
（ムスカ）見せてあげようラピュタのイカズチを。
シータ！うわっ！うわ〜っ！うわっ！旧約聖書にあるソドムとゴモラを亡ぼした天の火だよラーマヤーナではインドラの矢とも伝えているがね。
全世界は再びラピュタのもとにひれ伏すことになるだろう。
すばらしいムスカ君君は英雄だ大変な功績だ。
（銃声）あれ？あれ？君のアホづらには心底ウンザリさせられる。
あっ！こいつ…！みんな逃げて！あ〜っ！死ね!!うわ〜〜!!ハッハッハッ…！あの化け物だ！いっぱいいるな…。
みんな逃げるよ！フラップターを調べな！ママ飛べるよ！
（ルイ）早く逃げようよ！静かに！声をたてるんじゃないよ。
何をグズグズしとるんだいあの２人は。
置いてっちまうよ。
私をあまり怒らせないほうがいいぞ。
ああっ！当分２人っきりでここに住むのだからな。
ハハ…さっさと逃げればいいものを。
（ムスカ）ハハハ…私と戦うつもりか。
うっ！うわ〜っ！あっ！ロボットだ！わっ…うわっ！シータ！あっ！すばらしい！最高のショーだと思わんかね。
ほう…。
ハハハ…見ろ！人がゴミのようだ！ハハハハ…。
何をする！ああっ！クソ〜！返したまえいい子だからさぁ！お願い！開いて！あっ！ハハハ…どこへ行こうというのかね。
開いて!!シータ！
（ムスカ）ハハハハ…。
・シータ！・パズー…パズー!!・シータ!!・パズー！・シータ！・・シータ！・あっパズー！シータ！今行く！クソ〜！下がって！早くこれを！ムスカが…急いで！海に捨てて…！あっ！シータ！
（銃声）うわっ！その石を大事に持ってろ！小娘の命と引きかえだ！
（カチッ！カチッ！）
（銃声）立て！鬼ごっこは終わりだ！終点が玉座の間とは上出来じゃないか。
ここへ来い！これが玉座ですって？ここはお墓よあなたと私の。
国が亡びたのに王だけ生きてるなんてこっけいだわ。
あなたに石は渡さない。
あなたはここから出ることもできずに私と死ぬの。
今はラピュタがなぜ亡びたのか私よく分かる。
ゴンドアの谷の歌にあるもの。
「土に根をおろし風と共に生きよう」。
「種と共に冬をこえ鳥と共に春を歌おう」。
どんなに恐ろしい武器を持ってもたくさんのかわいそうなロボットを操っても土から離れては生きられないのよ！
（銃声）ラピュタは亡びぬ何度でもよみがえるさ。
ラピュタの力こそ人類の夢だからだ。
（銃声）次は耳だ。
ひざまずけ！命ごいをしろ！小僧から石を取り戻せ！・待て〜!!・石は隠した！シータを撃ってみろ石は戻らないぞ！パズー来ちゃダメ！この人はどうせ私達を殺す気よ！小僧娘の命と引きかえだ石のありかを言え！それともその大砲で私と勝負するかね？シータと２人っきりで話がしたい。
来ちゃダメ！石を捨てて逃げて！３分間待ってやる。
パズー！シータ落ち着いてよく聞くんだ。
あの言葉を教えて。
僕も一緒に言う。
僕の左手に手をのせて。
おばさん達のナワは切ったよ。
時間だ答えを聞こう！ん？バルス！バルス！うっ！うわ〜っ！ああ〜っ!!ああっ目が…目が〜!!あぁ…目が…ああ〜っ！ママくずれるよ！しかたない脱出！急ぎな！早く！ママ見て！カマの底が抜ける！シータいい子だったのに…。
亡びの言葉を使ったんだ。
あの子達はバカどもからラピュタを守ったんだよ。
ん…!?
（シャルル）くずれが止まった！飛行石だ！とびっきりでっかいやつだよ！のぼって行く！木だ！あの木がみんな持ってっちまう！追うんだ！重い！みんな降りな！
（ルイ）そんなムチャな。
シータ。
パズー。
まあ…。
木の根が僕達を守ってくれたんだ。
ワイヤを張れば大丈夫だ。
行くよ。
ええ。
何してるんだいちっとものぼらないじゃないか！無理だよこんなに乗ってるんだもの。
おっと！え…？シータだ！
（一同）シータだ！
（シャルル）生きてらぁ！
（老技師）小僧だ！お〜い！ヤッホ〜！よかった〜！おばさま！よく生きてたねぇ。
みんな無事だった？無事なもんかい！わしのかわいいボロ船が…トホホホ…。
メソメソするんじゃないよもっといい船造りゃいいんだ！かわいそうに…。
髪の毛を切られるほうがよっぽどつらいさ。
おばさま痛い…。
ごめんよ。
情けないじゃないか。
さんざん苦労してこれっぱかしさ。
ニヒヒヒ…。
何しろ時間がなくてよ。
ハハハハハ…。
『君をのせて』あの地平線輝くのはどこかに君をかくしているからたくさんの灯がなつかしいのはあのどれかひとつに君がいるからさあでかけようひときれのパンナイフランプかばんにつめこんで父さんが残した熱い想い母さんがくれたあのまなざし地球はまわる君をかくして輝く瞳きらめく灯地球はまわる君をのせていつかきっと出会うぼくらをのせて父さんが残した熱い想い母さんがくれたあのまなざし地球はまわる君をかくして輝く瞳きらめく灯地球はまわる君をのせていつかきっと出会うぼくらをのせて
（サッシャ）
来週は…
…をする女の子
私キキです。
こっちは黒猫のジジ。
2016/01/15(金) 21:00〜23:34
読売テレビ１
金曜ロードＳＨＯＷ！「天空の城ラピュタ」宮崎駿監督が描く不朽の名作！[解][字][デ]
２週連続冬もジブリ第一弾！ジブリの巨匠・宮崎駿監督が描く不朽の名作！いつまでも心に残る冒険物語！話題の“滅びの言葉・バルス”の瞬間、データ放送に何かが起こる！？
詳細情報
おしらせ
▽金曜ロードＳＨＯＷ！公式ホームページ「金曜ロードシネマクラブ」では「天空の城ラピュタ」幻の別タイトルとは…！？など
ジブリ作品をより楽しめる、驚きの情報満載の特設サイトを開設！
放送中はシーンに合わせて作品を解説するシーンガイドも実施します！
フェイスブックやツイッターも！
詳しくは「金曜ロード」で検索！！
番組内容
ある夜、渓谷の炭坑で働く少年・パズーのもとに空から女の子が“降ってくる”。その少女・シータは、謎の黒メガネの男たちと空中海賊のドーラ一家に追われ、空高く飛ぶ飛行船から逃げてきたという。翌朝、シータの命を救った不思議なペンダントを狙うドーラたちがシータを探してパズーの暮らす小屋へ乗り込んでくる。パズーとシータは空賊の目を盗んで渓谷を走る鉄道に飛び乗るが、そこに国防軍の装甲列車が現れ…！？
出演者
＜パズー＞田中真弓
＜シータ＞横沢啓子
＜ドーラ＞初井言榮
＜ムスカ＞寺田農
＜ポムじいさん＞常田富士男
＜将軍＞永井一郎
＜親方＞糸博
監督・演出
【監督・原作・脚本】
宮崎駿
音楽
久石譲
ジャンル :
映画 – 邦画
映画 – アニメ
映画 – その他
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード（ステレオ）
主音声ステレオ
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード（ステレオ）
副音声ステレオ
サンプリングレート : 48kHz
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